【第39回東京国際映画祭】新たなフェスティバル・ディレクターに久松猛朗氏が5年ぶりに復帰
公益財団法人ユニジャパンは4月14日、東京国際映画祭の新たなフェスティバル・ディレクターとして久松猛朗氏が就任することを発表した。あわせて、安藤裕康チェアマンが5月31日付で退任することも明らかになった。久松氏は2017年3月から2021年3月まで同職を務めており、今回5年ぶりの復帰となる。
安藤チェアマンは2019年7月の就任以降、東京国際映画祭のメイン会場移転やプログラマーの再編、交流ラウンジなどを通じた国際交流の促進など、さまざまな改革を推進してきた。映画祭の発展に大きく貢献してきた節目での交代となる。なお、安藤氏はこのたびフランス政府より芸術文化勲章オフィシエを授与され、4月15日に駐日フランス大使による叙勲式が行われる予定だという。
安藤チェアマンはコメントで、7年間の在任中に取り組んできた課題として「作品と人を通じる国際交流の深化」「社会的課題との取り組み」「人材の育成」「開催地元との協力関係の強化」の4点を挙げた。そのうえで、観客動員数、予算収入、海外ゲスト数の増加といった一定の成果に触れつつ、「東京国際映画祭はまだまだ発展途上にあり、更なる高みを目指していかなければなりません。新しいリーダーシップの下で皆様方のご支援、ご協力を賜りますよう、切にお願い申し上げる次第です」としている。
新たにフェスティバル・ディレクターに就任する久松氏は、「この度、5年ぶりに東京国際映画祭のフェスティバル・ディレクターを拝命致しました。この重責を再び担う機会を頂いたことを大変光栄に思います」とコメント。前回の在任中には「アートとエンターテインメントの調和」を掲げ、多様な上映作品やイベントを通して祝祭感のある映画祭を目指し、動員数の増加にも貢献したと振り返った。さらに現在、政府がコンテンツ産業を重要な成長分野と位置づけ支援を強化している状況に触れ、「本映画祭もその一翼を担い、映画産業の文化的価値の深化と商業的発展の双方に貢献していきたい」と意欲を示している。
久松氏は1954年、山口県下関市生まれ。松竹、ワーナー系企業などで宣伝、興行、営業、経営に携わり、2017年度から2020年度まで東京国際映画祭のフェスティバル・ディレクターを務めた。現在はマイウェイムービーズ合同会社代表を務めている。豊富な映画業界経験を持つ人物の再登板によって、東京国際映画祭がどのような新たな展開を見せるのか注目される。
第39回東京国際映画祭は、2026年10月26日から11月4日までの10日間開催。あわせてTIFFCOM 2026は10月28日から10月30日まで開催される。東京から映画の可能性を発信し、多様な世界との交流に貢献するというミッションのもと、新体制での映画祭がスタートする。
開催概要
【第39回東京国際映画祭】
開催期間:2026年10月26日(月)~11月4日(水)
主催:公益財団法人ユニジャパン
公式サイト:www.tiff-jp.net
【TIFFCOM 2026】
開催期間:2026年10月28日(水)~10月30日(金)
主催:経済産業省、総務省、公益財団法人ユニジャパン
公式サイト:tiffcom.jp











