狂気と妄執に憑かれたイタリアン・ホラー屈指の異常作『笑む窓のある家』4K修復版が日本初公開決定!
1976年にイタリアで公開され、“異常作”として長らく語り継がれてきたプピ・アヴァティ監督作『笑む窓のある家』が、4K修復版としてついに日本初公開される。公開は11月21日(金)からシネマート新宿ほか全国順次。あわせて日本版オリジナルポスター、予告編、場面写真が解禁となった。
本作は、北イタリアの田舎町を舞台に、狂死した画家が残したフレスコ画に秘められた恐るべき謎をめぐるサイコ・ホラー。絵画修復師ステファノ(リノ・カポリッキオ)が教会で不気味なフレスコ画の修復に取りかかるが、その背後で禁忌とされた画家の過去や殺人事件が次々と浮かび上がる。惨劇が頂点に達するラスト4分は、「観る者を絶望に突き落とす」と評されるほどの衝撃を誇る。
公開当時は注目を浴びることなく、長年「知る人ぞ知る」作品として扱われてきたが、21世紀に入り再評価が進行。『ホステル』のイーライ・ロス監督が「ジャンルにおける最高傑作の一本」と絶賛し、英国映画協会(BFI)の「イタリアン・ゴシック・ホラーの傑作10選」にも選ばれている。さらに、2025年7月に開催された第29回ファンタジア国際映画祭(モントリオール)で修復版が上映され、再び大きな注目を集めた。
監督のプピ・アヴァティは文芸作品でも知られる名匠だが、本作では心理的恐怖を静かに積み重ね、不安と焦燥を煽る映像表現で観客を狂気と妄執の深淵へと引き込む。ダリオ・アルジェントやルチオ・フルチ作品とは異なるベクトルにある“異色のイタリアン・ホラー”だが、いま見直すとジャンルの傑作群に匹敵する存在感を放っている。
今回解禁された予告編では、呪われた画家レニャーニの絵画、廃屋に描かれた赤い唇、衝撃的な拷問描写や絶叫シーンが次々と映し出され、「遂に封印を解かれた伝説のサイコ・ホラー、日本初公開」というコピーと共に観客を圧倒。最後は“笑む窓のある家”の不気味な姿で締めくくられている。
『笑む窓のある家 4K修復版』
11月21日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開
【ストーリー】
狂死した画家が遺したフレスコ画に秘められた恐るべき謎とはー
北イタリアの田舎町。絵画修復師のステファノ(リノ・カポリッキオ)は、教会内のフレスコ画の修復にやってきた。「聖セバスティアヌスの殉教」を模した不気味な画は、“死に際を描く画家”と称され、20年前に狂死したブオノ・レニャーニが描いたものだった。ステファノの友人アントニオは、町では禁忌とされているレニャーニとフレスコ画の関係を秘かに調査していたが、何者かによって殺害されてしまう。全ての謎を解くカギは、生前アントニオが口にした“笑む窓のある家”に秘められていた・・・。
監督・脚本:プピ・アヴァティ
音楽:アマデオ・トンマーゾ
出演:リノ・カポリッキオ、フランチェスカ・マルチャーノ
1976年|イタリア|カラー|イタリア語・モノラル|アメリカン・ヴィスタ|DCP|上映時間111分|日本語字幕:ネルソン聡子
提供:是空/TCエンタテインメント
配給: インターフィルム
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