東京国際映画祭が開幕!「東京に集まる世界の映画に注目してほしい」“大の映画好き”中島健人が映画祭の魅力を語る【第39回東京国際映画祭】
日本が世界に誇る国際映画製作者連盟公認の国際映画祭、第39回東京国際映画祭が2026年10月26日(月)に華々しく開幕を迎えた。東京ミッドタウン日比谷のステップ広場から日比谷仲通りにかけて敷かれた250メートルのレッドカーペット、そしてヒューリックホール東京でのオープニングセレモニーが行われ、映画を通じた国際交流の場として国内外から総勢262名もの豪華ゲストが集結した。
雨をはじくような大きな盛り上がりを見せたレッドカーペットには、トップバッターとして『劇場版「虎に翼」』の伊藤沙莉、梛川善郎監督が登場。続いて、ネイビーのストライプスーツにブルーのネクタイを合わせたスタイリッシュな装いでフェスティバル・ナビゲーターの中島健人が姿を現すと、詰めかけたファンから大歓声が沸き起こった。さらに『男ともだち』の松岡茉優、『君の話』の北村匠海、出口夏希、『すべて真夜中の恋人たち』の岸井ゆきの、浅野忠信、深川麻衣、森田望智、塩野瑛久、岨手由貴子監督、『ヒマチの嬢王』の永野芽郁、伊藤健太郎、平祐奈、『ないものねだりの君に光の花束を』の原菜乃華、作間龍斗(ACEes)、『羊の皮を着たケモノ』の鈴木伸之、柏木悠、『過怠』の唐田えりか、知英、エシカル・フィルム賞審査委員長の磯村勇斗らが続々と登場。海外からも『妹兄とマンホールの蓋』のミルチョ・マンチェフスキ監督や『夜明け前の赤』のガリン・ヌグロホ監督、『ヘイゼル85』のテオドラ・アナ・ミハイ監督らが笑顔で観客に応え、ラストにはオープニング作品『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』の岡田准一、松坂桃李、清野菜名、瀬々敬久監督が登場し、会場の熱気は最高潮に達した。
レッドカーペット終了後、ヒューリックホール東京へ舞台を移して開催されたオープニングセレモニーでは、赤澤亮正経済産業大臣が登壇し、コンテンツ産業の更なる発展を政府としても力強く後押ししていく意欲を表明。続いて高市早苗内閣総理大臣からのビデオメッセージが上映され、「世界各国・地域の映画人や観客が東京に集い、新たな出会いや対話が生まれることは、とても意義深いことです。今回の映画祭においても多くの交流と競争が生まれることを期待しています」とした上で、「映画は国や地域を超えて人々の心を結び、多様な文化や価値観への理解を深める力を有している。高市内閣では日本発コンテンツ海外売上高を2033年までに20兆円に拡大するという目標の達成に向けて、日本映画の製作支援や海外映画のロケ誘致も進めながら、大規模かつ長期的に支援を進めていく」と、国家戦略としての力強い投資と支援方針を語った。
各部門の上映作品が紹介されたのち、ステージにはフェスティバル・ナビゲーターの中島健人が登壇。まずはレッドカーペットを振り返り、「東京国際映画祭のレッドカーペットは凄く特別感があり、歩くことができて非常に光栄で、高揚感を感じさせていただきました。今日は雨でしたが、むしろ映画の未来がより繁栄するような素敵な恵みの雨という風に思ったので、ジュエリーのような雨に出会えて嬉しかったです」と笑顔を見せた。米アカデミー賞授賞式番組の案内役を務めるなど大の映画好きとして知られる中島は、映画祭の注目ポイントについて「部門別や日本映画はもちろんですけど、東京国際映画祭に集まる世界の映画にもフォーカスしていただきたいです。東京から世界に発信していくタイミングがたくさんあると思うので、扉が開く瞬間を注目してほしいです」と映画祭ならではの魅力を熱弁。「ナビゲーターとしてこのようなフェスティバルに参加することで、映画の旅に出ていけるような気持ちになります。その一つ一つの旅路を、映画好きの皆様と、そしてクリエイティブな皆様と一緒に、より豊かに、そして映画の未来がより繁栄していくように心から願っております。皆さんと一緒に最高の映画の旅に出かけることができたらと思っています」と会場へ熱い想いを呼びかけた。
続いて各部門の審査委員が紹介され、コンペティション部門の審査委員長を務めるロルフ・デ・ヒーア監督が登壇。「私たちは直接的にも間接的にも日本映画の巨匠たちの影響を受けてきました。私自身も50年前に小津安二郎監督の作品を観て、忘れられないワンショットが今でも脳裏に焼き付いています。大島渚監督、黒澤明監督の作品も見ました。特に印象に残っているのが『デルス・ウザーラ』です。我々審査員はこのような巨匠を携えてきた日本において、審査員を務められることを光栄に思っています」と日本映画史への深い敬意を捧げ、「フィルムメーカーとして私たちは映画を愛し、情熱を持っています。その情熱で今回の東京国際映画祭のコンペティション部門において、最善の結果が導き出さればと思っております」と審査への真摯な思いを語った。
そして、オープニング作品『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』のステージには岡田准一、松坂桃李、清野菜名、瀬々敬久監督が登場。主演を務める岡田は「東京国際映画祭のオープニングとして、この作品が選ばれたことをとても光栄に思っております。日本の映画として、音楽を体験する映画の良さが詰まった作品が仕上がったと思っておりますので、楽しんで観ていただけるのを嬉しく思います」と誇らしげに挨拶。共演の松坂も「去年の4月から撮影があって、ようやく皆さんの前にお届けできることを光栄に思います。音楽を楽しむだけでなく、その会場にいるかのようなライブ感を味わえる作品になっていると思います」と作品への手応えを語った。
最後はフェスティバル・ディレクターの久松猛朗による力強い開催宣言で締めくくられ、会場全体に大きな拍手が鳴り響くなか記念すべきオープニングイベントは幕を閉じた。
「第39回東京国際映画祭(TIFF)」
会期:2026年10月26日(月)~11月4日(水)
会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
公式サイト:https://2026.tiff-jp.net/ja/























