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『ラストナイト・イン・ソーホー』公開前イベントに小島秀夫、長濱ねるが登壇!エドガー・ライト監督もロンドンからリモート参戦!

エドガー・ライト監督×アニャ・テイラー=ジョイ最新作
『ラストナイト・イン・ソーホー』
公開前イベントに小島秀夫、長濱ねるが登壇!

エドガー・ライト監督もロンドンからリモート参戦!

『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督が60年代ロンドンとホラー映画への愛を込めて作られたタイムリープ・サイコ・ホラー『ラストナイト・イン・ソーホー』が12月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開となる。今回、本作の公開記念トークイベントが開催され、人気ゲーム『メタルギア』シリーズや『デス・ストランディング』などで知られるゲームクリエイターの小島秀夫、タレントの長濱ねるが登壇し、さらに、エドガー・ライト監督がロンドンからリモートで出演した。

本作は、ライト監督が4年ぶりに手掛けるサイコホラー映画。ロンドンのソーホーを舞台に、異なる時代に存在する2人の若い女性が、ある恐ろしい出来事によって、それぞれが抱く“夢と恐怖”が徐々にシンクロしていく様が描かれる。

本作にちなんで、60年代ファッションを意識した衣装で登場した長濱は、本作について「音楽がとても印象的。ウォーカー・ブラザーズの曲が大好きだったので嬉しくなりました。個人的に主人公エロイーズが使っていたヘッドホンが一緒だったり、中学生の時に、ロンドンのカレッジ・オブ・ファッションに行きたいと思っていたので、主人公とリンクするところがあって嬉しかったです」と自分の趣向と共鳴するところが多かったという。

『ベイビードライバー』以前からライト監督と親交がある小島は、本作のラッシュ映像を2年前にロンドン・ソーホーのホテルで観せてもらったという。コロナ禍を経てついに公開される本作に「ようやく観れました」と笑顔で完成を喜んだ。「僕たちはお互いに映画オタクであり音楽オタクなので、今回の作品もそういう要素がありますが、二皮くらいむけた。今までとは違う飛び抜けた作品になってると思います。すごい嫉妬しました。ホラーテイストなんですけど、最終的には女性の夢を応援する素敵な映画です。」本作を絶賛。さらにコジマは「鏡がキーなんですよね。昔からマジシャンや映画では鏡を使った古典的なトリックがありますが、CGとは違うアナログなやり方で鏡を通した表と裏、2人の主人公の夢と現実をうまく描いていました。」と太鼓判を押した。

ライト監督は「鏡の部分を楽しんでくれて嬉しく思います。仰ったように映画ではサイレントやブニュエルの頃から鏡を使った撮影技術があります。それに加えて、自分が夢を見ると他の人になることが多いんです。自分自身であることを自覚したまま、鏡を見るとそこには他人が写っているという、ちょっと幽体離脱してるような夢を見ることが多いです」と本作の設定が自分の体験から来ていることを明かした。

本作では「夢」がキーワードにもなっているが、それぞれのどんな夢を持っているか聞かれると、小島は「宇宙飛行士になりたいです。JAXAが募集しているので、どうしようかなと悩んでいるところです(笑)」と答えた。一方、長濱は「読書が好きなので、壁一面に大きな本棚がある家に住みたいです。これを夢と言っていいんでしょうか?(笑)」と少し恥ずかしそうに答えていた。2人の夢を受けてライト監督は「自分の夢はシンプルなものです。人間いつかは死んでしまうことを考えると、今まで作られた映画を全て観ることは不可能。出来るならば不老不死になって、作られる映画を全て観たいです」と全シネフィルが思う夢を語ると、小島も大きく頷いていた。

イベントの終盤では、観客からの質問にライト監督が答える場面も。ネタバレを含むところもあるので、内容は割愛するが、映画を見たばかりという事もあり、撮影の裏話や、細かなディテールの話など、ライト監督は笑いを交えながら熱心に質問に答えていた。

最後に長濱は「お話を聞いて、また何度も見返したいと思いました。細かい所もたくさんのこだわりが詰まっている映画だと改めて分かったので、何度も映画館に足を運んで楽しませていただきたいと思います」、小島は「怖いシーンもあるんですけど、美しい夢見る映画というか、キラキラして鑑賞後も良い気持ちになれる映画です。クリスマスにすごく合うホラーです。僕もあと2、3回行きたいと思います」、ライト監督は「自分にとって誇らしく思える作品で、パーソナルな作品でもあります。映画を作った時はこれが世界の皆さんに見てもらえるかは分からないので、それを当たり前だと思わないようにしています。こうして皆さんに観ていただくことはスリリングなことだし、本当であれば日本に行きたかったんですけど、それは次回にと思っています」とメッセージを送りイベントは終了した。

取材:ウメ氏(スチールブック愛好家)

【ストーリー】
ファッションデザイナーを夢見るエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学する。しかし同級生たちとの寮生活に馴染めず、街の片隅で一人暮らしを始めることに。新居のアパートで眠りにつくと、夢の中で 60 年代のソーホーにいた。そこで歌手を夢見る魅惑的なサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)に出会うと、身体も感覚も彼女とシンクロしていく。夢の中の体験が現実にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズは、タイムリープを繰り返すようになる。だがある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。さらに現実では謎の亡霊が現れ、徐々に精神を蝕まれるエロイーズ。果たして、殺人鬼は一体誰なのか、そして亡霊の目的とは-!?

【キャスト】
アニャ・テイラー=ジョイ、トーマシン・マッケンジー、マット・スミス、テレンス・スタンプ、マイケル・アジャオ ほか

【スタッフ】
監督:エドガー・ライト
脚本:エドガー・ライト クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
製作:ティム・ヴィーヴァン、ニラ・パーク
2021年/イギリス/カラー/デジタル/英語/原題:LAST NIGHT IN SOHO/R-15
配給:パルコ ユニバーサル映画
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公式サイト:LNIS.JP
Twitter:@LNIS_JP #ラストナイトインソーホー

12月10日(金)TOHO シネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開