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第82回:『ハロウィン』(2018)|40年の時を超えた因縁バトル!マイケルに殺される前に食べてほしかったバインミーとチョコブラウニー!【瀬田ミナコのシネまんぷく】

共感シアターでもお馴染み、女優の瀬田ミナコによる連載コラム。毎回「映画」と「食」をテーマに、ゆるゆるとお届けします!

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■今回の映画:『ハロウィン』(2018)

今年もやってきました!ハロウィンです!私も高校生の頃はかなり気合を入れて仮装したりメイクしたりで楽しみましたが、成人してからは特に何もせず、街に現れる仮装した人々を横目で眺めるだけ、、、。

しかし今年は違います!映画「ハロウィン」シリーズの新作『ハロウィンKILLS』が公開!

というわけで、今回は新作に向け、前作の映画「ハロウィン」(2018年)です。まるでハロウィンシリーズの大ファンの様な口ぶりですが、実は初めて観ました(笑)しかし、私はもうすっかり殺人鬼マイケル・マイヤーズの虜でございます!シリーズになるのも納得の、不気味で恐ろしいマイケルの魅力が最高の映画でした!

作品シリーズの原点は1978年に公開されたジョン・カーペンター監督の「ハロウィン」で、その後、沢山の続編が公開されました。今回の2018年版ハロウィンは、1978年版の40年後を描いた作品となっており、これまで作られてきた続編の流れは汲まず、第一作目から直接ストーリーが繋がっている作品です。

物語の主人公は殺人鬼マイケル・マイヤーズと、40年前に彼に命を狙われたローリー・ストロードです。

40年間医療刑務所に収容されていたマイケルは、ハロウィンを間近に控えた10月30日、彼の移送中に起こったバス事故に乗じて、脱走し姿を消してしまいます。ハドンフィールドに暮らすローリーは、40年前の事件以降、必ずまたマイケルが自分を殺しにやってきて彼と対峙することになると信じ、自宅を改造し、武器を蓄え、鍛錬を重ねていました。自由になってしまったマイケルは、次々とハドンフィールドの住民を殺害していき、ローリーと、ローリーの娘、孫にも襲い掛かります!再びやって来た恐怖のハロウィンの夜、40年の時を超えた因縁のバトルが繰り広げられます!

やはりジョン・カーペンターの音楽がとても良く、ハロウィンシリーズを観たことがなかった私でも聴いたことのあるメインテーマは、怖いのになんだかワクワクしちゃうこの映画にぴったりの曲でした。

原点となった1978年版のハロウィンを観ていないので、「ストーリー分かるかな?」と心配しながら観たのですが、まったく問題ありませんでした!マイケルが一作目で何をしたのか知らなくても、作中一言もしゃべらない不気味さ、何をしても死なないどころか痛みすらほとんど感じていないような人間離れっぷり、走ったりしない落ち着きっぷりなどから、充分すぎるほど彼の「ヤバさ」が分かりました。マイケルのユニフォームとも言える不気味なマスクとツナギに関しては最初ピンとこなかったので、やはり78年版を観てからのほうがより楽しめたとは思いますが、私はすっかりハロウィンシリーズのファンになってしまいました!

マイケルは躊躇なく人を殺すし、一言も話さないので命乞いのしようもないという、絶対に会いたくないブギーマンですが、なぜかとても可愛く見えてしまうのは私だけでしょうか?(笑)愛嬌のかけらもないのに、なんだか彼の存在が気になって仕方ありません!「もしもマイケルが私にだけ何かしゃべってくれたならすごく嬉しい」なんて思ってしまいました。
そして、私のこの考えは、登場人物の一人である精神科医サルテインも持っていました。

マイケルを観察し続け、マイケルの一言をずっと期待し、彼の事を理解しようとしてしまうサルテインは、自由になったマイケルにどんな対応をされるのか!?マイケルに魅せられたサルテインにちょっとだけ共感しちゃう私の、超個人的見どころです!

さて、マイケルばかりに触れましたが、この映画の良い所はローリーおばあちゃんが超かっこいい所です!改造された家はまさしく要塞。決してホームセンターでは揃わなそうな設備がぎっしり詰まっています。さらに、マイケルに怯えながらも「自分が彼を殺す」という強い意志は応援したくなります。決め台詞の「ハッピーハロウィン、マイケル」には痺れました!

スプラッターホラーなのかと思いきや、因縁のバトルものっぽいところも、マイケルとローリーのキャラクター性も、すごく良かったです。またローリーの娘(カレン)も、幼少期から戦う術を叩きこまれただけあって、ここぞというタイミングでやってくれます!怪物マイケルに対して、ローリー、娘、孫が協力して立ち向かう展開はとても面白かったです。孫(アリソン)に関しては、彼氏に浮気され、友達は少なくとも三人殺され、父親も殺されて自分も死にかけ、酷いハロウィンになりましたが新作でも活躍してほしいです!

さて、今回作るのはマイケルにあっさりと殺されてしまう警官二人が食べていた「チョコブラウニー」とベトナム風サンドイッチ「バインミー」を作ります。マイケルの恐ろしい犯行が続く中、突然始まる警官二人のご飯の会話。正直なんでこのシーンがあったのかよく分からなかったのですが、1978年版ハロウィンにチョコブラウニーが登場するらしく、オマージュだったのかな?ますます78年版が観たくなりました。

まずはブラウニーづくり。

チョコレート、バター、ラム酒を湯煎で溶かし混ぜ合わせます。

卵、牛乳、砂糖を泡だて器でよく混ぜたら、先ほどの湯煎したチョコレートを合わせ、

さらによく混ぜます。
ふるっておいた小麦粉とベーキングパウダー、ココア加えゴムベラでさっくり混ぜたら、

砕いたクルミを加え型に流し込みます。

表面にもクルミを乗せオーブンで焼けば完成です!

お次はバインミー作り!

バインミーは食べたことはありませんでしたが、なんとなくしょっぱい系を想像していたので、作中でピーナッツバター味と言っていたのが不安でした(笑)美味しくできるでしょうか、、、?

まずはベトナム風の「なます」を作ります。バインミーの中身は自由なんだそうですが、このなますが入っていることが多いようです。ニンジンと大根を千切りにして塩もみしたら、調味料に漬け込みます。決め手はナンプラーとチリパウダー!

きゅうりは薄くスライスし、レタスとパクチーも食べやすい大きさに切り分けます。
ハムやサラダチキンも用意しました。

まずはフランスパンにピーナッツバターをたっぷり塗り込みます。甘くて香ばしい香りが最高!

レタス、マヨネーズ、きゅうりを乗せたら

ベトナム風なますをイン!

ハムとチキンを乗せ、最後にパクチーをたっぷり入れて完成です!

凄い分厚さになりましたが彩もばっちりで美味しそう!

ブラウニーからいただきますっ
濃厚なチョコの甘さと、クルミの食感がいい感じです!安定のおいしさ。

そして味が不安だったバインミーですが、あまりの分厚さに、口を大きく開けても上手く齧れません!(笑)
なんとか具材にたどり着くと、、

旨い!!心配していたピーナッツバターがパクチーと相性抜群で、とっっっても美味しいです!

しかもナンプラーがほんのり香るなますが口をさっぱりさせてくれるので、ボリューミーなのに食べやすい!これはちょっとバインミーにはまりそうです!

作中ではこのバインミーを食べる前にマイケルがやってきてしまうので、警官はこれを食べずに殺されてしまいました。。。

可哀想です、せめてこの美味しいバインミーを食べてからやられてほしかった、、、(笑)

新作の「ハロウィンKILLS」ではなにか食べ物は登場するのでしょうか?もしバインミーが登場したら嬉しいなぁ。

ごちそうさまでした!

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今回取り上げた作品はコチラ!

【キャスト】
ジェイミー・リー・カーティス, ジュディ・グリア, アンディ・マティチャック, ウィル・パットン, ヴァージニア・ガードナー

【スタッフ】
監督・脚本 ‏ : ‎ デヴィッド・ゴードン・グリーン
原作:ジョン・カーペンター(キャラクター創作)、デブラ・ヒル(キャラクター創作)

製作:ジェイソン・ブラム

公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/cube/

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瀬田ミナコ(Acstar所属)
1996年4月3日生まれ 東京都出身
出演作品:映画「ゆずりは」「不能犯」(2018)
映画「種まく旅人~華蓮のかがやき~」全国順次公開中!!
その他:共感シアターでMCやコメンテーターとして活躍中
Acstar:http://acstar.jp/talent/minako_seta.html
Twitter:@minako_seta

 

『瀬田ミナコのシネまんぷく』
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