【#観るべき100本】テロリズムVS予知能力~2分先の未来が見える男。でも、2分て微妙に急。何もできず焦るだけ。大変な役に我らがアニキ #ニコラス・ケイジ が挑む #ネクスト
「NEXT-ネクスト-」
フィリップ・K・ディックというと、「ブレードランナー」「マイノリティレポート」あとは「トータル・リコール」あたりが有名で、この3作品はSF映画界においてはエポック中のエポック、名作中の名作の範疇に入ったりしてるわけです。
ここで注意ですが、だからって「ディックの原作小説はおもしろかろう」と思って読んではいけない。あんまり、長くはないので興味本位でチャレンジしてみてもいいのですが、ライトノベルや恋愛小説みたいなのを読みつけてる人には全く手が出せない代物で、文字を追ってもイメージしづらい事この上ない、預言の書の趣きさえある。
ま、何十年も前に、今よりも未来のことを想像して書いてる人ってだけでも珍しいが、ディックの頭の中は、テクノロジーや文明が起こしうるドラマティックで不幸な未来の可能性が渦巻いてるようで、それがまた彼なりの科学的根拠で組み立てられてるから、そんな本ややこしいに決まってる。
故に、「映像になると途端に輝きを増す。」
だから映画向き。
で、そんな未来好きのディックが贈る、比較的新しいタイプの未来モノが
「NEXT-ネクスト-」。【2分先】の未来が見える男の話。
この2分ていうのが、微妙に急。その程度の予知能力だと危機を感じ取ってから、対策するまで、ほとんど時間ないじゃん!
決して便利とはいえない。しかも敵は核爆弾テロ。だから、ニコラス・ケイジは常にテンパってる。
ああ、大変。(でも、少しも難しくないから安心。)
ニコラス・ケイジは髪ふえた?
ジュリアン・ムーアも今回はハードコア。
「ハンニバル」のクラリス捜査官を彷彿とさせます。
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