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【カンヌ国際映画祭】是枝監督ら日本人監督作品が三本もコンペ部門入り!カンヌで愛された名匠たちの作品も多くコンペ入りで「作家主義」への回帰へ

文:大西D(ヒカセン兼業ライター)

第79回カンヌ国際映画祭の出品作品が発表された。最高賞のパルム・ドールを競うコンペティション部門には日本人監督作品が3作品、ラインナップに名を連ねた。

カンヌ国際映画祭で出品作品が幾度も賞を受賞している是枝裕和監督の『箱の中の羊』がコンペ部門入りを果たした。綾瀬はるかとお笑いコンビ「千鳥」の大吾が主演の本作は、亡き息子の姿をしたヒューマノイドを受け入れた夫婦の物語。是枝監督は原案・脚本も務めている。過去に何度もカンヌで賞を受賞している是枝監督作品だけあって注目だ。

箱の中の羊

『ドライブ・マイ・カー』で脚本賞を受賞し、日本映画初のアカデミー賞作品賞候補入りを果たした濱口竜介監督の新作『急に具合が悪くなる』もコンペ部門入り。パリを舞台に同じ響きの名前を持つ二人の女性の邂逅を描いた作品だ。ポール・ヴァーホーヴェン監督作品『ベネデッタ』で主演を務めたビルジニー・エフィラと、『ウルヴァリン:SAMURAI』に出演したTAOこと岡本多緒が出演している。

コンペ入りした日本作品の三本目は深田晃司監督の『ナギダイアリー』。平田オリザの「東京ノート」に着想を得て、岡山県奈義町を舞台に新たな物語として映画を作った。主演には松たか子を迎えている。深田監督も『淵に立つ』がカンヌの「ある視点部門」で審査員賞を受賞している。

他にはペトロ・アルモドバル、アスガー・ファルハディ、クリスティアン・ムンジウ、ネメシュ・ラースロー、パベウ・パヴリコフスキなど、過去にカンヌ国際映画祭で賞を受賞したことがある名匠たちの新作が、コンペティション部門に名を連ねた。

一方でコンペ以外の部門を含めても、今年はハリウッド大手スタジオの作品はほぼ0。ニコラス・ウィディング・レフン、ロン・ハワードの作品が上映予定だが、今年はより作家主義的な作品が多く上映されることになりそうだ。

第79回カンヌ国際映画祭は5月12日~23日で開催予定。今年の審査員長は『復習者に憐れみを』のパク・チャヌクが審査員を務める。

コンペティション部門出品作品は以下の通り。

『Bitter Christmas』ペドロ・アルモドバル監督
『Parallel Tales』アスガー・ファルハディ監督
『A Woman’s Life』シャルリーヌ・ブルジョワ=タケ監督
『The Black Ball』ハビエル・カルボ&ハビエル・アンブロッシ監督
『Coward』ルーカス・ドン監督
『The Dreamed Adventure』ヴァレスカ・グリーゼバッハ監督
『急に具合が悪くなる』濱口竜介監督
『The Unknown』アルチュール・アラリ監督
『Another Day』ジャンヌ・エリー監督
『箱の中の羊』是枝裕和監督
『Hope』ナ・ホンジン監督
『ナギダイアリー』深田晃司監督
『Gentle Monster』マリー・クロイツァー監督
『Our Salvation』エマニュエル・ムレ監督
『Fjord』クリスティアン・ムンジウ監督
『The Birthday Party』レア・ミシウス監督
『Moulin』ネメシュ・ラースロー監督
『Fatherland』パヴェウ・パヴリコフスキ監督
『The Man I Love』アイラ・サックス監督
『The Beloved』ロドリゴ・ソロゴイェン監督
『Minotaur』アンドレイ・ズビャギンツェフ監督

※タイトルは英語タイトル