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アレクサンダー・スカルスガルドがブランドン・クローネンバーグ監督のSFスリラー『Infinity Pool(原題)』の主演に決定!

主演のアレクサンダー・スカルスガルド

7月2日に全国公開を控える『ゴジラvsコング』の主演を務めたスウェーデン出身のイケメン俳優、アレクサンダー・スカルスガルドが、ブランドン・クローネンバーグ監督の新作SFスリラー『Infinity Pool(原題)』の主演に決定したとVarietyが報じた。

ブランドン・クローネンバーグはホラーの巨匠デヴィッド・クローネンバーグの息子であり、父親の作風であるボディ・ホラー(人体が異常に変容する様を、観客が生理的嫌悪感を催すように描写するホラー)のテイストを受け継いでいる人物だ。監督デビュー作『アンチヴァイラル』ではセレブがかかった病気のウィルスを欲しがる大衆を、2作目の『ポゼッサー』では他人の脳に入り込み体をコントロールしての殺人を請け負う暗殺者を描き話題となった。『ポゼッサー』の方は一般公開されていないが、昨年10月に開催された第33回東京国際映画祭で上映されたので、そちらでご覧になった方もいるかもしれない。『Infinity Pool(原題)』が3作目になるので、寡作ながらもそのシュールな設定と父親譲りのバイオレンスへのこだわりで、カルト的人気を博す監督である。

(左)アレクサンダー・スカルスガルド監督、(右)父親のデヴィッド・クローネンバーグ監督

タイトルの「インフィニティ・プール」とは、縁が水で覆われ、海などの景色と一体化して見えるプールのことだ。屋上に船が乗っているのが非常に印象的なシンガポールのリゾート「マリーナ・ベイ・サンズ」のプールが有名だが、それが本作において具体的に何を表しているのかはまだ不明。公開されたあらすじでは、「ジェームズとエムは、若く裕福で愛し合っており、休暇中である。彼らの宿泊しているオール・インクルーシブ・リゾート(宿泊費の中に諸々の費用が含まれているリゾート)は、島のツアーときらめくビーチを売りにしている。しかしホテルの門の外側には、より危険で魅惑的な、楽園の縁を超えた何かが待っている」となっており、9月6日から撮影開始予定だ。

アレクサンダー・スカルスガルドは、7月9日から公開予定のA24作品『ライトハウス』を手掛けた、鬼才ロバート・エガ―ス監督の次回作『The Northman(原題)』にも出演している。今後数年は、一癖も二癖もある作品でお目にかかることが多くなりそうだ。