『落下の王国 4Kデジタルリマスター』幻の映像美が甦る――予告編＆ムビチケ特典解禁！

2025.09.19

映画『落下の王国』が4Kデジタルリマスターでスクリーンに帰ってくる。2008年の日本公開以来、国内では配信されることなく“幻”とされてきたカルト的ファンタジー大作が、11月21日（金）より全国公開されることが決定した。あわせて予告編と場面写真、そしてムビチケカード特典の詳細が解禁された。

監督は『ザ・セル』で鮮烈なビジュアル世界を築いたターセム。構想26年、撮影期間4年をかけて完成させた本作は、CGに頼らず13の世界遺産・24ヵ国以上で撮影された“本物”の映像美で、まるで万華鏡を覗き込むような幻想世界を描き出す。物語の中心にいるのは、事故で重傷を負ったスタントマンの青年ロイと、入院中の少女アレクサンドリア。彼が語り始める冒険譚が、現実と幻想を交錯させながら広がっていく。

今回のリマスター版では、劇場公開時にカットされたシーンが追加され、より濃密な没入体験を実現。デヴィッド・フィンチャーやスパイク・ジョーンズといった名匠が製作を後押しし、さらにアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した故・石岡瑛子が衣装を担当。赤を基調に扇子の髪飾りをあしらったエヴリン姫のドレスをはじめ、民族文化を取り込んだ唯一無二のデザインが、時を超えてスクリーンを彩る。

解禁された予告編では、ベートーヴェン「交響曲第7番」の旋律に合わせて展開する壮大な映像世界が、観る者を一瞬で物語へと誘い込む。さらに場面写真には、インド・パンゴンツォ湖やチャンド・バオリの階段井戸など、異世界に迷い込んだかのような情景が収められている。

あわせて解禁されたムビチケカード特典＜第1弾＞は、本作の劇中シーンを切り取った4種類のポストカード。購入者にはランダムで1枚が付属し、9月19日（金）から上映劇場や通販サイトにて販売が開始される。数量限定のため早めに手に入れたい。

『落下の王国 4Kデジタルリマスター』
2025年11月21日（金）より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ渋谷宮下、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国公開

【ストーリー】
時は1915年。映画の撮影中、橋から落ちて大怪我を負い、病室のベッドに横たわるスタントマンのロイは、自暴自棄になっていた。そこに現れたのは、木から落ちて腕を骨折し、入院中の5才の少女・アレクサンドリア。ロイは動けない自分に代わって、自殺するための薬を薬剤室から盗んで来させようと、思いつきの冒険物語を聞かせ始める。それは、愛する者や誇りを失い、深い闇に落ちていた6人の勇者たちが、力を合わせて悪に立ち向かう【愛と復讐の叙事詩】―。