映画『ヤジと民主主義』山﨑裕侍監督が第74回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞！

2024.02.28

芸術の分野で優れた業績をあげた方たちに贈られる文化庁の「第74回芸術選奨文部科学大臣賞」に、映画『ヤジと民主主義〜警察が排除するもの〜』で知られる山崎裕侍監督が放送部門にて大臣賞を受賞した。今年度、文部科学大臣賞が23名と1組、文部科学大臣新人賞が23名が受賞。贈呈式・祝賀会は、3月12日に都内のホテルで行われる。山崎監督は、昨年の5月にHBC 北海道放送にて放送されたドキュメンタリー「閉じ込められた女性たち」の放送とこれまでの「民主主義シリーズ」や核のごみの報道などが評価されての受賞となった。

贈賞理由：「閉じ込められた女性たち～孤立出産とグレーゾーン～」は、「望まない出産」に追い込まれた一人の女性を、胎児殺害の刑事被告人としてでなく、不寛容な社会で行き場を失った弱者として描いた。山﨑裕侍氏は、主人公と同世代の女性記者をディレクターに配し、その共感の眼差（まなざし）を作品に反映させた。氏の取材の原点は「権力の監視」である。過去の作品においても「民主主義の危機」や「核のゴミ」など、この国に山積する「歪（ゆが）み」に果敢に切り込み、強い説得力で視聴者に発信し続けた。

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