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記憶に刻まれる耳トラウマ映画特集①『サイコ』世代を超えて、今もなお使われ続ける元祖トラウマ音楽!

ハロウィンの季節がやってきました。街中ではハロウィンの飾りつけと共にどこか不気味な音楽を聴く機会があるかもしれません。そして不気味な音楽と映画の親和性は高く、今まで多くの観客を戦慄させた名曲が生まれてきました。そこで今週の「今夜何観る?」では一瞬で映像が再生される耳トラウマ映画を紹介します!

『サイコ』(1960)

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今回お送りする耳トラウマ映画はアルフレッド・ヒッチコック監督の『サイコ』です。シャワー室で女性が殺されるシーンで流れる弦楽器の音は、バラエティ番組では心霊写真が出るときなどに使用され、聞いたことがある方も多いと思います。

『サイコ』の音楽を担当したバーナード・ハーマンは、元祖“耳トラウマ”を作り出した作曲家です。バーナード・ハーマンは多くのヒッチコック作品で活躍した作曲家で、数々の記憶に残る不気味な音楽を手がけました。特に今回紹介する『サイコ』では、バーナード・ハーマンは女性が突然殺される恐怖を映像ではなく“音楽”で人に与えました。それまでは映像への“おまけ”と考えられていた映画音楽を通して、人々に恐怖を与えていく、その発想の転換で元祖“耳トラウマ”を作り上げました。

目だけでなく、耳から入る情報が人々を驚かせ、今もなお、人々を怖がらせる音楽として使われる『サイコ』の音楽。ちなみにアルフレッド・ヒッチコック監督は当初、シャワーのシーンを無音することを考えていましたが、バーナード・ハーマンの用意した耳トラウマ音楽を聴いて考えが変わったそうです。そして最後には「『サイコ』の効果は33%、音楽だ」とさえ語っています。ぜひ世紀の耳トラウマ音楽、有名なシャワーのシーンと共に映画でご覧ください。

【ストーリー】
アルフレッド・ヒッチコック監督によるサイコサスペンスの古典的名作。不動産会社に勤める女性マリオンは恋人サムとの結婚を望んでいたが、サムは元妻への慰謝料の支払いに追われ再婚を渋っていた。そんな中、会社の金4万ドルを銀行へ運ぶことになった彼女は、出来心からその金を持ち逃げしてしまう。サムの元を目指して車を走らせるマリオンだったが、大雨で視界が悪くなり、偶然見つけた寂れた宿「ベイツ・モーテル」でひと晩を過ごすことに。そこで彼女は、宿を1人で切り盛りする青年ノーマンと出会うが……。

【キャスト】
アンソニー・パーキンス、ジャネット・リーほか

【スタッフ】
監督:アルフレッド・ヒッチコック