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第96回アカデミー賞10部門のショートリストが発表。『ゴジラ-1.0』は視覚効果賞、『PERFECT DAYS』は国際長編映画賞、『君たちはどう生きるか』は作曲賞、などが候補入り!

文:大西D(ヒカセン兼業ライター)

先日第96回アカデミー賞の10部門において、ノミネートの最終選考に進んだショートリストが発表された。その中には『ゴジラ-1.0』や『君たちはどう生きるか』などの大ヒットを記録した作品が名を連ねた。

発表されたのはメイキャップ&ヘアスタイリング賞、視覚効果賞、録音賞、作曲賞、主題歌賞、国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー映画賞、そして短編の実写映画、アニメーション、ドキュメンタリーの計10部門。この内日本作品が最終のショートリストに残ったのが視覚効果賞、作曲賞、国際長編映画賞だ。

視覚効果賞には『ゴジラ-1.0』がショートリスト入り。日本のみならず全米でも大ヒットを記録し、先日もギレルモ・デル・トロ監督が絶賛したことでも話題になった同作品だが、そのVFXもかなり評価されており、既にアメリカで発表されている複数の批評家協会賞で視覚効果賞を中心に健闘を続けている。『ミッションインポッシブル』を始め大作映画が多く候補入りする傾向にある同部門だが、そういった強力なライバルたちに競り勝って候補入りできるか、注目だ。

作曲賞には『君たちはどう生きるか』がショートリスト入りした。既に長編アニメーション映画賞の最終候補入りも果たしている同作だが、作曲賞の最終候補にも残った。宮崎駿の10年ぶりの新作で、既に長編アニメーション映画賞の候補入りは有力視されている。ちなみに長編アニメーション映画賞の最終候補には『かがみの孤城』『すずめの戸締り』といった日本映画も残っており、日本から複数作品が候補入りするのか気になるところだ。

そして国際長編映画賞には『PERFECT DAYS』が最終候補入り。ヴィム・ヴェンダース監督と役所広司主演の同作は、中年のトイレ清掃員の日常を描いた作品で、今年のカンヌ国際映画祭では男優賞を受賞した。同じくカンヌで賞を取った『The Zone of Interest』や『ポトフ 美食家と料理人』、『枯れ葉』などが候補入りしている中、候補入りを目指す。

一昨年は『ドライブ・マイ・カー』は作品賞に候補入りするなど、日本映画がアカデミー賞でも高く評価されたが、今年は複数の作品が候補入りする可能性が有り、映画ファンにとってもノミネート発表が気になるところ。

第96回アカデミー賞は2024年1月23日にノミネーションが発表され、現地時間3月10日に授賞式が行われる。

 

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