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ウォルト・ディズニー・ジャパンは、映画『トロン：アレス』の最新予告映像とUS版ポスターを公開した。シリーズ最新作は、10月10日（金）に日米同時公開される。

1982年に公開された『トロン』は、長編映画として初めて本格的にCGを導入した作品として知られる。現実世界のプログラマーがコンピューターの中へ入り込み、デジタル世界でゲームに挑むという設定は斬新で、映像体験は“革命”と呼ばれた。ジェームズ・キャメロンやジョージ・ルーカスら多くの監督に影響を与え、ピクサー創設者ジョン・ラセターも「『トロン』がなければ『トイ・ストーリー』は生まれなかった」と語っている。2010年には続編『トロン：レガシー』が公開され、ダフト・パンクが手掛けた音楽とネオンを基調とした映像美が話題を呼んだ。その後もゲームやテーマパークのアトラクションに展開され、現在も人気を保ち続けている。

最新作『トロン：アレス』では、これまでとは逆にAIプログラムが現実世界に現れる。実体化技術によって生まれた人型AI兵士アレス（ジャレッド・レト）は、優れた知能と身体能力を持ち、倒されても再生可能という存在。制御不能となったAIが暴走を始めるなか、アレスは現実世界でプログラマーのイヴ（グレタ・リー）と行動を共にする。予告映像では「殺せと命じられたのに」という意味深なセリフもあり、アレスの真の目的が焦点となる。

映像には、赤いレーザーが現実を侵食していく場面や、AI兵士たちの戦闘、飛行マシンの登場、爆破シーンなどが盛り込まれている。音楽は『ソウルフル・ワールド』でアカデミー賞を受賞したトレント・レズナー＆アッティカス・ロスのコンビが担当。彼らが手掛けるテクノロック調のサウンドが映像に速度感を与えている。

同時に公開されたUS版ポスターには、シリーズに登場する巨大な飛行マシン“レコグナイザー”が迫り来る姿が描かれており、作品の緊張感を象徴している。

監督は『パイレーツ・オブ・カリビアン／最後の海賊』や『マレフィセント２』を手掛けたヨアヒム・ローニング。シリーズを通じて描かれてきた「デジタルと現実の交錯」が、今回新たな形で提示されることになる。

『トロン：アレス』
10月10日(金)日米同時公開

【ストーリー】
AIプログラムを実体化する画期的な発明によって開発された、ＡＩ兵士のアレス。“彼”は圧倒的な力とスピード、優れた知能を持ち、倒されても何度でも再生可能という、まさに史上最強の兵士だった。だが、現実世界で人間を知ったアレスにある“異変”が起きる。やがて、制御不能となったAIたちは暴走を始め、デジタル世界が現実世界を侵食していく。果たして、アレスの驚くべき目的とは…？

監督：ヨアヒム・ローニング
キャスト：ジャレッド・レト
原題：『Tron:Ares』
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