第121回:『ONE PIECE FILM Z』(2012)|「ゴムゴムの実」を作って食べてみた!これで私もゴム人間!?【瀬田ミナコのシネまんぷく】
共感シアターでもお馴染み、女優の瀬田ミナコによる連載コラム。毎回「映画」と「食」をテーマに、ゆるゆるとお届けします!
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■今回の映画:『ONE PIECE FILM Z』(2012)
今回の映画は『ONE PIECE FILM Z』です!
今年は ONE PIECEの劇場版最新作『ONE PIECE FILM RED』が公開されるという事で、どうしても作ってみたい食べ物があったのです。
それは主人公ルフィが食べた「ゴムゴムの実」!!
原作漫画の方では最近になって、このゴムゴムの実の正体が明らかになり、さらに盛り上がりを見せているONE PIECE。実際に食べられるゴムゴムの実を作ってみたい気持ちは前々からあったのですが、やるなら「今しかない!」という事で、記事の後半で作ってます!ぜひ最後までお読みください!
先に謝らせて欲しいのですが、私は原作漫画は魚人島編までしか読めておらず、ONE PIECEに特別詳しいわけではありません。作品のファンの方からするとワンピ初心者な感想になるかと思いますがご了承ください。
さて今回私が鑑賞した『ONE PIECE FILM Z』ですが、劇場版の人気ランキングを調べてみると多くのサイトで一位を獲得している作品です。
魚人島編の直後のお話、という事で私にぴったりでした!
「ひとつなぎの大秘宝 ワンピース」を探し「海賊王」になる事を目指して旅をする主人公、モンキー・D・ルフィとその仲間達(麦わらの一味)は新世界の海を航海しています。ある日、怪我を負って漂流する人物を見つけた麦わらの一味は彼を助け、治療を施すのですが、彼の正体は海賊の抹殺を目論む元海軍大将、ゼットでした!ルフィたちが海賊だと分かったとたん襲い掛かってきます。
何とか逃げ延びた先で麦わらの一味が知ったのは、ゼット率いる「NEO海軍」が火山の大噴火を起こし、新世界ごと全ての海賊を焼き尽くそうとしている事でした。ルフィ達はゼットを止めるため、ではなく、能力者の力で年齢を巻き戻されてしまった仲間のため、大事な麦わら帽子を取り戻すために、ゼットに戦いを挑むのでした。
感想は、、、
「ゼット先生の漢な生きざまに痺れる!!!」です。もちろんこれはONE PIECEの映画で、麦わらの一味もちゃんとそれぞれ見せ場がありますが、この映画はゼット先生の映画だと感じました。ゼット「先生」と私も勝手に呼んでいますが、敵ながら尊敬してしまうような、渋くてかっこいいキャラクターなのです。彼が海賊を恨むようになった過去と、その過去を背負って生きる姿にドラマを感じました。
ONE PIECEで描かれる「海賊」の中にはルフィ達のように一般人に危害は加えないという人もいるし、海賊らしく略奪をする人もいるし、海軍の言う「正義」とは何だろうと思うことがあります。
ゼット先生は悩み苦しみ、結果自分なりの正義を貫いてNEO海軍を結成しました。それは他の人にとっては「悪」かも知れないけどその芯の強さにはやっぱり憧れてしまいます。
あと、本編でもなじみのあるキャラクター達を育てた師匠という事で、海軍の皆さんはかつての師匠と戦うことになります。やっぱり、大好きだった師匠を倒さないといけない展開はアツいですよね!
そしてそんなゼット先生の生きざまに花を添えるのが、劇中で口ずさまれる「海導」という歌!海で死んでいった海兵を弔う歌ですが、壮大で、でも切なくて、とても良かったです。
バトルシーンは劇場版ならではの迫力があったし、絵もすごく綺麗だし、ストーリーも分かりやすくテンポもいい。ワンピ久しぶり人間からすると、すごく観やすい、完成度の高い映画でした。
そして「やっぱり ONE PIECE超面白いなぁ~!」と思ったのでこれを機にちゃんと漫画も読み直していきたいです!
それではいよいよ「ゴムゴムの実」改め「ヒトヒトの実」を作っていきます!
今作では「実」そのものは登場しませんが、ルフィーがゴム人間になったのはこのゴムゴムの実を食べたからでした。
なんとなくブルーベリー風味になる予定。
まずは「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」の回で脳みそケーキを作った時にも活躍したマシュマロフォンダンを作ります!
マシュマロを電子レンジで加熱してトロトロにします。
粉砂糖とブルーベリーパウダーを大きめのボウルに入れて、そこに溶かしたマシュマロも加えます。
粘土の様な固さになるまで混ぜながら、様子を見つつ粉砂糖を足していくのですが、、、。
ベッタベタで扱いづらい!
凄い粘着力で指同士がくっついて離れないくらいです。。。
フードカラーで色味を調節しながら捏ねていくのですが、まとまるまでに二時間くらいかかって心が折れかけました。もう嫌だ!(笑)
ラップをして冷蔵庫で寝かしておきます。
その間に中身のケーキの部分を作ります。
本当はスポンジケーキのほうが美味しそうですが、固さがある方が形が作りやすいのでサンドイッチ用の食パンを使います。
角を落として四角から丸へ。斜めに包丁をいれて角度を付けていきます。
さらにパンを重ねて調節しながら、余分な部分を切り落とし球状にします。
一枚一枚ブルーベリージャムを塗って染み込ませておきます。
接着剤代わりにバタークリームを作ります。こちらもブルーベリーパウダーを入れて紫に!
食パンに塗って重ねていきます。
球の周りにもバタークリームを塗り広げたら、しばらく冷蔵庫で冷やして固めます。
マシュマロフォンダンを冷蔵庫から取り出してゴムゴムの実の模様を作っていきます。
細長く伸ばしたら、両サイドから渦を描くように巻いて、
これを先ほどの食パンケーキにペタペタ貼り付けていきます!
隙間なく貼り付けたら最後にT字のヘタを作ります。黄色っぽく色づけたマシュマロフォンダンにパスタを刺して形を整えたら本体に刺して完成です!!
なかなか気持ち悪い見た目です。(笑)
「ルフィはよくコレを食べたな」って思います。
切ってみると中のブルーベリーの層が綺麗!
さっそくいただきまーす!
あっっまい!!!!マシュマロと大量の粉砂糖で作られたマシュマロフォンダンはもはや砂糖そのもの。
でも意外とブルーベリー味で統一されてて、酸味もあって、思ったよりは美味しいです!
ケーキとしては美味しくない部類に入りそうですが、悪魔の実としては最高レベルに美味しいはず!
紅茶やコーヒーと一緒にチマチマ食べたいと思います。
これを食べて私も能力者になれたらたらいいのに!
ごちそうさまでした。
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今回取り上げた作品はコチラ!
『ONE PIECE FILM Z』(2012)
【声優】
田中真弓 中井和哉 岡村明美 山口勝平 平田広明 大谷育江 山口由里子 矢尾一樹 チョー 大塚芳忠
ゲスト声優:篠原涼子 香川照之
【スタッフ】
原作・総合プロデューサー:尾田栄一郎(集英社 週刊「少年ジャンプ」連載)
脚本:鈴木おさむ
監督:長峯達也
音楽:田中公平 浜口史郎
オープニングテーマ:中田ヤスタカ(capsule)
W主題歌:「How You Remind Me」「Bad Reputation」アヴリル・ラヴィーン
(C)尾田栄一郎/2012「ワンピース」製作委員会
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瀬田ミナコ(Acstar所属)
1996年4月3日生まれ 東京都出身
出演作品:映画「ゆずりは」「不能犯」(2018)
映画「種まく旅人~華蓮のかがやき~」全国順次公開中!!
その他:共感シアターでMCやコメンテーターとして活躍中
Acstar:http://acstar.jp/talent/minako_seta.html
Twitter:@minako_seta
Instagram:https://www.instagram.com/cinemanpuku_minako/
『瀬田ミナコのシネまんぷく』
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