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新しい歯(視)点!? 映画におけるいろいろな「歯」4選

11月8日は「いい歯の日」!平成5年(1993年)より、日本歯科医師会によって設定されました。「歯」をメインテーマに扱った作品は多くないかもしれませんが、私たち人間をはじめ、生き物には皆「歯」があります。そこで今回は、映画におけるいろいろな「歯」を診ていきましょう!

文:片山大輔(映画と珈琲とキット・フィストー)

 

①『エイリアン』(1979)
監督:リドリー・スコット
出演:トム・スケリット、シガニーウィーバー、ヴェロニカ・カートライト

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エイリアンの「歯」に注目!?

「歯」の映画と聞いて、筆者の頭の中にまず浮かんだのは、SFホラーの金字塔『エイリアン』です。『エイリアン』シリーズのどの場面に「歯」の印象的なシーンがあるかという話ではなく、エイリアン自体の歯がとても美しい。人間に寄主したチェストバスターの時点でしっかり歯が生え揃っていることも未知の生命体として優れています。また、唾液の量にも注目。唾液には、菌やウイルスに対して殺菌・抗ウイルスの作用があります。成体に成長したエイリアンの唾液の量から、口内環境が清潔に保たれていると思われます。例え、口内が二層構造であっても、あの量の唾液であれば問題ないでしょう。なかなか本作を観るにあたり、歯に注目することはないかと思います。本シリーズの第一作のキャッチコピー、「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない。」からその怖さや恐ろしさが連想される、まさに歯の根が合わない存在のエイリアン。これを機に「歯」に注目してみてはどうでしょうか。

②『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)
監督:J・A・バヨナ

出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ジェフ・ゴールドブラム

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趣味には時間とお金が必要!ときには命も?

現代では、サメなど海洋生物の「歯」を集めるコレクターが存在し、その界隈では、需要も高まっています。映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』でも、恐竜の歯を抜いてコレクションにする一人の男がいました。彼の名はケン・ウィトリー、ロックウッド財団を運営しているミルズに雇われた傭兵のリーダーです。遺伝子組み換えによって誕生したハイブリット恐竜・インドラプトルに麻酔銃を打ち込み、コレクション用として歯を抜き取ろうとしますが、逆に右腕を食いちぎられ、最後を迎えます。彼がこれまでどんな恐竜の歯をコレクションしてきたのか少しばかりの興味はありますが、その道のプロでも、インドラプトルには歯が立ちませんでした。

 

③『スペル』(2009)
監督:サム・ライミ
出演:アリソン・ローマン、ジャスティン・ロング、ローナ・レイヴァー

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歯は大切に!老人はもっと大切に!!

近年の医療技術の進歩により、「歯」の治療も安価で機能性の高いものが増えてきました。歯を失ってしまった場合の治療法として、最も一般的なものに入れ歯があります。そんな入れ歯が印象的な映画『スペル』を紹介します。女性銀行員のちょっとした不親切が老婆の逆鱗に触れ、恐怖の呪いをかけられてしまう。呪いを解くために老婆との死闘を繰り広げる物語です。車内でのバトルでは、絵に描いたように老婆の入れ歯が飛び、一度観たら忘れられないある意味呪いをかけられたようなシーンがあります。そもそもローン延長による家の差し押さえがちょっとした不親切のきっかけです。そんな金銭事情のある老婆の入れ歯は保険なのか?自費なのか?呪いを使えるほどの老婆が人工の入れ歯を使用していることを考えると少し微笑ましく感じます。老婆からしたら銀行員の対応はまさに歯が浮くような気持ちだったのでしょう。

 

④『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(2008)
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ロン・パールマン、セルマ・ブレア、ダグ・ジョーンズ

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虫歯より怖いのは歯の妖精?

いくら歯の治療技術が進歩したとはいえ、日々の歯磨きを怠れば虫歯の原因となります。虫歯の放置は「歯の妖精」も黙ってはいないでしょう。ギレルモ・デル・トロ監督の大人気アメコミ映画『ヘルボーイ』の続編『ゴールデンアーミー』では、歯が好物のトゥース・フェアリーが登場。その凶暴性・集団性には、ヘルボーイらも苦戦を強いられます。歯の妖精を倒すには、歯の治療のようにまず麻酔をして..ではなく片っ端から銃で撃つのみです。しかし、思い通りに攻撃は通じず、イライラが募る感情に観る者も歯がゆさは否めないでしょう。

 

今回は、映画におけるいろいろな「歯」を診てきました。
みなさんの映画のお供はポップコーン?それともホットドッグ?
いずれにしても歯が大事なことは言うまでもありません。
歯の健康とともに、快適な映画ライフをお過ごしいただければと思います。