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【海外ニュース】Netflixドラマ『バイオハザード』、シーズン1で打ち切りに…。

文:屋我平一朗(日々メタルで精神統一を図る映画ブロガー)

米Deadlineにより残念なニュースが報じられた。Netflixで7月から配信が始まったばかりのドラマ版『バイオハザード』がシーズン1で打ち切られることが決定したのだ。とは言っても、これは青天の霹靂というわけではない。本作は配信から2週間は視聴時間3位以内をキープしていたものの、3週目以降はずっとトップ10圏外だったからだ。結局、名を知らぬ者はない超有名タイトルの再実写化作品でありながら、1か月半というあまりにも短い時間で見限られたコンテンツとなってしまった。一瞬の光と轟音だけを残し、何事もなかったように消えてしまった部分については稲妻のようだったと言えなくもない。ただし、“轟音”というのは視聴者からの批判の声を意味する。

映画・ドラマに対しての、批評家と観客の肯定的・否定的評価を集計している映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、現時点で批評家の55%と観客の26%しか本作を楽しめていないことが示されている。単純な傾向では、観客より批評家に受けるのは内容が難解だったりアート的な作品だったりする場合が多い。逆にエンタメ作品であれば、『グレイテスト・ショーマン』(批評家の56%、観客の86%が支持)などのように、批評家が評価せずとも観客から愛される場合もよくある。本作はエンタメ作品でありながら、観客の気持ちを掴めなかったのが致命的だった。

これまでの映画化作品では、一定数の観客を満足させることができていた。最初の映画化であったミラ・ジョヴォヴィッチ主演の『バイオハザード』1作目は批評家の35%と観客の67%が支持(シリーズが進むごとに徐々に支持を失っていくが)。今年1月に公開されたリブート版の『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は批評家の30%と観客の65%が支持しているのだ。リブート版の続編が作られる可能性に関してはアルバート・ウェスカー役を演じたトム・ホッパーが加Screen Rantに語っている。劇場ではヒットしなかったが、スタジオは配信状況的には満足しているとのことなので、続編が作られる可能性はないとは言い切れない。

Netflixドラマ版の企画・製作総指揮・脚本を務めたアンドリュー・ダブは以前、米Entertainment Weeklyにシーズン2の脚本の内容を示唆する発言をしていたが、それも無に帰すことになってしまった。とは言え、本シリーズはゾンビのように何度も蘇ってきた。今回の結果がヘッドショットにさえならなければ、またいつか新作を拝める日は来るだろう。

ソース
https://deadline.com/2022/08/resident-evil-series-canceled-netflix-one-season-1235101187/
https://www.rottentomatoes.com/tv/resident_evil
https://ew.com/tv/resident-evil-video-games-backstory-netflix-series/
https://screenrant.com/resident-evil-raccoon-city-sequel-movie-albert-wesker/

 

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