MOVIE MARBIE

リュック・ベッソン監督の代表作『グラン・ブルー 完全版』が、4Kリマスターで劇場に帰ってくる。公開は8月29日（金）より角川シネマ有楽町ほか全国順次。今回の発表にあわせて、新たなポスタービジュアルと本予告編、場面写真3点が一斉解禁された。

1988年にフランスで公開された『グラン・ブルー』は、フリーダイビングを題材に、海に魅せられた男たちとひとりの女性の姿を描いた青春映画。監督が29歳のときに手がけ、フランス国内で1000万人以上を動員する大ヒットとなった。若者たちの圧倒的な支持を集め、“Grand Bleu Generation”という言葉を生んだ社会現象的作品である。

物語の主人公は、伝説のダイバー、ジャック・マイヨールをモデルにしたジャック（ジャン＝マルク・バール）。少年時代に出会ったエンゾ（ジャン・レノ）と再会し、フリーダイビングの大会で競い合うことになる。情熱的に勝負へ挑むエンゾに対し、海と心を通わせるように潜る孤高のジャック。ふたりの関係は、やがて恋人ジョアンナ（ロザンナ・アークエット）との間にも影響を及ぼし、ジャックは人間世界と海のあいだで葛藤するようになっていく。

今回公開される4Kリマスター版では、静かな深海にひとり潜っていく姿と「あなたはまだ本当の海の青さを知らない」というコピーが印象的な新ポスターが登場。さらに本予告では、地中海のまばゆい光や静寂に包まれた深海の映像美とともに、ジャックとエンゾ、ジョアンナの関係が繊細に描かれる。エリック・セラによる音楽も、映画の世界観をより一層引き立てている。

ムビチケ前売券（オンライン）は6月20日（金）より発売。購入者特典として、イルカと人が寄り添う旧ビジュアルを使用した特製スマホ壁紙がプレゼントされる。

『グラン・ブルー 完全版』は、これまでにさまざまなバージョンが劇場公開され、今なお多くのファンに愛され続ける不朽の名作。今回の4K化によって、かつての観客はもちろん、初めて観る人にも“本物”の青が届くはずだ。

『グラン・ブルー 完全版 4K』
8月29日(金) 角川シネマ有楽町ほか全国順次公開

監督：リュック・ベッソン
脚本：リュック・ベッソン、ロバート・ガーランド
音楽：エリック・セラ
出演：ロザンナ・アークエット、ジャン＝マルク・バール、ジャン・レノ
配給：KADOKAWA
©1988 GAUMONT
公式サイト：http://movies.kadokawa.co.jp/le-grand-bleu/