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明るい気持ちになれる!“生きる原動力”になるコメディ映画20選/#13 マコーレー・カルキン特集!『ホーム・アローン』『リッチー・リッチ』『マイ・ガール』

映画・ドラマライターの伊藤万弥乃です。全20回に渡って「生きる原動力になるコメディ映画」をテーマに1本ずつ映画を紹介させていただきます!(※ネタバレを含みます)私がコメディ映画を観たいと思うのは、心が沈んでいるときや現実逃避をしたいとき。だからこそ、爆笑までしなくとも、観ている間だけでも楽しい気分にさせてくれる作品をテーマにピックアップしていこうと思います。

 

■マコーレー・カルキン出演作まとめ!『ホーム・アローン』はクリスマスの大定番

もうすぐ2023年も終わり。ハロウィンが終わると街はすっかりクリスマス気分になって、クリスマスソングがあちこちで聞こえるようになりました。そしてこの季節になると毎年金曜ロードショーで放送されるほど、クリスマスの定番映画となっているのが『ホーム・アローン』です。

前回ご紹介した『フェリスはある朝突然に』の監督・脚本を務めたジョン・ヒューズが、『ホーム・アローン』では脚本を担当。物語は、とある大家族がクリスマス休暇に旅行に行こうとするところから始まります。子供たちも個性的でみんなバタバタ。出発の朝、家族全員が寝坊をし、末っ子のケビンは忘れられ、家に置き去りにされてしまいます。ケビンは寂しさを感じるものの、家を独り占めできることに喜び、満喫。ところがそこに、留守であることを知った泥棒たちがやってきます。一見、恐ろしいことに思えますが、泥棒よりもケビンは何倍も上手で、様々な仕掛けをして泥棒たちを罠にはめていく。大人でも思いつかないような斬新な防御は観ていてスカッとするし、思わずケビンを応援してしまうこと間違いなしです!

そんなケビン演じるマコーレ―・カルキンは、今年で43歳。幼いころから映画界で活躍する彼をたたえて、つい先日ハリウッド殿堂入りを果たしました。ウォーク・オブ・フェームで行われたセレモニーには『ホーム・アローン』で母親役を演じたキャサリン・オハラも駆けつけ、家族と共にその瞬間をお祝いしていました。しかし、子役で大金を稼いだ後、マコーレ―・カルキンの人生は順風満帆というわけではなかった……というのは皆さんご存知かと思います。

 

■Netflixで配信されランキング入りした『リッチー・リッチ』も必見!

マコーレ―・カルキン出演作と言えば『ホーム・アローン』以外に、『リッチー・リッチ』をご存知の方も多いはず。『ホーム・アローン』シリーズの2作に出演し、カルキンが子役としての実力も人気も確実なものにした1994年に公開された作品で、最近Netflixで配信がスタートしました。

億万長者の両親のもとに生まれたカルキン演じるリッチーは世界で最も裕福な子供。しかし、普通の生活を送ることができない彼は、子供らしい遊びができる友達がおらず、寂しい思いをしていました。そんな中、両親が飛行機事故に遭ったという知らせが届きます……リッチーは自らが両親の代わりになって会社経営を行い、優秀な成績を収めながら、両親は生きていると信じて待ち続けます。

この作品の面白ポイントは、従来の10倍強力な接着剤やハチ型ロボット、父親がどこにいるか分かるソフトなど、様々な発明品です。事故を起こした犯人である、一家の財産を狙う会社重役の男と対峙する際、『ホーム・アローン』のように仕掛けではなく、リッチーと仲良しの教授による発明品によってリッチーと両親は救われるのでした。

危険な目に遭いながらも、本物の友情に出会い、必死に子供を追いかける大人を懲らしめるという、『ホーム・アローン』と通ずるところのあるドタバタコメディ。毎年この季節に『ホーム・アローン』を観続けて少し飽きてしまった方にオススメしたい作品です。

 

■コメディだけではない!マコーレー・カルキンの子役としての実力

コメディではない側面のマコーレ―・カルキンが気になる方には、ぜひ『マイ・ガール』を観ていただきたいです。カルキン演じるトーマスは、ベーダ(アンナ・クラムスキー)と親友同士。しかし「男女が友達って変……」と彼らの関係は同級生にはからかわれてしまいます。小学生の頃は周りの目も気になって、男女で遊ぶことはなかなかできませんが、それでも気の合う二人だけで世界を開拓していく姿はとても愛おしく、勇気づけられます。物語はベータ目線で語られるものの、彼女の青春の大部分をトーマスが彩っており、二人の関係の深さと純粋さを感じることができる繊細な作品です!

さて今年もあと僅か。日照時間が短い冬は寂しさも感じやすいですよね……そんな時はあったかい部屋で笑えるコメディを楽しめば、素敵な一年の締めくくりになると思います!

今年の夏から始めさせていただいているこの特集。改めて「コメディ映画って奥が深いな」と考えさせられました。読んでくださっている方、本当にありがとうございます!それでは、よいお年をお迎えください。

 

『ホーム・アローン』(1986)

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【ストーリー】
パリでクリスマスを過ごそうと飛行機に乗り込んだ15人の大家族。だが、飛行機の中で思い出した大事な忘れ物は……8歳のケビンだった!家に取り残されたケビンは、一人の自由を思う存分楽しんでいたが、そこに2人組の泥棒が現れて……?

【キャスト】
マコーレー・カルキン、ジョー・ペシ、ダニエル・スターン、ジョン・ハード、キャスリン・オハラ、ロバーツ・ブロッサム

【スタッフ】
監督:クリス・コロンバス
脚本・製作:ジョン・ヒューズ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
撮影:ジュリオ・マカット
編集:ラジャ・ゴズネル

 

『リッチー・リッチー』(1994)

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【ストーリー】
世界一の資産家・リッチ家の御曹司・リッチーは、両親の愛に包まれて何不自由なく育った。ある時、リッチ産業重役の乗っ取り計画によって両親の乗った飛行機が墜落。社長代行としてリッチーが祭り上げられる。彼は小学校に通いながら社長業に精を出すが…。

【キャスト】
マコーレー・カルキン、ジョン・ラロケット、エドワード・ハーマン、ジョナサン・ハイド、クリスティーン・エバーソール

【スタッフ】
監督:ドナルド・ペトリ
音楽:アラン・シルヴェストリ
脚本:トム・S・パーカー、ジム・ジェニウェイン
製作:ジョエル・シルヴァー、ジョン・デイヴィス

 

『マイ・ガール』(1991)

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【ストーリー】
1972年夏、ペンシルベニアの田舎町。優しいパパとおばあちゃんと一緒に暮らす11歳の少女ベーダは、パパが仕事で雇った美容師シェリーと愛し合っていると知って大ショック。一方で彼女自身も幼なじみのトーマスと初めてのキスを交わし、恋心を芽生えさせる…。

【キャスト】
アンナ・クラムスキー、マコーレー・カルキン

【スタッフ】
監督:ハワード・ジーフ
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
脚本:ローリス・エレワニー
製作:ブライアン・グレイザー

 


伊藤万弥乃(いとうまやの)
海外映画とドラマに憧れ、英語・韓国語・スペイン語の勉強中。
大学時代は映画批評について学ぶ。映画宣伝会社での勤務や映画祭運営を経験し、現在はライターとして活動。
シットコムや韓ドラ、ラブコメ好き。

執筆記事:https://linktr.ee/mayano
ブログ:https://ladybird99.com/

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