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第32回:『マトリックス』|ジューシーなステーキは夢の味!分厚い肉の味しさも電気信号に過ぎない!【瀬田ミナコのシネまんぷく】

共感シアター「KIQ STATION」のキャスターとしてもお馴染み、女優の瀬田ミナコによる連載コラム。毎回「映画」と「食」をテーマに、ゆるゆるとお届けします!

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■今回の映画:『マトリックス』(1999)

今回は、実は観ていなかった有名な映画を観てみよう!という事で『マトリックス』を観てみました。そうなんです観てなかったんですマトリックス。

1999年の映画という事で、当時3歳の私はそんな映画がある事を知る由もなく、成長してからも、イナバウアーのポーズで弾丸を避ける姿のイメージが強すぎて、あまり見る気になれなかったのです。おもしろくだらない系かと思ってたんです。そうしているうちに観ずにここまできてしまいました、、。

が、いざ観てみると!想像と違い、かっこよくて設定も面白い大真面目なSFアクション超大作でした!!話題になるのも納得です。ワイヤーアクションやスローモーションに見えるアクションシーンなどの撮影技術も、公開当時は画期的だったことがうかがえます。もし私が20年早く生まれていたらすごい興奮したんだろうな、と思ました!

物語の主人公はプログラマーとして働きながら「ネオ」という名の天才ハッカーの顔を持つ一人の男。毎日の生活に、どこか夢のような違和感を覚えながら暮らしていましたが、ある日モーフィアスという人物とその仲間からメッセージを受け取ります。 その仲間の美女、トリニティに導かれるままモーフィアスと対面したネオは、彼から「今現実だと思っているこの世界は、本当の現実ではなくコンピューターが作り出した仮想現実だ」という事を知らされます。本当の現実に戻る事を決めたネオが現実世界で目を覚ますと、そこは人間がコンピューターのエネルギー源として培養される、未来の地球だったのです。 ネオは、ネオこそ救世主だというみんなからの期待を背負いながら、モーフィアス達と共に、人類をコンピューターから解放するために戦うのです。

ネオを演じているのは、キアヌ・リーブスです!私の中でキアヌ・リーブスといえば、ジョン・ウィックの哀愁を帯びた髭面イメージだったので、このころの爽やかイケメンリーブスに驚きました!(笑 めちゃくちゃかっこいい!!

現実だと思っていた世界が実は夢だった!という展開にはさほど驚きませんでしたが、ネオが目覚めた、未来の地球の描写はなかなかショッキングで面白かったです!裸の人間が培養液の入ったカプセルに入れられ、管でつながれ、そのカプセルが無数に連なっているだけでもすごいですが、よくある実験施設のような場所ではなく、まさに果実が木に実るように人間が繋がれ、収穫用ロボのような機械が管理しているその様子には驚きました。本当に人間が家畜や植物と同じように、AIの都合で増えたり減らしたり、消費される対象になっていて恐ろしかったです!あと、人体につながれた管の接続部分がとても嫌でした。うなじとか背骨とかに穴が開いていてむず痒い。

AIの話をするのに欠かせないのが エージェントという存在です。モーフィアスら人間の開放を目指す者たちを殺すべくAI側が用意したのが、このエージェントです。人の姿をしていますがマトリックス(もともとネオがいた夢の中の世界)の中では今まで誰も勝ったことのない最強のプログラムです。ヒューゴ・ウィーヴィング演じるエージェントスミスが不気味でとてもよかったです。この人、人間に見えるけど実は人間じゃなさそう、という絶妙な雰囲気なんですよね!調べたら身長が188cmもあるそうで、そんな大男がサングラスかけて襲ってきたら普通に怖いよな、、と思いました。

今作のアクションシーンはカンフーの動きが多いです!手足の長すぎるキャストたちのカンフー、かっこいいようなちょっと不格好のような、、早すぎて、手の残像が見える表現があったり、スローモーションで表現したり、そんな演出もとても楽しくみられるアクションでした!

でも何より気に入ったのが、訓練シーンです。訓練といってもそこは科学技術の進んだ未来の世界。体を使って実技で習得なんてほとんどしません。知識や戦術など基礎的なことはフロッピーディスクのようなものから、脳みそに直接ダウンロードします!学びたい物事のディスクをセットしダウンロードボタンを押せばありとあらゆる知識を習得できちゃいます!個人的に一番「未来ヤバい!!便利!かっこいい!」と盛り上がったシーンかもしれません。

例のイナバウアーシーンはですね、意外とあっさりとしていました。すごくイメージが強かっただけに意外、、。インパクトのあるシーンではありますが、このポーズのせいで私のようにこの映画を誤解して観ていない人もいるかもしれないですね!イナバウアーシーンは、モーフィアスを助けるために、ネオとトリニティがエージェント達の元へ飛び込んでいく場面に登場するのですが、ネオはもちろんのこと、トリニティのかっこよさも際立つシーンでした!無限にある武器を身にまとい、サングラスを装着した二人を観た時は、よっ待ってました!!という感じ。

ラスト、救世主として覚醒したネオの顔つきも見どころです!これまでどこか自信なさげで不安の見える彼だったのに、覚醒後はまさに救世主の風格です!エージェント達が逃げ出すのがたまらない!! 「戦いはこれからだ!」的な、なんとも続編を観たくなる終わり方でした!

さて、今作に出てきた食べ物ですごくおいしそうだったのが、裏切り者のサイファーが食べていた分厚いステーキです!裏切り話をしながら分厚いレアのステーキを食べる姿は、まずいお粥しか食べられない現実世界との対比になっていて、印象的でした!何より美味しそう! 私がもしこの映画のような状況に置かれたら、サイファーのように、夢の中でもいいから美味しいものを食べて何も知らずに幸せに死んでいくほうを選ぶと思います(笑

それでは、ステーキ!作っていきたいと思います!

まずはソースと付け合わせ用に、玉ねぎを切ります! 

付け合わせ用は輪切りに。ソース用は適当に切ったらミキサーにかけます。 輪切りにした玉ねぎを形を崩さないようにしながらオリーブオイルで焼きます。

そしていよいよお肉です!重量感!

塩コショウを全部の面にふったら、弱火で焼いていきます。 レアのステーキというと、強火でさっと焼くイメージがあったんですが、厚いお肉はじっくりいったほうがいいらしいです。 

兎にも角にも、でかい肉がフライパンでジュージュー言いながら良い香りを放つのでテンション爆上がりです!!
バターも追加して、全部の面を焼いたらアルミホイルに包んでしばらく放置します。 

その間にソースづくりです。ワインや醤油、はちみつなどの調味料と共に、ミキサーにかけた玉ねぎ、リンゴジュースを煮立たせるだけ!簡単ステーキソースです! 30,31

休ませていたお肉を切ってみると、、赤い! 

いい感じのレアなのか!?生焼けなのか!?心配になりましたが、調べてみたところ大丈夫そうです! お皿に玉ねぎとセルフィーユを並べ、お肉を乗せたら完成です! 映画ほどではないけど大きなお肉の存在感たるや!! 

ナイフを入れてみると、表面が固い、、かと思いきや、中はいい感じのやわらかぁいレアステーキになってました!良かった!

とってもジューシーでソースともよく合います!美味しい! ですが映画的にいうとこの美味しさも、私の脳が解釈した電気的信号にすぎないのかもしれない、、!正直私は美味しければどっちでもいい、、!ごちそうさまでした!

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今回取り上げた作品はコチラ!

【キャスト】
キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス、ヒューゴ・ウィーヴィング

【スタッフ】
監督 : ラリー・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー

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瀬田ミナコ(Acstar所属)
1996年4月3日生まれ 東京都出身
出演作品:映画「ゆずりは」「不能犯」(2018)
今後の公開予定作品:映画「種まく旅人〜華蓮(ハス)のかがやき〜」
その他:共感シアター「KIQ STATION」でキャスターとしても活躍中
Acstar:http://acstar.jp/talent/minako_seta.html
Twitter:@minako_seta

 

『瀬田ミナコのシネまんぷく』これまでの連載記事はこちらから!
https://moviemarbie.com/special/cinemanpuku_index/

 

※瀬田ミナコが出演中の「KIQ STATION」アーカイブ動画はこちら!