『急に具合が悪くなる』岡本多緒が日本人初の重賞を受賞!最高賞はルーマニアの巨匠が2度目の受賞を果たす!【第79回カンヌ国際映画祭】
第79回カンヌ国際映画祭の各賞が発表され、濱口竜介監督の『急に具合が悪くなる』のヴィルジニー・エフィラと岡本多緒が女優賞を受賞した。
『急に具合が悪くなる』はパリを舞台に同じ名前の響きを持つ二人の女性の交流を描いた物語。この作品で、ヴィルジニー・エフィラはパリ郊外の介護施設で人手不足やスタッフの無理解に悩む施設長を演じ、岡本多緒はがん闘病中の舞台演出家を演じている。そんな二人が揃って女優賞を受賞。岡本多緒は日本人として初めてこの賞を受賞するという快挙を成し遂げた。
岡本は受賞に当たって「とても感動しています。皆さんが選んでくださったおかげで、私のような平凡な日本人女優が、今日こうしてここに立っていられます。私が今日ここにいるのは、本当に素晴らしい監督のおかげです。そして、監督の脚本、演出、そして支えがあったからこそです。本当に信じられないことです。こんな映画はそう多くありません。私たちのように出会う2人の女性を描いた映画は、ほとんどないのです。まるで夢さえも超えています。本当にありがとうございます。私の期待をはるかに超えるものでした。心から感謝します」と感激を露わにした。
最高賞パルムドールを受賞したのはルーマニアの巨匠クリスティアン・ムンジウ監督の『Fjord』が受賞。ノルウェーの小さな村に移住したルーマニア人の敬虔な夫婦が、児童虐待の疑いをかけられる姿を描いた作品で、レナーテ・レインスヴェとセバスティアン・スタンが夫婦を演じている。ムンジウは『4ヶ月、3週間と2日』以来、2度目のパルムドールを受賞した。
第79回カンヌ国際映画祭の結果は以下の通り。
◆パルムドール
★Fjord(クリスティアン・ムンジウ監督)
◆グランプリ
★Minotaur(アンドレイ・ズビャギンツェフ監督)
◆監督賞
★ハヴィエル・アンブロッシ、J・カルヴォ『The Black Ball』
★パヴェウ・パヴリコフスキ『Fatherland』
◆男優賞
★エマニュエル・マッキア、ヴァランタン・カンパーニュ『Coward』
◆女優賞
★ヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒『急に具合が悪くなる』
◆脚本賞
★A Man of His Time
◆審査員賞
★The Dreamed Adventure(ヴァレスカ・グリーゼバッハ監督)









