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明るい気持ちになれる!“生きる原動力”になるコメディ映画20選/#18 女性コメディアンによる本格コメディ映画『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』

映画・ドラマライターの伊藤万弥乃です。全20回に渡って「生きる原動力になるコメディ映画」をテーマに1本ずつ映画を紹介させていただきます!(※ネタバレを含みます)私がコメディ映画を観たいと思うのは、心が沈んでいるときや現実逃避をしたいとき。だからこそ、爆笑までしなくとも、観ている間だけでも楽しい気分にさせてくれる作品をテーマにピックアップしていこうと思います。

女性コメディアンによる本格コメディ映画
『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』

主人公・アニー(クリステン・ウィグ)は、体だけの気楽な恋愛をし、オープンしたケーキ屋は不景気によって閉店せざるを得ず、現在は宝飾店に勤務。仕事も恋も全く進む気配がありませんでした。そんなある日、親友のリリアン(マーヤ・ルドルフ)に結婚が決まったと報告され、花嫁の介添え人(メイド・オブ・オナー)を任されることに。心から喜ぶ一方で、いい年をしてまともな恋愛ができていない自分にも嫌気がさしてしまいます。

そして、リリアンのいとこのリタ(ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ)、同僚のベッカ(エリー・ケンパー)、リリアンの夫の妹メーガン(メリッサ・マッカーシー)、リリアンの夫の上司の妻ヘレン(ローズ・バーン)といったブライズメイズたちとともに結婚パーティーの準備を進めていきますが、一番の親友だと思っていたリリアンの知らなかった側面が次々と明らかになり、さらに孤独を感じるようになってしまいます。そんな中で新たな出会いもあり、紆余曲折ありながらも人生が明るい方向へと進んでいくのでした。

主演および脚本を務めたクリステン・ウィグは『宇宙人ポール』をはじめとする“これぞアメリカンコメディ”な映画に出演し、『怪盗グルーのミニオン危機一発』などで声優としても活動してきました。同世代で親友役のマーヤ・ルドルフとは「サタデー・ナイト・ライブ」でも一緒に活動していたこともあって、本作でも息のあった演技を見せてくれます。(https://youtu.be/IoTv5sjom8k?feature=shared)また、プロデューサーは『40歳の童貞男』『無ケーカクの命中男 ノックトアップ』など名作コメディを生み出してきたジャド・アパトー。メーガンを演じたメリッサ・マッカーシーは本作でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされました。

 

親友の座を狙った戦い、みじめなアニーなど……
様々な角度のコメディが楽しめる

リリアンの婚約パーティーでは、 簡単な挨拶ですませたアニーに対して、ヘレンは2人で行った旅行のことや、内輪だけでの名前の呼び方など感動的なスピーチをします。そこでアニーはマイクを奪い、自分の方がリリアンを知っていると告げるようなスピーチをして、ヘレンとのマウント取り合い合戦が勃発。パーティーの人たちの引き具合も合わせて見ていると、とってもアニーをみじめに思ってしまいますが、それこそこがコメディ。過去のリリアンを良く知るアニーと今のリリアンを良く知るヘレンという2人の関係に注目してみてください。

また、アニーが選んだブラジル料理店でランチを食べたせいで、ドレス試着の時に全員が食中毒に。アニーは自分も気分が悪いのに、強がって汗だくで耐え、リリアンはウエディングドレスを着たまま路上で……というシーンも、本作最大の見どころと言えます。

さらに、ベガスでのバチェロレッテ(独身さよなら)パーティーに向かう飛行機で、アニーはヘレンからもらった薬とスコッチの飲み合わせのせいで変なテンションになってしまいます。幻想を見て、飛行機内でも騒動を起こしてしまい、警察に捕まって強制送還。着くまでに全員へとへとに。そしてメイド・オブ・オナーをクビになり、ヘレンが担当することになります。その上、いい感じの関係になったローズ巡査(クリス・オダウド)を突き放してしまい、アパートは追い出され、仕事は解雇。積もりに積もった感情が大爆発してしまうシャワーのシーンは必見です。

ハチャメチャなコメディらしさだけでなく、しっかりと教訓があるのもこの映画が評価されている理由。人生上手くいかないことを人のせいにして、自分に必要なことからは目を背けてしまう。変えようとしなければ、嫉妬にまみれたまま、みじめな人生を送ることになる。メーガンが自らの経験を通して、アニーに人生の厳しさを教えてくれるシーンには、思わず感動してしまうことでしょう。アニーの姿が面白おかしく感じると同時に、自らの人生を振り返るチャンスをくれる作品です。

 

『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(2012

Netflixで視聴する⇒こちら
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【ストーリー】
開業したケーキ店がつぶれ、恋人にも逃げられた30代独身のアニー。そんな彼女にとって心の支えだった親友・リリアンの結婚が決まり、ブライズメイドのまとめ役を頼まれる。だが、ヘレンをはじめ癖のあるブライズメイドたちに囲まれてトラブルが絶えず…。

【キャスト】
クリステン・ウィグ、マーヤ・ルドルフ、ローズ・バーン

【スタッフ】
監督:ポール・フェイグ
プロデューサー:ジャド・アパトー、クレイトン・タウンゼント、バリー・メンデル

 


伊藤万弥乃(いとうまやの)
海外映画とドラマに憧れ、英語・韓国語・スペイン語の勉強中。
大学時代は映画批評について学ぶ。映画宣伝会社での勤務や映画祭運営を経験し、現在はライターとして活動。
シットコムや韓ドラ、ラブコメ好き。

執筆記事:https://linktr.ee/mayano
ブログ:https://ladybird99.com/

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