「ムービーマービーアワード2021」ノミネート作品④『フリー・ガイ』 どんなモブキャラだって物語の主役になれる!
ムービーマービーが読者の皆様と共に毎年ベストな1本を決める最もユーザーフレンドリーな映画賞「ムービーマービーアワード」。今回は、昨年末からTwitterで募集した作品と、ムービーマービー編集部が選出したノミネート作品、計14本の中から今年度の「ぜったい面白い映画大賞」を決定します!
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ノミネート作品④
『フリー・ガイ』
どんなモブキャラだって物語の主役になれる!
毎日同じ服を着て、毎日同じ仕事をして、最後は家に帰って寝るだけ。そんな同じことを延々と繰り返すだけの、ゲーム内に存在する一人のモブキャラ(物語の本筋には絡まない脇役中の脇役)が自我に目覚めて、ルールを無視してこともあろうにヒーローになって人助けをしまくる。ゲームファンの筆者はその設定を聞いただけでワクワクが止まらなかったですね。
しかも主役は、俺たちのライアン・レイノルズ!デッドプールとして第4の壁を突破してきた彼が、アメコミヒーローに続き、今度は自我に目覚めたゲームのモブキャラを演じる。彼が演じると、もしかしてまたコメディ路線なのかな?と思いきや、実はこの映画けっこう熱い物語。ひとりの何でもない男が、惚れた女のためにルールを無視してまい進する。成り上がり映画としても最高に面白い1本でした。
映画の構造自体はジム・キャリー主演の映画『トゥルーマン・ショー』とほとんど同じ感じなのだが、今のトレンドをしっかり押さえつつ、ゲームファンなら理解出来るあるあるネタも満載。コメディのバランスも丁度良く、流石は『ナイトミュージアム』を手掛けたショーン・レビ監督である。
本作を見て以来、オープンワールドのゲーム(主に『グランド・セフト・オート』のことを言ってます)をプレイするとき、いつもは車で跳ね飛ばしたり、どさくさに爆弾で吹っ飛ばしたりしていた、なんでもない存在のモブたちも実は何かを考え、本当は主人公になりたいのかなーと、一瞬思ったりしています。彼らにも人生があるんですよねえ…。まあ、結局は爆弾で吹っ飛ばしてるんですけどね。
【ストーリー】
ルール無用・何でもありのオンライン・ゲーム<フリー・シティ>のモブ(背景)キャラとして、平凡で退屈な毎日を繰り返すガイ。ある日、彼は新しい自分に生まれ変わるため、ゲーム内のプログラムや設定を完全に無視して自分勝手に立ち上がる―。ありえないほど“いい人”すぎるヒーローとして。ゲーム史上最大の危機が迫る中、はたしてガイに世界は救えるのか…!?
【キャスト】
ライアン・レイノルズ、ジョディ・カマー、ジョー・キーリー、タイカ・ワイティティ
【スタッフ】
監督:ショーン・レビィ
© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
★応募はこちらから!!
投票期間:1月17日(月)~2月4日(金)
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