【まとめ】コロナの影響で公開延期された主な作品
全世界的に猛威を振るっているコロナウイルス。イタリアでは遂に死者の類型が5000人を突破。爆発的感染の舞台は今や中国から欧州に移った。オリンピックの延期も検討されるなど様々な影響を及ぼしているが、もちろん映画業界も例外では無い。既に2020年公開予定だった多くの目玉作品の公開が延期された。今回、ムービーマービーではコロナウイルスの影響で公開延期が発表された主な作品をリストアップ。以下、そのリストになる。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
コロナウイルスの影響で公開延期が発表された最初の作品。ジェームズ・ボンド映画25作目にしてダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる最後の作品。当初の公開は4月を予定していたが、11月に延期が発表された。幸か不幸か、アカデミー賞前哨戦シーズンに公開を迎えることになった。発表された新しい公開日は下記の通り。
イギリス:11月12日
日本:11月20日
アメリカ:11月25日
『ムーラン』
毎年Box Officeを賑わせるディズニー実写化映画の目玉として3月の公開を予定していたが、公開延期が決定。一度は3月27日に公開日が設定されたものの、その後ディズニーが米国での公開を無期限延期を発表。日本では4月17日に公開が予定されていたが、5月22日に公開日が変更。それでも米国の動向次第では再び延期になる可能性も否めない。
『2分の1の魔法』
同じくディズニーだが、こちらはピクサーのアニメ映画。米国では既に公開されているものの、興行成績は振るわず。加えてアメリカの映画館の大半が閉鎖したことにより、大きなダメージを受けている。日本での新しい公開日は発表されていない。
『ニュー・ミュータンツ』
数年前から製作がされており、コロナウイルスの影響は関係なしに、既に何度も何度も公開延期がされていてようやく公開かと思われたが、再び公開延期が発表された。この映画を観ることが出来る日は来るのだろうか・・・新しい公開日は発表されていない。
『クワイエット・プレイス PARTⅡ』
当初は全米公開を3月20日に予定していたが、公開延期が発表された。新しい公開日は決まっていないが、2020年内の公開を目指しているという情報が入っている。監督のジョン・クラシンスキーも声明文を出したことで話題に。日本での公開は5月を予定していたが、こちらも延期が発表された。新しい公開日は発表されていない。
『ブラック・ウィドウ』
5月1日に日米同時公開が予定されていたが、こちらも延期に。マーベル・シネマティック・ユニバースのフェーズ4の幕開け作品として期待されていただけに落胆の声は大きい。なお、公開は無期限延期で、新しい公開日は決まっていない。なお、MCUはドラマ作品の製作もストップしており、今後のシリーズに及ぼす影響も大きいかもしれない。
『ワイルド・スピード/ジェット・ブレイク』
シリーズ9作目の本作も公開延期が決定。ただし、他の作品と異なる点としては新しい公開日が明確に設定されていることで、2021年4月2日全米公開を予定している。日本での公開日は発表されていないが、おそらく2021年の同じく4月頃になると思われる。
『ミニオンズ フィーバー』
近年話題のスタジオ、イルミネーションの看板キャラクターの映画。当初は7月3日に公開日が設定されていたが、イルミネーションが閉鎖されている関係もあり公開延期が発表。日本でも7月17日に公開が予定されていたが、こちらも延期される見通しだ。なお新しい公開日は発表されていない。
他にも公開延期が発表された作品はあるが、軒並み新しい公開日が決まっていないものが多い。アメリカでは映画館が閉鎖されるなど、未だに終息の気配が見えない状況だ。なお、唯一大手メジャーの中でワーナー・ブラザースは作品の公開延期を発表していない。既に『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』は公開されているし、同じくDCコミック映画の『ワンダーウーマン1984』、クリストファー・ノーラン監督最新作『テネット』も公開延期は発表されていない。
ただし、あくまでも現時点での公開延期が発表されていないだけで、今後公開延期が発表される可能性は大いにある。実際、アメリカは映画館が閉鎖している状況で、各スタジオは劇場公開から間もないタイミングでデジタルリリースに踏み切っており、『ワンダーウーマン1984』にしてもアメリカではデジタルリリースで発表される可能性もあるのではないかと噂されている。更にややこしいのがアメリカでそのような処置が取られた場合、日本ではどういう形で公開されるのかという点だ。
映画業界に暗い影を落とし続ける新型コロナウイルス。1日も早く安心して映画館に足を運べる状況になることを願わずにはいられない。