【ガッカリ映画】ムービーマービーアワード2020「ぜったい面白い映画大賞」結果発表 PART.3 |ガッカリは期待の裏返し?色んな意味2020年最も話題になった映画は?
■【配信ベスト映画】ムービーマービーアワード2020「ぜったい面白い映画大賞」結果発表 PART.1
■【注目している映画人】ムービーマービーアワード2020「ぜったい面白い映画大賞」結果発表 PART.2
■【ぜったい面白い映画】ムービーマービーアワード2020「ぜったい面白い映画大賞」結果発表 PART.4
読者の皆様と共に毎年ベストな1本を決める最もユーザーフレンドリーな映画賞「ムービーマービーアワード」!
1月12日から約1ヶ月の間、たくさんの読者の方から応募を頂きました。2020年ベスト映画、ガッカリ映画、配信ベスト映画、注目している映画人という部門で投票して頂きましたが、その結果を振り返っていきたいと思います!
第3回目は「ガッカリ映画」をお届けします!
★「ガッカリ映画」
「素晴らしかった!」「感動した!」という絶賛を受ける映画が存在する裏には「つまらなかった」「ガッカリした」という評価を下される作品も、もちろん存在する。万人が面白いと感じる映画は存在しないわけだが、とりわけ多くの人をガッカリさせてしまう映画というのも当然明らかになってくる。
今回、ムービーマービー読者から寄せられたアンケートには数多くの作品がガッカリ映画としてあがったが、その中でも特に多くの人をガッカリさせたのは以下の作品たちだった。
1.『キャッツ』
2.『TENET/テネット』
2.『ワンダーウーマン1984』
4.『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』
5.『新解釈・三国志』
6.『窮鼠はチーズの夢を見る』
7.『ランボー ラスト・ブラッド』
2020年ガッカリ映画の玉座を不運にも手にしてしまったのはトム・フーパー監督作品『キャッツ』世界中で愛されるミュージカルの映画化として大いに期待された同作だが、ぶっちぎりでの票を集めてしまった。
「猫のビジュアルのエグさ」
「CG合成の精度が高くない。オリジナルが良いだけに残念。」
「ミュージカル映画も好きで、キャッツも好きで期待が高まっていただけに、あの仕上がりにはガッカリでした。」
という声が寄せられた。特にビジュアルについては映画の予告編が公開された段階でかなり評判が悪かったが、映画が公開されてもそれが覆ることはなく、それどころか評判はますます下落してしまった。
俳優陣の演技やパフォーマンスは賞賛を集めてはいるものの、やはり物語とグロテスクすぎるビジュアルが大バッシングを浴びているのが現状だ。ラジー賞も4部門受賞。その評判の悪さは、もはやオスカーの授賞式で、出演者自身がネタにする程だ。
やはり元のミュージカル舞台は人気があるだけに、作品の出来に納得できないファンが多く、今回のガッカリ映画第1位となった。
2位は同率で2作品が入った。『TENET/テネット』と『ワンダーウーマン1984』である。どちらの作品もコロナ禍で大作映画の公開延期が相次ぐ中、劇場公開に踏み切り、ある意味で劇場の救世主的作品である。『TENET/テネット』に関してはベスト映画にもノミネートされているが、こちらでもランクインしてしまった。
「全く入り込めなかった。話がよく分からなかった」
「正直途中で寝そうになった」
など、ストーリー設定の難解さが魅力であると同時に大きなネックとなってしまった。ちなみに日本では興収20億円を突破するなど、大ヒットを記録した。
2020年のトリを飾った映画とも言える『ワンダーウーマン1984』もガッカリ映画票が多く寄せられた作品。
「面白くなかったわけではないが、期待を超えるほどではなかった」
「カッコイイ女性!というPRがされがちな作品だが女性の都合の良さが描かれていて色々引っかかる」
などの声が寄せられた。既にシリーズ3作目の製作決定が報じられているワンダーウーマン。なお本作はアメリカでは配信サービスHBO Maxでの公開も劇場公開と同じタイミングで始まった。そういう意味でも大きな注目を集めていた作品だった。
「ガッカリ映画」と言うと聞こえは悪いかもしれないが、裏を返せばそれだけ期待が高かった作品ということの裏返し。そういう意味ではある意味「ベスト映画」よりも語りがいのある、多くの話題を提供してくれた愛すべき映画たちであることには違いない。
■共感シアター「ムービーマービーアワード2020 ぜったい面白い映画大賞 結果発表スペシャル」放送決定!
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【日程】
2021年2月23日(火・祝) 20:00~20:45
【配信先】
共感シアター:https://bals.space/theater/176/
【出演者】
瀬田ミナコ(MC/女優)
梅崎慎也(ムービーマービー編集部)
大西D(共感シアター・ムービーマービーライター)
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