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観れば思わず走りたくなる!「走る姿に勇気をもらえる映画」特集④『マイウェイ 12,000キロの真実』戦争に人生を狂わされた男たちの命を懸けた走り!

残暑が厳しかった季節が過ぎ、本格的に「秋」が到来したと感じる今日この頃。秋といえば「食欲の秋」に「読書の秋」とありますが何と言っても「スポーツの秋」です!コロナ禍で体がなまってしまった人も多いと思いますが、こういう時こそ、思いっきり走り出したいものです。そこで今週の「今夜何観る」では映画を観ると思わず走り出したくなるような、走っているシーンが印象的な映画を特集します。

『マイウェイ 12,000キロの真実』(2011)

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朝鮮からノルマンディーまで、16年の歳月をかけて1万2000キロの距離を生き抜いた2人の男の友情を描いた物語です。1万2000キロとは、途方もない距離です。赤道は1周が約4万キロです。この数字を聞いただけで途方もなく、過酷な旅路であったことが伺えます。

この映画の主人公である辰雄とジュンシクは出会ったときは普通の少年でした、走ることが大好きなスポーツ少年だった2人は、戦争によって大きく人生を狂わされます。日本人と朝鮮人という事を関係なく、少年時代はただ純粋にスポーツ愛し、走っていた2人はいつしか戦場を生きるために走るしかなくなってしまいます。彼らにとって走るという行為の意味が変わってしまったことに悲しみを感じます。大陸を横断し、日本、ソ連、ドイツの3カ国の軍服に袖を通して生き抜いた彼らが最後にたどり着いたのはフランスのノルマンディーです。言わずもがな、第二次世界大戦最大の激戦「ノルマンディー上陸作戦」が行われます。彼らの運命はどうなるのでしょうか。

彼らの様に戦場を生き抜くために走るしかなかった人たちがいたのかと思うと、戦争のことを考えずに、平和な日常の中で走ることが出来る私たちは本当に幸せです。彼らのような先人たちの犠牲の上に成り立っている今日の平和。この映画はそんな彼らへ想いを馳せながら、走り出したくなる映画です。

【ストーリー】
1944年、史上最大の上陸作戦として知られる「ノルマンディー上陸作戦」が行われ、その作戦終了後、ドイツ軍捕虜の中から1人の東洋人が発見される。男は日本兵として日本統治下の朝鮮半島を出発し、ソ連、ドイツを経てノルマンディーへ到達。日本、ソ連、ドイツの3カ国の軍服を着て戦い、敗戦に次ぐ敗戦で何度も捕虜になりながらも1万2000キロを生き抜いていた。


【キャスト】オダギリジョー、チャン・ドンゴン ほか
【スタッフ】監督:カン・ジェギュ