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『トップガン マーヴェリック』公開記念! 前作『トップガン』(1986)は一体何が凄かったのか!?作品を構成する4大要素を紹介!

5/27(金)、いよいよ待ちに待ったあの作品が公開されます! 現在もハリウッドの最前線をひた走るトム・クルーズの主演最新作であり、 『トップガン』の36年ぶりの続編でもある『トップガン マーヴェリック』です。ちょうどこのタイミングで、『トップガン』を象徴する4大要素を振り返っておきましょう!


文:屋我 平一朗(日々メタルで精神統一を図る映画ブロガー)

 

 

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① 米軍全面協力の航空アクション

「トップガン」とは、アメリカ海軍戦闘機兵器学校の通称。ベトナム戦争時に露見した、空中戦での成績不振の改善を目的として設立された組織で、本作ではアメリカ海軍の全面協力のもと撮影が行われました。実際に飛行中の戦闘機の内部から撮られた映像は臨場感たっぷりです。ロックオンされたら絶体絶命ということもあり、敵機の背後を取り合い、機関銃やミサイルで狙い撃つドッグファイトシーンは特に凄まじい緊張感! 最大速度マッハ2.34を誇る、「トムキャット」の愛称で知られるF-14(名前もトムにピッタリ!)の雄姿は非常に美しく、急旋回や急上昇などの素早い挙動や、機体が引く雲の優雅さには惚れ惚れします! オープニングから、これでもかというほど執拗に戦闘機を映しまくった本作は、間違いなく戦闘機フェチ映画です。

 

② 観たことはなくても聞いたことのあるサントラ!

『トップガン』は、劇中に流れる音楽も超有名。映画自体を観たことがなくても、曲はどこかで一度は聞いたことがあるでしょう。やはり最も知られているのはケニー・ロギンスの歌う「Danger Zone(デンジャー・ゾーン)」でしょうか。「危険地帯に突っ込め、限界を超えろ」という歌詞はマーヴェリックの飛び方そのものを指しているようでもあります。オープニング・終盤に流れる「Top Gun Anthem(トップガン~賛美の世界~)」はアンセム(賛歌)というだけあり、飛ぶことそのものを讃えるような高揚感のある曲になっています。そして忘れてはいけないのは、『トップガン』はマーヴェリックとその教官チャーリーとのラブストーリーであるということ。ラブシーンでかかる、アメリカのバンド、ベルリンのロマンチックなラブソング「Take My Breath Away(愛は吐息のように)」は、ケリー・マクギリスの年上の魅力(トムと5歳差)を引き立たせていますね!

▼Kenny Loggins – Danger Zone (Official Video)

▼TOP GUN ANTHEM

▼Berlin – Take My Breath Away (Official Video)

 

③ 誰もが憧れたファッション!

『トップガン』のファッションは多くの人を魅了しました。まずはやはり、マーヴェリックが着ている海軍のフライトジャケット「G-1」。日本で流行したのは安価なタイプの「MA-1」でしたが、どちらにせよ本作の絶大な影響力によるものでした。そして、レイバンのティアドロップ型サングラス「アビエーター」。「飛行士」の名を冠したこのサングラスはアメリカ空軍で正式に採用されたモデルで、あのダグラス・マッカーサーも着用していたことで知られています。教官と知らずに口説いてしまったチャーリーの前で、ばつが悪そうにサングラスをかけるマーヴェリックの姿もまたキマっています! また、劇中マーヴェリックが走らせているバイクは、カワサキモータースの「PZ900R」、通称ニンジャ。チャーリーの乗る「ポルシェ356スピードスター」とのカーチェイスシーンでは、全く追いつかれることなく颯爽と疾走していましたね。戦闘機との並走シーンも名場面のひとつです。

 

④ そしてもちろん、魅力的な男たち!

「水も滴る良い男」とよく言いますが、本作では汗の滴るセクシーな男たちばかりが登場します。トム演じるマーヴェリックは危険知らずで自己中心的な面もありますが、その天才的な操縦テクニックと不敵な笑みがたまらない! ライバルの、ヴァル・キルマー演じる冷静沈着な優秀パイロット、アイスマンはルールを無視するマーヴェリックとは反目していましたが、最後には熱い友情のハグを交わします。マーヴェリックの後方座席にいつも座っているレーダー員のグース(奥さん役はメグ・ライアン)は本作のお笑い担当ですが、マーヴェリックのことを誰よりも気にかけており、もはや友人以上恋人未満と言えそうな間柄…!? ちなみに、演じているアンソニー・エドワーズは、本作の戦闘機シーンの撮影で唯一吐かなかった俳優と言われています。もしかして、トムより男らしいのは彼だった…のかも? …監督のトニー・スコットは、スタジオと意見が合わず3回もクビになっていますが、最終的にはこの名作を完成させました。もう亡くなってしまいましたが、彼が伝説の男であることは疑いようもありません。

いかがだったでしょうか。

ちなみに、実際のトップガンでは、映画のセリフを言うと5ドルの罰金が課せられるようです(笑)。しかし、逆に言えばそれだけ本作の影響でパイロットを目指す人が多いということ。本作のラストでマーヴェリックはトップガンを卒業し、「教官になりたい」と話します。それから実際に教官となったその後が描かれる『トップガン マーヴェリック』。皆さんはもちろん観に行くでしょう? この答えしか認めません! “イエッサー”

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