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『イカゲーム』『今際の国のアリス』でブーム再到来!?人の心を掴んで離さない「デスゲーム」作品4選

先日、Netflixの韓国ドラマ『イカゲーム』の視聴者数が配信開始からわずか1か月弱で1億1千万人を超え、世界的な超大ヒットになりました。それに先駆け、去年の暮れから今年にかけて、日本産のNetflixドラマ『今際の国のアリス』も世界的にヒット。2つの共通点は?そう、どちらも登場人物が生死を賭けた「デスゲーム」に挑むというストーリーなのです!すでに多大な人気を得ているジャンルですが、振り返りの意味も込め今回は印象的なデスゲーム映画4本を紹介します!

文:屋我平一朗(日々メタルで精神統一を図る映画ブロガー)

 

①『バトル・ロワイアル』(2000)
監督:深作欣二
出演:藤原竜也、前田亜季、山本太郎、栗山千明、柴咲コウ、安藤政信、ビートたけし

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青春は命がけ!

やはり、まずはこの作品に触れなければならないでしょう。日本のデスゲーム映画の金字塔であり、中学生同士で殺し合うというかなり過激な設定のバイオレンス映画です。少年犯罪などが多発し、大人の手に負えなくなった子どもたちを“教育”し直すため、「BR(バトル・ロワイアル)法」が施行された架空の国。全国の中学校から1クラスが選ばれ、クラスメイト同士で最後のひとりになるまで戦うことを強制されます。どんな手を使っても勝とうとする者、自ら生存を諦める者、誰も手にかけず生き延びようとする者…。監督の独特な演出はもはや詩的ですらあり、個性豊かなキャラクターたちは青春をそれぞれの色で染めながら儚く散っていきます。レーティングのため中学生は観れませんが、中学生こそが観るべき映画…かもしれません。

 

②『バトルランナー』(1987)
監督:ポール・マイケル・グレイザー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、マリア・コンチータ・アロンゾ、ヤフェット・コットー

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正義を貫くのは命がけ!

皆大好きシュワちゃん映画です。舞台は公開当時の近未来、2017年のディストピア。シュワちゃん演じる警察官ベンは、人道に反する命令に逆らったことで無実の罪を着せられ、大人気テレビ番組「ランニングマン」に出場させられます。凶悪犯(ランナー)が“正義漢”(ハンター)から逃げるというゲームで、敗北は即ち死を意味します。ランナーとなったベンを追い詰めるのは、ホッケーリンクを自在に駆け、刃の付いたスティックを振り回すサブゼロや、火炎放射器を装備したファイヤーボールなど、アベンジャーズもビックリの面々。ベンがそれぞれの相手の特徴に合った倒し方で戦いを切り抜けていくのが見ものですが、敵を倒した後のオモシロ捨てゼリフも見逃せません。正直不謹慎ですが、仕方ないんだ! 正義を貫くのは楽じゃないんだ!

 

③『レディ・オア・ノット』(2019)
監督:タイラー・ジレット、マット・ベティネッリ=オルピン
出演:サマラ・ウィービング、アダム・ブロディ、マーク・オブライエン

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嫁入りは命がけ!

『マトリックス』のエージェント・スミス役でお馴染みヒューゴ・ウィービングの姪で、人気急上昇中の若手女優サマラ・ウィービングが主演です。ボードゲームで財を成した名家に嫁ぐことになった新婦のグレースは、しきたりとして一族とのゲームに付き合わされることになります。選ばれたゲームは、かくれんぼ。しかし、これは一族の誰かに見つかれば即殺される、死のかくれんぼだったのです! 最初こそ、ただの花嫁でしかないグレースは怯えているだけでしたが、役立たずの夫と理不尽な状況についにブチギレ、決死の反撃を始めます。被害者からヒロインへの見事な転身! あまりに必死なグレースの行動は時に笑いさえ誘い、最後にはきっと拍手してしまうでしょう。世の旦那様方、結婚したら奥様第一でお願いしますね。

 

④『CUBE』(1997)
監督:ビンチェンゾ・ナタリ
出演:モーリス・ディーン・ウィント、ニッキー・グァダーニ、ニコール・デ・ボア

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よく分からないけど命がけ!

世界的なデスゲーム映画ブームの火付け役になった作品と言えばやはりこれ。気が付くと謎の立方体型の施設に閉じ込められていた人々が、どうやってそこから脱出するか“だけ”を描いた、まさにゲーム性の強い映画です。閉じ込められた目的もキューブが作られた目的も不明ですが、上下左右に同じような部屋が続き、そのそれぞれに死に直結するトラップが張り巡らされているという設定がガッチリ心を掴みます。知的好奇心をくすぐる、数字の謎が絡んでくるのも良し。設定だけで面白い映画が作れることを証明してしまったために、その後、数々のデスゲーム映画や、極限の状況からの脱出を描く「シチュエーションスリラー」映画が生み出されることになりました。そして、その流れは未だ絶えていません。

 

いかがだったでしょうか?

世界中で作られ続けているデスゲーム作品。人がどのように生き、どのように死ぬかに焦点を絞って描いているわけですから、ある意味人生について語っているとも言えるのかもしれません。10月22日からは、『CUBE』の日本版リメイクとなる『CUBE 一度入ったら、最後』が劇場で公開されます。それも“人生”を感じさせる映画になっていました。先にチェックするのは昔の作品、それとも最近の作品? さあ、あなたもこのブームの大波に乗るっきゃない!

公式サイト︓https://movies.shochiku.co.jp/cube/