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3年連続で女性監督作品が金獅子賞を受賞!ケイト・ブランシェットが2度目の女優賞を受賞!【ヴェネツィア国際映画祭】


第79回ヴェネツィア国際映画祭が閉幕、コンペティションの各部門が発表された。

最高賞の金獅子賞を受賞したのはローラ・ポイトラス監督のドキュメンタリー映画『All the Beauty and the Bloodshed』。薬害抗議活動を行うカメラマンに迫った映画で、ドキュメンタリー映画の金獅子賞受賞は第70回の『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』以来9年ぶり。また第77回の『ノマドランド』、第78回の『あのこと』に続き3年連続で女性監督作品がヴェネツィア国際映画祭の頂点に立つことになった。

銀獅子賞(監督賞)を受賞したのは『Bones and All』のルカ・グァダニーノ。カミーユ・デアンジェリスのヤングアダルト小説を映画化した作品で、カニバリズムを題材にした作品だ。『君の名前で僕を呼んで』でも起用したティモシー・シャラメが出演しいる。なお同作はテイラー・ラッセルがマルチェロ・マストロヤンニ賞も受賞した。


演技部門で男優賞を受賞したのは『イニシェリン島の精霊』のコリン・ファレル。アイルランド本当が内戦に揺れる1923年、孤島イニシェリン島に住まう人々を描いたドラマ作品で、主演しているファレル。これが嬉しい初受賞となった。同作は監督を務めたマーティン・マクドノーが脚本賞も受賞した。


女優賞は『TÁR』のケイト・ブランシェットが受賞。『アイム・ノット・ゼア』以来2度目の受賞となった。世界的に知られた作曲家であり、ドイツの名門管弦楽団で初の女性主席指揮者として活躍するリディア・タールを演じての受賞。作品評価も高くアカデミー賞も有力候補と言われている。

なお深田監督の『LOVE LIFE』は受賞はならなかった。受賞結果は以下の通り。

金獅子賞
『All the Beauty and the Bloodshed』

銀獅子賞(監督賞)
ルカ・グァダニーノ 『Bones and All』

男優賞
コリン・ファレル 『イニシェリン島の精霊』

女優賞
ケイト・ブランシェット 『TÁR』

脚本賞
『イニシェリン島の精霊』

審査員賞
『Saint Omer』

審査員特別賞
『No Bears』

マルチェロ・マストロヤンニ賞
テイラー・ラッセル 『Bones and All』

栄誉金獅子賞
カトリーヌ・ドヌーヴ
ポール・シュレイダー

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