新生活はこんな部屋で始めたい!インテリアが素敵な作品4選
ついに、新生活が始まる時期がやってきましたね!進学や就職に伴い、引っ越しをされた方も多いのでないでしょうか。環境が変わると、心機一転のために部屋の模様替えもついしたくなりませんか?そこで、今回はこんな部屋に住みたい!と思わず憧れてしまうような部屋がで出てくる4作品をご紹介します。個性全開でいくもよし、色を統一させるもよし、アンティークで攻めるもよし…様々なテイストの部屋をご紹介するため、きっと参考にしたい部屋が見つかるはず!
〈もはや部屋そのものが芸術。教養ある一家のアカデミックな部屋〉
①『君の名前で僕を呼んで』(2017)
舞台は、1980年代の北イタリア。17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)は家族と共にやってきた避暑地で、大学教授の父親が招いたオリバー(アーミー・ハマー)に特別な思いを寄せるようになります。そんなエリオのひと夏の情熱的な恋を描いた本作の見どころは、イタリアの田舎の風景と、これから紹介する部屋たちによる圧倒的な映像美です。父親は考古学者で、母親も古典文学好き、エリオはピアノが堪能という教養溢れる一家が過ごす別荘は、どの部屋にも本が積み重なっているような、アカデミックな部屋。特に注目して頂きたいのは、グランドピアノが主役のリビングルームです。天井からはシャンデリアが吊るされ、大きな暖炉があり、まるで中世ヨーロッパの宮殿の一室のような華美な空間に目を奪われます。また、父親の書斎は壁一面に古い本が並ぶ中に、金縁の大きな鏡があり、それを囲むようにして何人もの顔の彫刻が飾られているという、これまでに見たことのない独特なセンスが光る空間になっています。全てがアンティーク調で統一され、高尚な雰囲気溢れる一家の別荘は、とにかくどこを切り取っても絵になる美しさ…。アンティーク好きの方には、ぜひお勧めしたい一作です。
監督:ルカ・グァダニーノ
出演:アーミー・ハマー、ティモシー・シャラメ、マイケル・スタールバーグ、アミラ・カサール 他
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〈アメリの個性溢れる真っ赤な部屋〉
②『アメリ』(2001)
空想の世界で生きてきたアメリ(オドレイ・トトゥ)は、ある日偶然家の中で、前の住人のものと思われる宝箱を見つけ、持ち主に届けてあげます。それを機に、人助けに目覚めたアメリは、次第に外の世界に心を向け始め、ついに恋をします。そんな愛らしいアメリが魅力的な名作ですが、実はインテリアも素敵なことにお気づきでしたでしょうか。本作は全編を通して、主に赤色と緑色の色調で描かれているため、アメリの部屋の壁紙も赤色です。赤色の壁紙って派手すぎでは?と思うかもしれませんが、意外にもかわいらしさとオシャレさを兼ね備えた部屋になっているのです。その要因は、どこで売っているんだ?と思うような、不思議キャラのアメリらしいセンスが光るインテリアたちです。エリザベスカラーをつけた犬の絵や、本体が豚になっているランプなど、つい1つ1つのインテリアに目がいってしまいます。また、リビングルームには、赤色で統一されている中に青色のランプが1つだけあるのですが、それが絶妙な存在感で良い感じの雰囲気を醸し出しているのです。他にも、こんな配色もありなのか!と参考になる部分がたくさんあり、本作を観るとカラフルなインテリアに挑戦してみたくなります。
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:オドレイ・トトゥ、マチュー・カソビッツ 他
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〈1950年代アメリカのランプが主役な部屋〉
③『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(2009)
『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが夫婦役を務め、ある夫婦の心のすれ違いを描いた本作。フランク・ウィーラー(レオナルド・ディカプリオ)とエイプリル(ケイト・ウィンスレット)は2人の子供にも恵まれ、近隣の住人からも一目置かれる住宅街のレボリューショナリー・ロードに住んでいます。その家の風貌は、いかにも仲睦まじい家族が住んでいそうな、ピンク色のよろい戸がかわいらしい真っ白な家。インテリアでとにかく目につくのは、白いランプです。色は同じでも、大きさとデザインが異なるランプたちが家中のいたるところにあり(リビングルームだけでも5つ!)、おしゃれな空間を創り上げています。また、全体的に木材の家具や淡い色で統一されているため、ぬくもりを感じられる落ち着いた空間になっています。一方で、近所に住むキャンベル夫妻の家は、ウィーラ家とは全く異なるテイストです。そのインテリアは、ソファもカーテンも壁紙も全て花柄で統一されており、エレガンスで女の子が憧れるような雰囲気。バラが付いているランプなど、一つ一つのインテリアがかわいらしいのでこちらも注目してみてください!
監督:サム・メンデス
出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット 他
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〈フランスのセレブが住む上品な部屋〉
④『真実』(2019)
本作は是枝裕和監督が手掛けたフランスと日本の合作映画です。アメリカに住むリュミエール(ジュリエット・ビノシュ)が、フランスの女優である母ファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーブ)の自伝本の出版を祝うために、娘と夫を連れて久方ぶりにファビエンヌの元を訪れるところから物語がはじまります。ファビエンヌは国民的女優というだけあり、住まいはメイドやコックさんまでいて、林のような広大な敷地の中に佇む大きな白い家。その家でリュミエールも育ったため、外壁が所々剝がれている感じが、どこかジブリにも出てきそうな雰囲気を醸し出しています。インテリアの特徴は、全ての扉と窓が大きく、大理石の暖炉があるなど、古いヨーロッパの城をリメイクしたような内装となっていることです。お城にありそうな金製品の燭台や、金縁のガラスのサイドテーブル、本体が金色の大仏のランプなど、一つ一つの家具や小物たちも高級感漂うものばかりで、上品な空間を創り上げています。特に、大きな窓から自然光がたくさん差し込む半円形のサンルームがとても素敵なので注目してみてください。あんなところで紅茶を飲みながら、読書をしたら幸せだろうな…。
監督:是枝裕和
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホーク 他
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いかがだったでしょうか。
みなさんはどの部屋が気に入りましたか?ここまで読んでいただいた方はお気づきかと思いますが、どうやらおしゃれな部屋に必須なアイテムは”ランプ”のようです。部屋の雰囲気を変えたいけど、どこから手をつけたらいいのかがわからないという方は、とりあえず部屋に合いそうな素敵なランプを探してみることから始めてみてはいかがでしょうか。