【編集部が選出!】ムービーマービーアワード2020「ぜったい面白い映画大賞」ノミネート作品①『ミッドサマー』
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ノミネート作品①『ミッドサマー』
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『へレディタリー 継承』という素晴らしいホラー映画を作り上げた今最も注目される映画人アリ・アスター監督の2作目である本作は、前作の暗い画面から一転して、常に明るい画面が展開されている。本来であればピクニック日和の晴天だが、本作ではそんな穏やかな景色を見ることは出来ない。全編に渡って不穏な空気が漂う、良い意味で「不愉快」なホラー映画だ。
監督の前作『へレディタリー』は後半に怒涛の様に恐怖の波が押し寄せる作品だったが、本作では冒頭から常に不吉な予感を漂わせながら、観客の私たちを焦らしているかのような構成になっている。全編に渡ってずっと追い詰められているような、こんな不快感は今までに味わったことが無い。しかも白夜の地が舞台という事で、普通のホラー映画と違い多くのものがはっきりと「見える」のだ。それが却って、尋常ではなく恐ろしいのだ。
さらに本作では新たなスクリーム・クイーンの誕生を観ることが出来る。もちろん主演のフローレンス・ピューのことだ。ちょっと風邪気味のような、特徴的なハスキーボイスの彼女が発狂したかのように泣き叫ぶあのシーンは、この映画のハイライト。劇場で観ていた私も思わず一緒に声を上げそうになったぐらいである。
本作の公開は昨年の2月。私は劇場公開時に観に行ったのだが、まだまだ寒い季節だったにも関わらず、映画を観ている間ずっと嫌な汗をかいていた。ここまでの「不快感」を感じるホラー映画は私の映画人生でも初めての経験だった。
<編集部・大西>
【ストーリー】
アメリカで暮らす大学生のダニーと恋人のクリス、その仲間たちは、交換留学生であるペレの故郷スウェーデンで夏至(ミッドサマー)に行われる祝祭に誘(いざな)われる。その村では、90年ごとに9日間の浄化の儀式が行われ、人々は着飾って様々な出し物をするのだという。人里離れたヘルシングランド地方、森の奥深く、美しい花々が咲き乱れる“ホルガ村”を訪れた5人は“白夜”のもと、優しく穏やかな村人たちから歓待を受ける。しかし、閉鎖空間の中、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖……それは想像を絶する悪夢の始まりだった。
【キャスト】
フローレンス・ピュー、ジャック・レイナー、ウィル・ポールター、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー、ヴィルヘルム・ブロングレン
【スタッフ】
監督:アリ・アスター
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