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【海外ニュース】『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の未開封VHSと『スター・ウォーズ EP4/新たなる希望』Xウィングの模型が超高額で落札!

文:屋我平一朗(日々メタルで精神統一を図る映画ブロガー)

アメリカで行われたオークションにて、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の未開封VHSが7万5000ドル(約1000万円!)で落札されたと英The Guardianが報じた。古い物に莫大な金額が付けられることは決して珍しくないが、これはオークション史上最も高額で落札された未開封VHSとなるようだ(これまでの最高額は、昨年12月に落札された『スター・ウォーズ』初版VHSの5万7000ドル(約770万円))。

さらに面白いのは、これを出品したのが同シリーズで憎めない悪役ビフ・タネンを演じていたトム・ウィルソンであるという事実だ。『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』では未来のビフが過去にタイムスリップし、過去の自分にスポーツ年鑑を手渡してスポーツ賭博で大儲けしようと画策するシーンがあるが、約40年間VHSを開封しなかったのはまさにそれを思い出させるような賢明な判断だ。あのデロリアンは実在したのだろうか?

そのVHSには、ウィルソンの署名入りのメモも同封されていた。内容は、「VHSというプラットフォームは永遠に残るものと思っていたので保存していたが、今ではビデオデッキ自体が見つからない。まあいいや、楽しんで!」。同シリーズの劇中に出てきそうな話だ。これまで、PART4製作の噂もあったが、それはある意味“現実化”したと言えるだろう。ちなみに、ウィルソンはPART2とPART3のVHSも出品しており、それぞれ1万6250ドル(約220万円)、1万3750ドル(約185万円)で落札されている。今や63歳となったウィルソン。この後、馬糞の山に突っ込むようなアクシデントが起こらないと良いのだが…。

ところで、『スター・ウォーズ』の方でも面白い落札結果が出た。上記とは別のオークションだが、米The Hollywood Reporterによれば、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の終盤、デス・スター戦で用いられたXウィングの模型が237万5000ドル(約3億2000万ドル)で落札されたというのだ。ただでさえ現存する模型が少ない中、ほとんど傷のない非常に良好な状態を保っているものは極めて珍しい。この出品は、Xウィングをデザインし、先日90歳で亡くなったコリン・キャントウェル氏の死から約1か月後のことだった。

ちなみに、同オークションでは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンの実物大レプリカも出品され、Xウィングには及ばないものの25万ドル(約3400万円)もの高額で落札されている。映画は勝ち負けではないし、思い出はプライスレス…とは言え、往年の名作に関するアイテムがお手元にある方は、いつか来る日のためにも大切に保管しておいた方が良いかもしれない。

 

※ソース
https://www.theguardian.com/film/2022/jun/15/back-to-the-future-sealed-vhs-tape-auction
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/star-wars-x-wing-model-sells-over-2-million-at-auction-1235169744/