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岩井俊二監督の伝説的傑作『スワロウテイル 4Kリマスター』9月4日公開!入手困難だったメイキング・ドキュメンタリー『円都』がYouTubeで期間限定・無料公開決定

『Love Letter』『リリイ・シュシュのすべて』『キリエのうた』など数々の傑作を世に送り続ける映画監督・岩井俊二。1996年9月14日の公開から30年の時を経て、監督完全監修のもと4Kリマスター&Dolby Atmos化された伝説的傑作『スワロウテイル 4Kリマスター』(配給:ポニーキャニオン)が、2026年9月4日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開される。この度、本作の公開を記念し、舞台裏を描いたメイキング・ドキュメンタリー『円都』がYouTubeにて期間限定・無料公開されることが決定し、あわせて岩井俊二監督のオフィシャルインタビュー、新規場面写真7点と『円都』本編写真が解禁となった。

今回無料公開が決まった『円都』は、公開直後の1996年10月にVHSで発売された後、初回限定生産DVD『スワロウテイル 特別版』やBlu-rayの初回限定特典DVDとしてのみ世に出た貴重な作品。これまで配信が行われておらず、現在は入手・視聴困難となっていた幻のドキュメンタリーだ。

本作では、三上博史、Chara、伊藤歩、江口洋介、渡部篤郎といった豪華キャスト陣のインタビューをはじめ、岩井俊二監督、音楽を手掛けた小林武史、撮影の篠田昇、美術の種田陽平らスタッフ陣の証言、さらに撮影当時のメイキング映像をもとに多国籍都市“円都(イェンタウン)”を再構築。「もうひとつの『スワロウテイル』」とも呼ぶべき本作の裏側が克明に描き出されている。配信は8月31日(月)17:00から9月18日(金)23:59までの期間限定となる。

また、解禁された新規場面写真では、フェイホン、グリコ、アゲハ、リョウ・リャンキ、ランといった登場人物たちを中心に、鮮やかによみがえった4Kリマスター映像の印象的なシーンが切り取られている。

解禁された岩井俊二監督のオフィシャルインタビュー全文は以下の通り。

Q、企画の成り立ちについて
テレビドラマ『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』が終った 1993年の9月くらいからだいたい二か月で初稿を書いたんです。だから実は『Love Letter』の話が来る前に考え始めていた企画になります。『undo』『PICNIC』もその後に撮ったので、『スワロウテイル』はかなり最初から頭にあった作品です。だから意外にも第一作の『Love Letter』がもともとテレビ用の企画を映画にしてほしいと請われて「急遽作らなくてはいけなかった映画」だったのに対して、『スワロウテイル』は「もともと作りたかった映画」なんですね。製作当時は円が90円台を推移している最も円高の時代だったので、おかげさまでロサンゼルスで編集ができました。 今回はそれから30年を経て、円のパワーについては全く状況が変わってしまったなかでの4K リマスター版公開というわけです。

Q、日本語、中国語、英語など、移民的な言語が飛び交うことについて
『スワロウテイル』でこだわった点はまさにその「言語」で、割と日本映画って外国語の会話の表現がおざなりだったでしょう?たとえば片方が英語を話して字幕が出て、片方が日本語を話している(笑)みたいなおかしな表現が昔はざらにありましたよね。一方で、今では考えられないのだけど、90年代って日本の若い観客が公然と「あ、邦画は観ません」と言っている時代で、ちょうど日本酒やウィスキーが不人気な時代があったように邦画が好まれなくなっていた。逆にシネ・ヴィヴァンみたいなミニシアターで字幕付きのヨーロッパ映画を観るのはカッコいい、みたいな時代だったから、そこはもう逆手に取ってクレジットタイトルも英語だし、外国語の会話の部分もちゃんとリアルにやる、ということを徹底しましたね。

Q,キャスティングについて
三上博史さんは、自分的には大好きだった寺山修司の『草迷宮』の主演者でもあり、90年代はいわゆるトレンディ・ドラマのスターだったので、ぜひご一緒したい人だった。だから実は初稿があがった段階で読んでいただいていたんですが、でも「こういう企画はなかなか実現が難しいんじゃない?」って言っていましたね。 CHARA さんはもともと僕がファンとしてCDを買ったりしていたんですが、『FRIED DRAGON FISH』のエンディングに曲を使わせてもらって、当時彼女がCMにも出始めていたので、それならぜひ映画に出てほしいと思ったんです。それで『スワロウテイル』の前に一度映画を経験してもらおうと思って『PiCNIC』を撮った。 伊藤歩さんは、実は『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』のオーディションで真っ先に会った子なんですが、ちょうどその頃頭にあった『スワロウテイル』前段階の殺し屋と少女アゲハの話に凄くぴったりだ、とインスピレーションが働いて「ぜひアゲハを演ってほしい」と思ったんです。ただ『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の少女ではないかなと思ったら、次に入って来たのが奥菜恵で、こちらにもピンと来てすぐ起用を決めたんです。だから不思議なこともあるもので、この時のオーディションは、なんとこの二人にしか会っていないんですよ。ただ『スワロウテイル』で伊藤歩さんに再会した時は、このオーディションのことは覚えていませんでしたが(笑)。渡部篤郎さんの場合は、東海テレビの『愛の天使』という帯ドラマを観ていたら、「この昼メロであまりにも異質な演技をする人がいる」と気になって来まして(笑)、オファーしたんです。

 

『スワロウテイル 4Kリマスター』
2026年9月4日(金)よりTOHOシネマズ日比谷他 全国公開

出演:三上博史、Chara、伊藤歩、江口洋介、アンディ・ホイ、渡部篤郎、山口智子、大塚寧々、桃井かおり
プロデュース:河井真也
脚本・監督:岩井俊二
音楽:小林武史
主題歌:”Swallowtail Butterfly ~あいのうた~” YEN TOWN BAND(プロデュース:小林武史 ボーカル:Chara)
原作:『スワロウテイル』岩井俊二著(角川文庫/KADOKAWA刊)
撮影:篠田 昇
照明:中村裕樹
美術:種田陽平
CGディレクター:原田大三郎
配給:ポニーキャニオン
日本初公開日:1996年9月14日/148分/日本/カラー コピーライト:©SWALLOWTAIL PRODUCTION COMMITTEE
■公式サイト:https://swallowtail4k.jp
■メイキング『円都』YouTube(※9月18日23:59まで):https://youtu.be/9q0klxHTKVA