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【第35回東京国際映画祭】二宮和也、橋本愛が登壇!オープニングセレモニーレポート!

映画には希望や感動を取り戻す力がある
第35回東京国際映画祭
オープニングセレモニーレポート

第35回東京国際映画祭が本日10月24日(月)より開幕した。映画祭初日となる本日には3年ぶりとなる大規模なオープニングレッドカーペットが開催された。

また今回が初めての会場である東京宝塚劇場で行われたセレモニーでは『ウエストサイド物語』の「Cool」の音楽に合わせて柚希礼音、紅ゆずる、美弥るりか、七海ひろきによるパフォーマンスにより開幕、会場は大きな拍手に包まれた。

映画祭の開催にあたって岸田内閣総理大臣のビデオメッセージが上映された。「第35回東京国際映画祭が開催されますこと、心よりお祝い申し上げます。新型コロナウイルス感染症は映画界にも様々な影響を与えました。コロナにより様々な困難や不安に直面した方々の心に希望や喜び、感動を取り戻す、映画にはその力があります。今回の映画祭のテーマである”飛躍”には、こうした思いも込めれらているのではないでしょうか。今年の映画祭を経て、東京が世界中の素晴らしい映画作品と人々を繋ぐ場として、さらに飛躍することを期待しています。」と挨拶を述べた。

続いてフェスティバルアンバサダーである橋本愛が会場に登場。日比谷では初で屋外では3年ぶりのレッドカーペットについて「野外での華やかなレッドカーペットはコロナ以来なのかなと思うと、感慨深いですし特別な1年になるのかなという気がしてとても嬉しかったです。」と答えた。また、今年のテーマ飛躍に合わせ、日本の映画が世界に飛躍するには?と質問されると「まずは世界を見渡すこと、世界を知ることっていうのが1番大事なことなのかなと思いますね。今の日本の映画の現在地というものを見つめて、どうしたら埋め合わせていけるのか、世界を超えていけるのかっていうことを日々地道に見つめていくことが大事なのかなと思います。」と思いを語った。

最後に「映画祭で映画を観るという体験は、ある種の制約に自分が向かっていくことで作品に出会えるという特別なご縁になるかと思いますので、ぜひ皆さん気軽に映画祭に遊びにいらしていただけたら嬉しいです!」と映画祭への熱い思いを交えての挨拶。

ここからは上映作品の紹介と各部門の紹介、「Amazon Prime Video テイクワン賞」の審査員を努める行定勲監督らが紹介された。コンペティション部門では邦画も昨年より1作品増えて3作品が選出されている。

その後、コンペティション部門の審査員たちが登壇。審査員長であるジュリー・テイモアが「今回TIFFの審査員に選んでいただき本当にどうもありがとうございます。現在、世界はコロナや戦争、色々な形で世界は分断しています。しかし、こうやって映画祭において私たちがクリエイティビティであるとか想像力であるとか、みんなで一つになれるんだというこの思いを、もう一度持つことができるんだということが非常に重要だと思います。今、私たちが1番欠けているもの、それは人に対する、場所に対する共感だと思うので、ぜひその共感を映画祭で得られたらと思います。」と挨拶を述べた。

そして最後にこれから上映される『ラーゲリより愛を込めて』より二宮和也、瀬々敬久監督が登壇。二宮は「『ラーゲリより愛を込めて』をオープニング作品に選出していただき、本当にありがとうございます。オープニングに似合うような作品ができたなと自負しておりますので、どうぞ観ていただけたらと思います。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」と挨拶し、続いて瀬々監督は「コロナになって映画祭を開催するのは非常に苦労なことがあると思います。今年はレッドカーペットを開催することもできたとお聞きしました。こういう状況の中でもエンターテイメントの力を皆様のお役に立てられたらと思っています。」と挨拶を述べた。

映画とはどんな存在?と質問され二宮は 「いろんな国の映画がありますけど、やっぱり日本の映画っていいなって、懐古できる面白いエンターテイメントだなって思っています。日本の顔の一つじゃないけれど、そういうエンタメの一つになっているのかなと思いますね。」と日本の映画への思いを述べた。

最後の挨拶に二宮は「たくさんの国の素晴らしい作品が集まったお祭りです。いろんな映画を一気に観れる期間となっているので、ぜひ楽しんでいただければ。もしよろしければ我々の作品も楽しんでいただければと思っています。」と挨拶。瀬々監督は「エンターテイメントの力というか、そういうもので明日をまた生きようと思っていただけたらと思ってます。時間がありましたらぜひ観てください。」と述べ、セレモニーは幕を閉じた。

第 35 回 #東京国際映画祭 開催概要
■開催期間:2022 年 10 月 24 日(月)~11 月 2 日(水)
■会場:日比谷・有楽町・銀座地区
■公式サイト: https://www.tiff-jp.net