【今夜何観る?】クエンティン・タランティーノ作品特集①『レザボア・ドッグス』衝撃のデビュー作は映画オタク魂が炸裂!

クエンティン・タランティーノ作品特集①
『レザボア・ドッグス』

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ハリウッドにおいて、今や絶対的な地位を築き上げたクエンティン・タランティーノ監督。そんな彼の衝撃のデビュー作となったのが『レザボア・ドッグス』(1992年)だ。2005年、イギリスの映画雑誌「エンパイア」が発表したインディペンデント映画ベスト50では見事1位に輝くなど、デビュー作にしてタランティーノの名を世界中に知らしめた作品である。

当時28歳のタランティーノは、ロサンゼルスのレンタルビデオ店員をしながら、映画監督になるという夢をかなえるため、チャンスをうかがっていた。しかし、あらゆる売り込みを掛けても全く相手にしてくれない。そんな中、開き直った彼がたった4週間で書き上げた脚本が『レザボア・ドッグス』だ。

その脚本が名優ハーヴェイ・カイテルの目に止まったことから、彼の運命は大きく動き始める。28歳の無名監督の作品にプロデュースまで買って出てくれたカイテルのお陰で、撮影資金とクセのある俳優たちが集まり、タランティーノはついに映画監督としてデビューすることになったのだった。


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冒頭で長々と繰り広げられる、マドンナの名曲に対する下品な解釈とオタクトークの数々から、黒服にサングラスの男たちが歩いていくスローモーションのオープニングは、シビれるほどのカッコよさ。

そして本作が何より素晴らしいのは、タランティーノ作品の大きな特徴でもある、物語の時間軸を巧みに操るストーリーテリングだ。普通の映画なら描くであろう、大掛かりな強盗計画をあえて描かずに、それが失敗したところから物語は始まる。そして、彼らの集合場所である倉庫に、ひとり、またひとりと仲間が帰ってきて、彼らの素性が少しずつ明かされていく。そうやって、ぼんやりしたストーリーがだんだんと明らかになってくるのだ。

それに加えて、激しいバイオレンス、粋なセリフ、ユニークなキャラクターたち。そして絶妙な音楽センス。その全てが本作を特別な存在へと導いている要因だろう。

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レザボア・ドッグス(1992)

監督・脚本・出演:クエンティン・タランティーノ

キャスト: ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、クリス・ペン、スティーヴ・ブシェーミ

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プライムビデオ


【あらすじ】
宝石強奪のために集められた、互いの素性は知らない6人の男たち。彼らは計画どうり宝石店を襲撃するが、逆に包囲していた警官隊の猛攻撃を受ける。彼らの中に警察の「犬」が紛れていたのだ。

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