(3月31日更新)コロナの影響で公開延期になった作品
新型コロナウイルスが猛威を振るい続けている。全世界の感染者数はいよいよ70万人になる勢いで、死者は3万人を超えた。日本でもお笑いタレントの志村けんが新型コロナウイルス肺炎で他界するなど、大きな悲しみをもたらしている。もちろん映画界にも大きな影響を及ぼしている。前回このムービーマービーで発表した公開延期作品リストにさらにいくつかの作品が加わることになった。以下、そのリストである。
◆既に公開延期が発表されている作品
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
『ムーラン』
『2分の1の魔法』
『ニュー・ミュータンツ』
『クワイエット・プレイス PARTⅡ』
『ブラック・ウィドウ』
『ワイルド・スピード/ジェット・ブレイク』
『ミニオンズ フィーバー』
※前回記事はこちら
◆新たに発表された公開延期作品
『ワンダーウーマン1984』
2020年最も公開を期待されていた映画。ここまで大手メジャースタジオでは唯一、公開延期を発表していなかったワーナー・ブラザースだが、遂に公開延期という決断を下した。日本での公開ももちろん延期。新しい公開日だが、アメリカでの新規の公開日は「8月14日」と発表されているが、この公開日も今の状況次第ではいくらでも変わってくるだろう。日本での新しい公開日はまだ発表されていない。
『ステップ』
今週末に公開が設定されていた山田孝之主演の映画『ステップ』も土壇場で公開延期が正式にアナウンスされた。子供向けアニメではない、全国的に公開される実写邦画の公開延期が発表されたのは初めてのケース。これを機に邦画の公開延期発表がで始めるかもしれない。新しい公開日は発表されていない。
『デッド・ドント・ダイ』
『ステップ』と同じく今週末公開予定だったジム・ジャームッシュ監督の新作ゾンビ映画の公開延期が決定。鬼才ジャームッシュがゾンビ映画を手がけるとして大きく話題になっていたが、こちらも土壇場での公開延期が決まった。なお、新しい公開日は発表されていない。
『モービウス』
ソニーはいくつかの作品の公開延期を発表。そのうちの一つ、スパイダーマンのスピンオフ『モービウス』は7月31日全米公開予定だったが、公開延期が正式に発表された。新たな公開日は2021年3月19日と発表されている。また、同じくスパイダーマンのスピンオフである『ヴェノム2』にも影響を与えると言われている。
『ゴーストバスターズ/アフターライフ』
ジェイソン・ライトマンが監督し、ビル・マーレイが復帰するシリーズ最新作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の公開も延期に。本来であれば7月10日に全米公開予定だったが、2021年3月5日に公開延期が正式に決定した。
日本でも先週末は遂に首都圏の多数の映画館が営業休止に追い込まれるなど、大きな影響を及ぼしている新型コロナウイルス。私たちが安心して映画館に足を運べる日はいつ戻ってくるのか。1日も早い事態の収束を願わずにはいられない。