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今週末はクリスマス!あえて聖夜に見てほしい傑作ホラー映画4選!

皆さんはクリスマス、楽しみにしてますか? ご存じ、イエス・キリストの誕生を記念した日ですが、多くの方にはロマンティックなビッグイベントとして認識されているでしょう。…しかし、光あれば影もある。クリスマスは楽しいだけの日ではないのです! そこで今回は、クリスマスをテーマにした傑作ホラー映画をご紹介します!

文:屋我平一朗(日々メタルで精神統一を図る映画ブロガー)

 

 

①『クランプス 魔物の儀式』(2015)
監督:マイケル・ドハティ
出演:アダム・スコット、トニ・コレット、デビッド・ケックナー

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〈良い子のもとにはサンタクロース、悪い子のもとには…?〉

クリスマスにやってくるのはサンタクロースだけではありません。そう、トナカイ…でもありません。サンタクロースこと聖(セント)ニコラウスに同行し、言うことを聞かない悪い子におしおきして回る、まさにヨーロッパ版なまはげとも言える存在、それがクランプスです。主人公の少年マックスは、毎年クリスマスの時期に訪れる無礼なおばさん一家が苦手です。今年もクリスマスを台無しにされたマックスがクリスマスがなくなるように祈ると、その願いが聞き入れられてしまい、怪物クランプスが家に襲来します。ヤツがくれるのはプレゼントではなく恐怖。人をさらったり、謎の力でおもちゃを操って人を丸呑みさせたり…これならおばさん一家襲来の方がマシだった! 悪魔のようなクランプスですが、あくまで目的は戒めです。ファミリー映画でもあるので、悪い子をお持ちの方には本作が役立つかも?

 

②『P2』(2007)
監督:フランク・カルフン
出演:レイチェル・ニコルズ、ウェス・ベントリー、サイモン・レイノルズ

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〈クリスマスは誰かと過ごしたい…〉

巷では、孤独なクリスマスは「メリークルシミマス」とか「シングルベル」なんて言われます。その寂しさに耐えかねた男がここにひとり…。クリスマスイブの夜、仕事終わりのアンジェラが家族の待つ家に帰ろうとすると、なぜか車が動きません。しょうがないのでP2(地下2階駐車場)の警備員室に助けを求めに行くと、ひとりぼっちなのに部屋を飾りだらけにし、食事の用意までしていたトーマスがいました。はじめは親切に見えましたが、アンジェラは眠らせられ、目を覚ますと足を鎖で繋がれており…地獄の晩餐の始まりです。誰でもクリスマスには人肌恋しくなるものですが、ここまでセッキョク的なお誘いはさすがに迷惑。トーマス曰く、アンジェラと友だちになりたかっただけのようですが、ここでかの有名な魔法使いハリー・ポッター氏がシリーズ1作目で言い放った含蓄のあるお言葉を引用しましょう。“友だちなら自分で選べる”。

 

③『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』(2016)
監督:クリス・ペッコーヴァー
出演:オリビア・デヨング、リーバイ・ミラー、エド・オクセンボールド

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〈クリスマスと言えばお留守番!〉

本作はホラー版『ホーム・アローン』とも言える作品です。12歳のルークは、昔から気になっていたベビーシッターのアシュリーと留守番を任されます。留守番をすると誰かが来るのは映画の常で、家の周りで不審な影が見え隠れするように…。しかし、これはルークにとってはチャンスでもあるのです。吊り橋効果というやつで、人は恋をしてドキドキするのと逆に、別の理由でドキドキしていても恋をしているせいだと錯覚することがあります。果たしてルークの恋の行方は!? …という話ですが、ちゃんと恐ろしいホラーでもあります。先の読めないストーリー展開で、本作はホラー好きには極上のクリスマスプレゼントとなるでしょう。…いえ、考えてみれば『ホーム・アローン』も立派なホラーでしたね。泥棒相手とは言え、屋上からレンガ投げつけてましたもの。

 

④『アナと世界の終わり』(2017)
監督:ジョン・マクフェール
出演:エラ・ハント、マルコム・カミング、サラ・スワイヤー

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〈復活するのはキリストだけじゃない!〉

イエス・キリストと言えば、十字架にかけられて亡くなった3日後に復活したことで有名です。しかし、ホラーファンが「復活」と聞いて想像するものと言えば…そう、ゾンビです! 地元の田舎町を出ていきたいと思っている高校生のアナは、卒業を控えたある日、そこら中にゾンビが溢れていることに気づきます。青春は命がけ。生き延びるため、クラスメイトとも、顔も見たくない元カレとも協力する羽目になります。本作は珍しいクリスマス・ゾンビ映画なのです…が、それだけではありません。『ラ・ラ・ランド』に負けず劣らずハイクオリティで口ずさみたくなるポップな曲に乗せて世界の終わりが描かれる、世にも珍しいクリスマス・ゾンビ・ミュージカルなのです! 劇中で「ハリウッド・エンディングなんてない」と歌われていますが、決して後味は悪くありません。

 

いかがだったでしょうか。

ホラー映画は皆で観ればワイワイ盛り上がれて、ひとりで観てもブルブル楽しめる万能なジャンルです。“ホーム・アローン”なクリスマスだって、もう怖くない!