初のドラマシリーズ化!「チャッキー」シーズン1 全話一挙配信記念!チャッキー・サーガの4つのポイントを紹介!
1988年に公開された『チャイルド・プレイ』から34年。あの恐怖の殺人人形チャッキーが帰ってくる!シリーズの生みの親であるドン・マンシーニによって初のテレビシリーズ化。6/24(金) よりHuluプレミアにて、全話一挙独占配信されます。そもそも「チャッキー」って何?『チャイルド・プレイ』ってどんな話?配信直前を機に、チャッキー・サーガの4つのポイントを振り返ってみましょう。
文:片山大輔(映画と珈琲とキット・フィストー)
huluにて配信中!
① 見た目は人形!中身は殺人鬼!
映画『チャイルド・プレイ』シリーズは、殺人鬼チャールズ・レイの魂が乗り移った人形・チャッキーが人間の体に戻るために惨劇を繰り返す傑作ホラーです。これまでにリブート版を含めて、8作品が公開されています。『13日の金曜日』シリーズのジェイソン、『エルム街の悪夢』シリーズのフレディなどと並び、世界的に有名なホラーアイコンであるチャッキー。しかし、なぜ彼は人形なのか?そして、人を殺めるのか?その秘密は、ある夜の事件がきっかけでした。
殺人鬼のチャールズ・レイは警察に追われ、おもちゃ屋に逃げ込みます。そこには、子どもたちの親友として作られたおもちゃの人形・グッドガイ人形がたくさん置いてありました。グッドガイ人形は、それぞれトミーやポーリーなど、個体ごとに名前が異なり、警察に撃たれて瀕死の状態だったチャールズ・レイはブードゥー教の秘術を使って、一体のグッドガイ人形に魂を乗り移らせます。その人形がチャッキーだったのです。ブードゥー教には、ゾンビのルーツがありますが、本シリーズでは、歩く屍ではなく、歩く殺人人形が誕生したのです。
② 殺しの腕は一級品、巧みな殺人術!
チャッキーが人を殺める理由は、人間の体に戻るためです。戻るためには、人形になって最初に話した人間(アンディ) の体を手に入れる必要があり、その目的を邪魔する者は容赦なく手にかけます。“湖畔の絞殺魔”の異名を持つ殺人鬼チャールズ・レイは、人形の姿になってもシリーズファンを飽きさせない殺戮の数々魅せてくれます。
『チャイルド・プレイ』のポスターでも馴染みのあるナイフによる刺殺をはじめ、車の後部座席からビニール袋を被せ絞殺、感電による電殺、手榴弾を使った爆殺。ときには定規で撲殺からのコピー機で死体を印刷するという演出もしてくれます。また、ゴミ収集車に対象を閉じ込め、粉砕したりと場面に合わせて殺し方を選択するなど、さすがは殺しのプロです。ホラー映画のキャラクターで、殺害数No.1を決める人形部門ではおそらくトップ独占ではないでしょうか。
③ 実は妻子持ち!?
チャッキーといえど中身は一人の男。シリーズ4作目『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』(1998) には、チャッキーが人間だったときの恋人ティファニーが登場し、5作目の『チャイルド・プレイ/チャッキーの種』(2004) では、ティファニーとの子どもシットフェイスが登場します。そして、家族とはときに衝突するものです。シットフェイスと再会したチャッキーは、性別が男の子だと信じてグレンと名付けたく、逆にティファニーは女の子だと信じてグレンダと名付けたく夫婦喧嘩勃発。結果、グレンと名付けられましたが、ほどなくして、グレンの教育方針でまた、喧嘩。立派な殺人鬼に育てたいチャッキーとマジメな子どもに育てたいティファニー。殺人人形同士の夫婦喧嘩は、当然のことながら心おドールものではありませんでした。
④ ホラー?コメディ?お得意の路線変更!
前述でも触れましたが、本シリーズはリブート版を含めて、全8作品。1988年に公開された1作目が4400万ドル以上の興行収入を稼ぎ、全世界で大ヒットを記録。後のシリーズ化に繋がりました。本シリーズは大きく分けて、チャッキーとアンディの戦いを描いた1~3作目、チャッキーの家族物語を描いた4~5作目、チャッキーとニカの戦いを描いた6~7作目、そして、リブート版となります。シリーズを通して、チャッキーの話は継続しているものの、ジャンルはあらゆる方向に。大幅な路線変更をした4~5作目では、前作までのホラー要素は弱く、コメディ色が強くなりました。ホラー映画『シャイニング』のパロディがあったりもします。6~7作目は、1作目に繋がる内容となっており、まさに原点回帰。再びホラー色が強く、ダークなトーンに仕上がっています。そして、リブート版。今作のチャッキーは最新AIを搭載した最新型であり、これまでシリーズの制作に携わってきた原案者のドン・マンシーニが関わっていない、新しい『チャイルド・プレイ』となりました。『スター・ウォーズ』シリーズなどで知られるマーク・ハミルがチャッキーの声を務めたことでも話題になりました。
シリーズの続編が制作される度に、路線変更や原点回帰をしてきた『チャイルド・プレイ』。初のテレビシリーズ化となる「チャッキー」の製作総指揮・脚本を務めるのは、シリーズの生みの親であるドン・マンシーニ。さらにチャッキーの声には、リブート版以外の全作で声を務めたブラッド・ドゥーリフが復帰。さらにさらに、第1作目で主人公の少年アンディを演じたアレックス・ヴィンセントが登場し、チャッキーの誕生秘話を描くにふさわしいになっています。この夏、帰ってきたチャッキーと遊んでみてはいかがでしょうか。Hi! I’m Chucky, wanna play?
■Huluプレミア「チャッキー」 シーズン① (全8話) 6月24日(金) より、全話一挙独占配信 (字・吹)
ドラマの視聴はこちら▷ https://bit.ly/3MSWK4U
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