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映画『ヴィレッジ』公開記念舞台挨拶実施!横浜流星、黒木華、中村獅童、奥平大兼、作間龍斗、藤井道人監督、豪華ゲスト陣が登壇!藤井道人監督「大人になった流星が見れた」

『ヴィレッジ』公開記念舞台挨拶
横浜流星、黒木華、中村獅童、奥平大兼、作間龍斗、藤井道人監督、豪華ゲスト陣が登壇!
藤井道人監督「大人になった流星が見れた」

『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞、記録的大ヒットとなった『余命10年』のメガホンを取った藤井道人監督のオリジナル脚本、そして『新聞記者』(19)、『ヤクザと家族 The Family』(21)、『空白』(21)などの話題作を世に贈り出してきたスターサンズの河村光庸プロデューサーの遺作となる映画『ヴィレッジ』が4月21日(金)から公開がスタートした。今回、本作の公開記念舞台挨拶が東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、横浜流星、黒木華、中村獅童、奥平大兼、作間龍斗(HiHi Jets / ジャニーズJr.)、監督の藤井道人が登壇した。

本作は、「村」という閉ざされた世界に、現代社会の闇を投影した異色のサスペンス・エンタテインメント。とある日本の集落を舞台に、そこで生きる人間たちのきれいごとだけでは生きていけないリアルな姿を描き、環境問題、限界集落、同調圧力、貧困と、広がり続ける格差社会、道を誤ったら這い上がる事が困難な社会構造の歪みといった、現代日本が抱える闇をあぶり出している。

大きな拍手と共に迎えられた横浜は「無事に公開を迎え、皆様にこの作品を届けることができて非常にうれしく思っています」と挨拶。自身が演じた優について「感情を放出する術が分からない人間なので、感情を内に内に沈めることが大変でした。感情のコップに水がドンドン溜まっていって溢れてしまう不安定さ、その塩梅が難しかったです。(黒木が演じる)美咲と出会ったことで、変わろうともがく姿を見て、皆さんが今どう感じているのか気になります」と話した。

優の幼なじみ、中井美咲を演じた黒木は、横浜の話を受けて「最初にお会いしたときはすごく内に籠っている状態だったので、声を掛けづらくて。全編通して糸をピンと張ったように集中力がすごかったんです。やっと打ち解けられてからは、にこやかというか、くだらない話もできるようになっていたので、その変化の行き来はすごく難しかったでしょうし、すごいなって思いました。」と振り返る。横浜は「美咲に『大丈夫だよ』と言ってもらえるシーンがあって、そこで優とともに自分も距離が近づけたかなと思いました。最初は感情が追い付くか不安だったんですけど、早いタイミングであのシーンを撮れたのは良かったです。」と明かした。

本作が横浜と初共演となる奥平は「横浜さんは事務所の先輩なんですけど、2人のシーンとか、ごみを埋めるシーンとかでお話をさせていただいたんです。あそこはすごく足場が悪いんです。バランス崩すことが多かったんですけど、さりげなく『大丈夫?』と言ってくれたことがあって、『・・・かっこよ』と。これはヤバいなと思っていました。」と明かした。

優に憧れる青年、恵一を演じた作間は「最初に会ったのが髭を生やされているシーンで、テレビとかで見ていたキラキラした横浜流星さんをイメージして現場に行ったので、『ヤバい!髭生えてる!』ってビックリしました(笑)」と、会場を笑わせた。「その表情で僕もすぐに気が引き締まったというか。“こういう感じなんだな”というのが横浜さんの姿を見て分かったので、僕も演じた恵一と重なって、追いかけていく背中として大きなものだと思いました。」と振り返った。

横浜とは本作で6度目のタッグとなる藤監督は「流星とは毎年一本くらい、いろんな形で出会っていましたけど長編という形では初めてだったので、今回は最初の決め事として役に没入しすぎて、周りが見えなくなるのはやめようぜと。今回は座長として、大兼とか作間くんとか若い子たちもいるから、広い視野でやろうと言っていました。大人になった流星が見られたなと思いました。」とコメントした。

本作は昨年に急逝した故・河村光庸氏が企画・製作・エグゼクティブプロデュースした最後の作品。藤井監督は本作と能の関係について聞かれると、「『ヴィレッジ』という作品を作るときに、河村プロデューサーは一番最初に『能を題材にやりたい』と言っていました。コロナ禍においてエンターテインメントは必要なのかという議論がされていたとき、河村さんの『エンタテインメントは不滅である』という熱い気持ちの中に、日本最古の芸能である能を使って『ヴィレッジ』を描きたいという思いがありました。河村さんのただならぬ情熱だったのかなと思っています。」と本作に込められた河村Pの思いを話した。

また、劇中で能を披露した歌舞伎俳優の中村は「能と歌舞伎は、日本の伝統文化で同じようなくくりになるかもしれないけど、能の方が位が高いんです。武家社会が支えたのが能で、皆さんが見ている映画やテレビみたいに大衆が支えたのが歌舞伎なんです。大きく違えばやりやすいんですが、細かく違うんです。体の運びとかは一緒なんですけど、細かい所が全然違う。そこは非常に勉強になりましたね。」と語った。

最後に横浜は「今回、村を舞台にしていますけど、会社や学校だったり、色々なコミュニティに属している方に置き換えて見てもらえると思っています。年齢問わず沢山の方に見ていただきたいと心から思っています。見てくださる方々の解釈に委ねる作品だと思うので、その解釈を大事にして周りに共有してくださると嬉しいです。『ヴィレッジ』以外にも素敵な映画がたくさん公開されていて、日本の映画の未来を明るくするために、映画館で映画を観てくださる方がもっと増えていってくれることを願っています」とメッセージを送りイベントは終了した。

【あらすじ】
美しい自然の裏に潜む現代社会が抱える闇—
ある村を舞台に、一人の男の変化と、社会構造の歪みを浮き彫りにしたヒューマンサスペンス!!
夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞門村(かもんむら)。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃よりこの村に住んでいる片山優(横浜流星)は、美しい村にとって異彩を放つ、このゴミ処理施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ、ゴミ処理施設で働く作業員に目をつけられ、希望のない日々を送っていた。そんなある日、幼馴染の美咲が東京から戻ったことをきっかけに物語は大きく動き出す――。

【キャスト】
横浜流星、黒木華、一ノ瀬ワタル、奥平大兼、作間龍斗、淵上泰史、戸田昌宏、矢島健一、杉本哲太、西田尚美、木野花、中村獅童、古田新太

【スタッフ】
監督・脚本:藤井道人
音楽:岩代太郎
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸 
制作プロダクション:スターサンズ
制作協力:Lat-Lon
製作幹事:KADOKAWA
配給:KADOKAWA/スターサンズ
製作:「ヴィレッジ」製作委員会
©️2023「ヴィレッジ」製作委員会 

公式サイト;https://village-movie.jp/

4.21(Fri) 全国公開

 

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