【海外ニュース】『エブエブ』監督コンビが『スター・ウォーズ』を撮る!そしてまさかのあの監督まで…!?最近の『スター・ウォーズ』ニュースまとめ。
ここ数日で『スター・ウォーズ』に関する複数のニュースが出たので、それをまとめてみよう。米The Hollywood Reporterなどが、現在公開中の『エブエブ』こと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の監督であるダニエル・クワン&ダニエル・シャイナートのコンビ、通称ダニエルズが新作ドラマ『Skeleton Crew(原題)』の1エピソードを監督したと報じている。このドラマシリーズの撮影は、昨年の夏頃から今年の1月まで行われていた。
企画は元々、トム・ホランド主演の『スパイダーマン』ホーム3部作を手がけたジョン・ワッツ監督がルーカスフィルムに持ちかけたものだ。ワッツはこれまで長らく組んできた脚本家のクリストファー・フォード(『スパイダーマン:ホームカミング』など)とともに企画を進めてきた。詳しいストーリー内容は明かされていないが、銀河で迷子になった子どもたちが、自分たちの帰るべき道(ウェイ・ホーム!)を見つけようとする姿が中心に描かれるようだ。以前に米Vanity Fairが伝えたところだと『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の後の時代を舞台とした、80年代のアンブリン・エンターテインメント(スティーブン・スピルバーグの製作会社)の傑作青春冒険映画(『グーニーズ』など)の銀河版になるとのこと。ちなみに、タイトルの意味は「最低限の人員」だ。
出演が確定しているキャストはジュード・ロウのみで、『マンダロリアン』シリーズのジョン・ファブローとデイブ・フィローニが製作総指揮を務める。今年中にDisney+での配信が予定されているので、あまり待たされることはないだろう。
逆に、上手く進んでいない企画もある。『ミズ・マーベル』のシャルミーン・ウベード=チナーイが監督するタイトル未定の新作映画で、脚本を担当するはずだったデイモン・リンデロフ(ドラマ版『ウォッチメン』)とジャスティン・ブリット=ギブソン(『ストレイン 沈黙のエクリプス』)が理由不明のまま降板したことが米Deadlineなどにより明らかにされたのだ。一応その後に、米Varietyが後任としてスティーブン・ナイトが選ばれたと報じている。ナイトはほぼトム・ハーディの一人芝居で成り立っている『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』を監督した人物だ。このまま予定通りに行けば、この新作映画は2027年に公開となるはずだ。
また、ツイッターを賑わせた不思議なジョークもあった。あるアカウントが、後味の悪い映画ランキングの常連である『ファニーゲーム』のミヒャエル・ハネケ監督が『Skeleton Crew』に参加したと呟いたのだ。ハネケは分かりやすいエンタメとはほど遠い作品を撮ってきたので、にわかに信じがたい内容ではあったが、ソースは米The Hollywood Reporterだと記述されていたので映画評論家の町山智浩も騙されてしまった。結局、どこにもリンクが張っておらず、実際に米The Hollywood Reporterもそのような記事は出していないので冗談だと判明。残念なような、ほっとしたような話だが、当該ツイートは現時点で約48万件表示されている。未だに『スター・ウォーズ』への注目度が高いのは確かなようだ。
■ソース
・https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/star-wars-the-daniels-direct-skeleton-crew-1235356983/
・https://www.vanityfair.com/hollywood/2022/05/star-wars-cover-the-rebellion-will-be-televised
・https://deadline.com/2023/03/damon-lindelof-justin-britt-gibson-exit-secret-star-wars-movie-1235306120/
・https://variety.com/2023/film/news/star-wars-steven-knight-damon-lindelof-justin-britt-gibson-1235560466/
・https://mobile.twitter.com/jessehawken/status/1638143709219893248