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「神戸と“あぶ刑事”はご縁がある」──BABEL LABEL 15周年キャラバン in 元町映画館!『帰ってきた あぶない刑事』原廣利監督&原隆仁監督が登壇、親子で語る“あぶ刑事”の裏側とは?

映画・ドラマの注目作を数多く手がけてきたコンテンツスタジオ・BABEL LABELが、設立15周年を記念して全国のミニシアターを巡回する特集上映企画「全国ミニシアターキャラバン」を展開中だ。その第5弾となる上映イベントが、7月5日から11日にかけて兵庫・元町映画館で開催された。

上映ラインナップには、今年公開の話題作『帰ってきた あぶない刑事』『朽ちないサクラ』に加え、藤井道人監督作『青の帰り道』が並び、7月6日には『帰ってきた あぶない刑事』の上映後に舞台挨拶を実施。登壇したのは、本作の監督・原廣利と、父でありテレビシリーズ「あぶない刑事」を手がけた原隆仁。2人による“あぶ刑事”親子対談が実現した貴重な一夜の模様を、以下にレポートする。

BABEL LABEL全国ミニシアターキャラバン in 刈谷日劇 概要
【日程】2025年7月6日(日)
【場所】元町映画館(〒650-0022 兵庫県神戸市中央区元町通4丁目1−12)
【登壇】原廣利(監督)、原隆仁(監督)

2025年7月5日(土)〜11日(金)、兵庫県神戸市にある映画館「元町映画館」にて、BABEL LABELの監督やプロデューサーが今年一年を通して全国のミニシアターを巡る特集上映「BABEL LABEL 全国ミニシアターキャラバン」が開催中。本企画は、BABEL LABELが15周年を節目に、 BABEL LABELを育て、支えてくれた原点であるミニシアターに監督やプロデューサーが感謝の気持ちを伝えにいくという目的で始まった。

今回、キャラバン第5弾目となる元町映画館は、2010年に開業し、映画ファンによってつくりあげられた映画館。上映される作品は、映画『帰ってきたあぶない刑事』、映画『朽ちないサクラ』、映画『青の帰り道』の3本。

7月6日(日)には映画『帰ってきたあぶない刑事』上映後、BABEL LABELから原廣利監督(映画『帰ってきたあぶない刑事』、原の父親である原隆仁監督(テレビシリーズ「あぶない刑事」)が登壇。「本作の監督の原と申します。 土曜日の皆様の貴重な時間に観ていただき本当に嬉しく思います。 色んなお話をたくさんできればと思いますので、よろしくお願いします。」と原廣利監督挨拶後、父の原隆仁監督からは、「初めまして。父です。」と会場の笑いを誘い、「この度、廣利のあぶない刑事を皆さんご覧になって楽しんでいただけたと思います。ありがとうございます。」と挨拶をした。

実際に会場のお客さんと上映を楽しんだお二人。「公開から1年経って久々に観たんですけど、よくできてるなって。(笑)よく撮ったなと思いました。というくらい感慨深く観させていただきました。」と原廣利監督は改めて自身が手掛けた作品について振り返った。

神戸は映画『帰ってきた あぶない刑事』のロケ地でもあるが、神戸に帰ってきた感想を聞かれると、「ラストアクションシーンは神戸で撮影しました。神戸といえば父である原隆仁監督のデビュー作である映画『べっぴんの街』」と答えると、原隆仁監督は「柴田恭兵さん主演で、神戸が舞台です。」と神戸とのご縁を語った。

映画『帰ってきた あぶない刑事』の監督を務めるにあたり、「プロデューサーの近藤さんという方がいて、別の若い岡部さんというプロデューサーと一緒に他の作品を撮っている方で、あぶ刑事の監督を父がやっているんですという話をしたら、食事会を設けてくれたんです。

それで呼ばれていったら、その場でオファーを受けて、 驚きました。「八月は夜のバッティングセンターで。」というドラマを仲村トオルさんともやっていて、原の息子なんですというのもトオルさんが覚えていてくださって。代表の藤井に相談したところ、「絶対やった方がいいよ」と背中を押してくれたんです。それで1回飛び込んでみました」と語った。

父である原隆仁監督は、「八月は夜のバッティングセンターで。」で仲村トオルさんとやっていて、すごくいい関係を築けているなと思った。そのときに、今度あぶ刑事をやるんだよって話になったときに、 ああ、なるほどね。 そう来たかっていうね、 単純に嬉しかったですよ。」と喜んだ様子を語った。

「あぶない刑事」はお二人にとってどのような存在かを問われると、原廣利監督は、「それこそ、父がやっていて、 そのとき父があぶ刑事の長崎にロケに行ってるときに、 僕が生まれて、僕が撮影を横浜でしてるときに、今の息子が生まれてみたいな、切れない縁も感じましたし、僕の監督デビュー作として、 一生の財産になってくるものというか、 人生の一部という流れの作品になってるかなとは思います。」と想いを語った。原隆仁監督は、「自分にとって、相棒みたいな位置づけになるのかな。どこかで困ったときに、 後ろにあぶ刑事がいる。作品を撮っているときにも、 どうしようかなと思ったときには、やっぱりあぶ刑事が自分の中のどこかにいます。」と自分にとって大切な存在であることを明かした。

観客とのQ&Aコーナーでは、今回の上映で映画『帰ってきた あぶない刑事』をみるのは100回目だという観客もおり、熱量高いお客さんたちに囲まれ、大いに盛り上がった。

最後に、原廣利監督は「それぞれ 僕らの渾身の作品が上映されますので、あぶ刑事をきっかけに、他のバベルの作品も興味を持っていただき、観ていただけたら本当に嬉しいと思います。」と呼びかけ、原隆仁監督は「バベルが 15周年ということで 15年前に藤井くんと会って、藤井くんの映画の手伝いができるかな という時もありましたけれども、藤井は立派に成長を遂げて、バベルという会社を大きくしました。藤井くんはすごいです。映画『正体』も観ていただきたいです。ありがとうございました。」と挨拶し、イベントは大盛況で幕を閉じた。

次回の全国ミニシアターキャラバンは、次回のキャラバン開催地は、京都のミニシアター「出町座」にて8月29日(金)〜1週間の開催予定だ。

「全国ミニシアターキャラバン」第一弾、新潟シネ・ウインド舞台挨拶レポート

「全国ミニシアターキャラバン」第二弾、シネマ・ジャック&ベティ舞台挨拶レポート

「全国ミニシアターキャラバン」第三弾、札幌・サツゲキ舞台挨拶レポート

「全国ミニシアターキャラバン」第四弾、兵庫・元町映画館舞台挨拶レポート

 

「BABEL LABEL」とは
BABEL LABELは、ドラマや映画において数々の話題作を生み出し、日台合作映画『青春 18×2 君へと続く道』や映画『正体』を手掛けた監督の藤井道人を筆頭に、映画『帰ってきた あぶない刑事』の原廣利、藤井とともに監督を務めたNetflix シリーズ「イクサガミ」の山口健人など気鋭のクリエイターが所属するコンテンツスタジオです。

15周年特設サイト:https://retrospective.babel-pro.com/
公式X:@BABEL_LABELdirs
公式Instagram:@babel_label

<上映予定作品>

映画『7s』(監督:藤井道人)©7s/セブンス製作委員会

映画『LAPSE』(監督:志真健太郎、アベラヒデノブ)©BABEL LABEL

映画『青の帰り道』(監督:藤井道人)©映画「青の帰り道」製作委員会

映画『デイアンドナイト』(監督:藤井道人)Ⓒ2019「デイアンドナイト」製作委員会

映画『ヤクザと家族 The Family』(監督:藤井道人)©2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会

映画『DIVOC-12』(監督:藤井道人、林田浩川、ナカモトユウ)
©2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.

映画『ジャパニーズスタイル』(監督:アベラヒデノブ)©2020 映画「ジャパニーズ スタイル」製作委員会

映画『生きててごめんなさい』(監督:山口健人)©2023 ikigome Film Partners

映画『青春18×2 君へと続く道』(監督:藤井道人)©2024「青春 18×2」Film Partners

映画『帰ってきた あぶない刑事』(監督:原廣利)©2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会

映画『朽ちないサクラ』(監督:原廣利)©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会

映画『正体』(監督:藤井道人)©2024 映画「正体」製作委員会

<上映予定劇場>

北海道:サツゲキ
秋田:御成座
新潟:シネ・ウインド
神奈川:シネマ・ジャック&ベティ
群馬:前橋シネマハウス
山形:鶴岡まちなかキネマ
愛知:刈谷日劇
兵庫:元町映画館
京都:出町座
大阪:第七藝術劇場
広島:横川シネマ
大分:別府ブルーバード劇場
鹿児島:ガーデンズシネマ
沖縄:シネマパレット 他

※上映時期、上映作品は各劇場によって異なります。