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【海外ニュース】『ドクター・スリープ』のマイク・フラナガン監督、名作ホラー『エルム街の悪夢』のリメイクを希望!?

文:屋我平一朗(日々メタルで精神統一を図る映画ブロガー)

現代ホラーの名手と言えば、『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』のアリ・アスター監督や、『ゲット・アウト』『NOPE/ノープ』のジョーダン・ピール監督などが挙げられるだろう。しかし、決して『ドクター・スリープ』のマイク・フラナガンも忘れてはいけない。

『ドクター・スリープ』は、スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』の約40年ぶりの続編だ。『シャイニング』はホラー映画の金字塔と呼ばれる一方、原作者であるホラーの帝王スティーブン・キングからは目の敵にされている。キングは原作小説に自身のトラウマとそれからの解放を描いたのだが、キューブリックはその部分を改変してしまい、ふたりの間には深い確執が生まれたのだ(後に、キングは原作に忠実なテレビドラマ版を新たに作った)。ところがフラナガンは『ドクター・スリープ』を、キューブリック版の続編でありながら、キングの当初の意図をも反映させた究極の折衷案として仕上げてみせたのだ。

そんな彼はポッドキャスト「Script Apart」に出演し、ウェス・クレイブン監督の『エルム街の悪夢』の再映像化についての希望を語った。実は、2019年の米Bloody Disgustingのインタビューの時点でフラナガンは同じことを話していたのだが、未だにそれは叶っていない。曰く、「権利関係が複雑で、誰が管理しているのかを誰も知らない。誰に売り込めば良いのかもね」とのこと。ドラマ最新作の『ミッドナイト・クラブ』で起用した、『エルム街の悪夢』の主演女優であったヘザー・ランゲンカンプともこの件で話し合ったものの、結論は得られなかったという。

『エルム街の悪夢』は6作目で完結し、その後はクレイブンが再び監督を務めた番外編的な『エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア』、『13日の金曜日』とのクロスオーバー作品『フレディVSジェイソン』が作られ、2010年には一度リブートされている。リブート版はシリーズ中最高の興行成績を記録したものの成功とは言い難く、また評判も芳しくなかった。対してフラナガンは、過去の名作ホラーを傑作として蘇らせて来た実績がある。シャーリイ・ジャクスンの『山荘綺談』のドラマ化『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』、ヘンリー・ジェイムズの『ねじの回転』のドラマ化『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』…。そして、次回作はエドガー・アラン・ポーの『アッシャー家の崩壊』をドラマ化する『The Fall of the House of Usher(原題)』となっている。

本当は、現在デビッド・ゴードン・グリーン監督によって作り続けられている『ハロウィン』シリーズを監督するという話も過去あったようだが、実現しなかった。その代わり、フラナガンは『ハロウィン』を意識して映画『サイレンス』を撮ったという。『エルム街の悪夢』の再映像化がいつ叶うかは分からないが、フラナガンの近作の多くはNetflixで視聴可能だ。まだ彼の凄みを体感していない方は、今のうちに味わっておくと良いだろう。

ソース
https://www.scriptapart.com/episodes/episode-63-midnight-mass-mike-flanagan-interview
https://bloody-disgusting.com/interviews/3595748/mike-flanagans-single-idea-halloween-pitch-teaseskiller-idea-nightmare-elm-street-exclusive/
https://bloody-disgusting.com/news/3356108/a-nightmare-elm-street-remake-again/