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【第35回東京国際映画祭】戸田恵梨香・永野芽郁・廣木隆一監督 登壇!映画『母性』完成報告会レポート

第35回東京国際映画祭
『母性』
戸田恵梨香・永野芽郁・廣木隆一監督 登壇!
完成報告会レポート

「第35回東京国際映画祭」(TIFF)の「ガラ・セレクション」部門に選出された映画『母性』(11月23日公開)の完成報告会が、27日、東京・BASE Q ホールで行われ、主演の戸田恵梨香、永野芽郁、廣木隆一監督が登壇した。

本作は累計発行部数120万部を超える湊かなえのベストセラー小説の映像化。娘を愛せない母親と母に愛されたい娘、2人の視点から、ある未解決事件の顛末がサスペンスフルに描かれる。物語の語り手となる母親ルミ子役に戸田恵梨香、娘の清佳役を永野芽郁が演じる。

母親役を演じた戸田は永野との共演について「永野芽郁さんの母親にはなれないだろうと思いました。ウソでしょ!?って。親子ほど年が離れているんだろうか?と調べたくらい心配になっちゃって。成立させられるのか不安だったんですけど、現場に入っていろいろ考えていると、ルミ子自身が母親になれない人でもあるし、芽郁ちゃんが私のことを母として見てくれていたので、精神的にはなんとか成立させられた感じでした」と振り返った。また、永野の演技について聞かれると「とにかく涙がポロポロ出てくるので、どうやって泣いているんですか?と初めて役者さんに聞きました。永野さんからは、『戸田さん泣かれてますよね?』と。あと、『悲しいと思ってお芝居しています』と返ってきました(笑)」と永野の天才ぶりを明かした。

永野も「戸田恵梨香さんが主演だと最初に聞いていたので、脚本を開く前に『戸田さんだったらやります!』と決めたくらい、いつかご一緒したかったので純粋に嬉しかったです。スイッチが入った時の戸田さんは、もう怪物みたいな(笑)恐ろしいんです!誰も言葉がかけられないくらい、グワっ!と役に入っていくので、それを間近で見させて頂けたのはすごく貴重な経験になりました。」と現場で体感した戸田の存在感を振り返っていた。戸田は「お芝居をするときはもう1人の自分がいる。憑依型のタイプでもないですし、以前に別の役者さんから『声を掛けられなかった』と言われたことがありますが、自覚はないですね」と語った。また、本作で学生時代から母親になるまでの20年以上を演じた戸田は「朝ドラ(『スカーレット』)で、15歳から50代前半、約40年近くの人生を経験して、自分の中に引き出しとしてあったので、今回それを開けさせてもらいました。」と語った。

本作にちなみ、実際の親子関係について聞かれると、戸田は「箱入り娘ではないですけど、大事に大事に守られてきてたなと思います。幼少期はプリンセスに憧れて、ドレス着て走り回ってました。」と天真爛漫な思い出を、永野は「私は良い娘だと思うんですよ(笑)お母さんが喜ぶことをしたいと常に思っていて、行きたいところには自分が連れて行きますし、今でも月一くらいは出かけています。出演作は初日に絶対観に行ってくれるんです。母も良い母ですね(笑)」と微笑ましいエピソードを披露した。

最後に永野は「自分の年齢では難しい内容なのかな?と思いながら考えて挑んだ作品です。同世代の方にも響くものがあると思っています。」とコメント。戸田は「『母性』という作品ではありますけど、実は父性の方もヤバいというお話になっております。ぜひお父さんの方も観ていただけたらと思います(笑)」と映画をアピールしイベントは終了した。

※そのほかの写真

 

女子高生が自ら命を絶った。その真相は不明。事件は、なぜ起きたのか?
普通に見えた日常に、静かに刻み込まれた傷跡。愛せない母と、愛されたい娘。同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、ふたりの話は次第に食い違っていく…。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」—2つの告白で事件は180度逆転し、やがて衝撃の結末へ。母性に狂わされたのは母か?娘か?・・・この物語は、すべてを目撃する観客=【あなたの証言】で完成する。

戸田恵梨香 永野芽郁
三浦誠己 中村ゆり 山下リオ
高畑淳子 大地真央
原作 : 湊かなえ『母性』(新潮文庫刊)
監督:廣木隆一 
脚本:堀泉杏
音楽:コトリンゴ
製作:映画「母性」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画 ©2022映画「母性」製作委員会
公式HP:bosei-movie.jp #映画母性

2022年11月23日(水・祝)全国ロードショー