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ドラマ『深夜食堂』7年ぶりの新シーズン放送へ!小林薫が外国人特派員協会で会見「再会は奇跡に近い」

 

全世界シリーズ累計発行部数900万部を突破する安倍夜郎の同名コミックを原作に、2009年の放送開始以来、世界190カ国での配信や海外リメイクなど国内外で親しまれてきたドラマ『深夜食堂』。前作から7年ぶりにキャスト・スタッフが再集結した新シリーズが、2026年10月20日(火)よりMBS・TBS「ドラマイズム」枠ほかにて放送開始される。これに先立ち、9月24日(木)に公益社団法人 日本外国特派員協会(FCCJ)にて記者会見が開催され、主演の小林薫が登壇した。

2009年からマスター役を演じ続けてきた小林薫が、7年ぶりとなる新作の撮影秘話や作品への想い、海外での反響について語った会見の一問一答は以下の通り。

Q:海外で人気が出た理由はどう思いますか?
小林:「実感としてはあまりないのですが、2009年でドラマの放送をしたときに、1〜2話が出てすぐ、海外では海賊版で観られていると聞いて、とてもびっくりしました。その国の字幕が出ているものが出回っているようで、それは僕の経験ではなかったことなので、海外の方にもウケているんだなと驚きました。」

Q:7年ぶりの新シーズンということで、やると聞いた時の率直な気持ちと、撮影に入る前にブランクを感じたか?
小林:僕たち演者も噂も出なかったので、突然再開すると聞いて嬉しい驚きでした。「深夜食堂」に関しては予算の都合もあって、スタジオをどこにするかが毎回大変なテーマなんです。映画スタジオを借りると高いので(笑)、倉庫をスタジオ代わりにしてセットをつくりあげているので、スタッフの方もたくさん探されたと思います。1月の末に撮影をスタートしたので、えらい現場が寒かったのを覚えています。ただ、僕らキャストもスタッフもブランクを感じさせない現場でして、あのセットの中に入ると時間を忘れて、和気藹々とやれましたし楽しかったです。

Q:このブランクの間にコロナ禍があって、深夜食堂で描かれているようなあたたかみのある食事ができませんでしたが、小林さん自身は「食の体験」をどう感じられていますか?
小林:コロナ禍には、カウンターのお店は1席ずつあけてくださいというような指示もあって、今回「深夜食堂」が再開するにあたって、コロナ禍で店を再開するというシーンがあって、アクリル板が立っていた景色が懐かしいねという人もいて、「こういう素材だった」とか色々なリアクションがありましたね。人って懐かしんだりするもんだなと思っていました。「深夜食堂」のドラマの話だけではないですが、親しい人と外で会えなくなるというのは寂しいことだと思うので、事態が落ち着いて、ドラマが再開できことは嬉しいことだなと思いますね。

Q:「小腹も心も満たします」というコピーがありますが、小林さんとして何かもうひとつ足したい、満たされるものはありますか?
小林:「小腹も心も満たします」に尽きるんだろうなと思います。常連客がよく集まるようなお店である過剰なサービスではなくて、引き算が効いているマスターでして、何かそれ以上満たすものを持っているかと言われるとない気がします。

Q:今回のシーズンでの特徴的な、バージョンアップした事は何ですか?
小林:年齢がアップしました。7年分歳を取っていますので…。(笑)その年をとった分、改めてみなさん愛すべき人だなという思いが強くなったと思います。

Q:映画は台湾でもたくさん観られ、その年の「コナン」よりも人気でした。そのような反響に関してどう思いますか?
小林:風習とか食事に関しても異なると思うのですが、逆に海外の皆さんに聞きたく、日本の狭いところで、肩が触れ合いそうな場所で他人と食事するという感覚はあまり海外の方はお持ちではないと思うのですが、「深夜食堂」のドラマが海外でも受け入れられていて、不思議だなと思っています。

Q:7年ぶりに演じるということで、今回マスターを演じるにあたってどんな気持ちで演じようと思ったか?
小林:今回に限らず、どこか奇跡のようなものに支えられている気がします。最初に松岡監督に相談して、彼が映画のスタッフを連れてきてくれたんですね。今回集まったスタッフはいわゆる地上波の大きなテレビ局に属しているわけではないので、あまり見返りがなかったのにも関わらず引き受けていただけて、フードコーディネーター飯島奈美さんも含めて、スタッフが素晴らしいなと思います。この予算ではかなわないような奇跡的なスタッフが集合したんだなと思っています。皆さんがつくりたい、こういうドラマがやりたいという方向が一致していて、これが奇跡に近いんじゃないかなと改めて思いました。

Q:台湾の観客にメッセージをお願いします。
小林:台湾の皆さんの応援ありがとうございます。台湾の女優さんがゲスト出演される回もありますので、お楽しみにされてください。

Q:それぞれのエピソードに出てくる食事はどのように選ばれるのか?
小林:原作のコミックから監督が選んで、シナリオライターも含めて一緒に打ち合わせを重ねるようなのですが、僕はそこに参加していませんが、そういう過程を経て、各話の食べ物は決まっているみたいです。

Q:深夜ドラマという枠を超えて、人気がでて、何かあたたかさのあるものを提供しているような作品だと思います。ただ、7年経ち、日本も社会の空気は変わりました。どのように世の中に受け入れられていくと思っているのか、受け入れられてほしいという気持ちがあるのか小林さんの中でありますか?
小林:同感します。憩いの場というか、ホッとする場所が空間的になくなっていくなと思います。最近はお店に入ると、QRをかざして注文ができて、人を解さなくても注文できますよね。時代が進んでいくと致し方ないのかなと思います。ただ、インバウンドの方々がゴールデン街に観光地として好んで行かれるということです、時代の趨勢と真逆のところにいくのは、人間の心理としてあるのかなと思います。「深夜食堂」は色々な人に支えられているという幸せを感じているので、観てくださる皆さんにも感じていただきたいなと思います。地方に行くと「私のお店が深夜食堂のモデルになっていませんか?」と言われることがあるんですが、取材したことはなくて(笑)、そういうお店が増えていっていると嬉しいなと思いますね。

Q:「深夜食堂」に出てくる一番人気な食事は?
小林:お金がかかっているものは人気ですが(笑)今回のシリーズでは皆さんいくらが出たりすると盛り上がってましたね(笑)。

Q:小林さんにとって「食」とは?
小林:食に対する考えは変わってきたなと思います。もう高級なものを求めたりというのは無くなりましたね。家族で皆で食卓でつまめるもの、食材とかで手に入りにくいもの、地方の特産が手に入ったら皆でそれを食べたいね、という気持ちが強くなりましたね。

Q:小林さん自身は料理されますか?そして上手ですか?
小林:料理を作るかどうか聞かれることがありますが、奥さんと一緒につくったりはしますね。僕自身はお酒を嗜むので、おつまみは自分で作ったりします。上手かと言われると自信はないです。(笑)

Q:マスターの顔の傷の理由は明かされることはあるのでしょうか?
小林:みなさんに明かしてしまったらつまらなくなるなと原作者の先生は思っているんじゃないかなと思います。なので、僕はあの傷の理由が明かされることはないんじゃないかなと思っております。

ドラマ『深夜食堂』
10月20日(火)スタート(ドラマイズム枠)

【放送情報】
MBS:毎週火曜 24:59~25:29
TBS:毎週火曜 25:26~25:56
CBC:毎週火曜 25:20~25:50
RKB:毎週火曜 25:28~25:58
HBC:毎週火曜 25:29~25:59
SBS:毎週火曜 26:30~27:00
tbc:毎週火曜 25:00~25:30
RCC:毎週火曜 25:55~26:25
BSN:毎週火曜 25:30~26:00
TUT:毎週火曜 24:59~25:29
RSK:毎週火曜 26:25~26:55
SBC:毎週火曜 24:59~25:29

【キャスト】
小林薫、不破万作、綾田俊樹、安藤玉恵、宇野祥平、須藤理彩、小林麻子、吉本菜穂子、金子清文、中山祐一朗、山中崇、前田亜季、谷村美月、篠原ゆき子、平田薫、吉見幸洋、高橋周平、野嵜好美、光石研、松重豊、余貴美子、オダギリジョー

【スタッフ】
原作:安倍夜郎「深夜食堂」(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載中)
監督:松岡錠司、山下敦弘、小林聖太郎、横浜聡子、吉田亮
脚本:真辺克彦、向井康介、小嶋健作、大島まり菜
制作プロダクション:アミューズクリエイティブスタジオ、ギークピクチュアズ
コピーライト:© 2026安倍夜郎・小学館/「深夜食堂6」製作委員会