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エドガーライト監督の新作ホラー映画『Last Night in Soho』(原題)の予告編解禁!

全映画ファンお待ちかね、エドガー・ライトの新作『Last Night in Soho』の予告編が公開された。公式サイトでは本作はサイコロジカル・スリラーと説明されているが、予告編を見る限り、これまでの彼の作品のようなコミカルなテイストは鳴りを潜めており、本格的に観客を怖がらせるための映画になっているようだ。

キャストは『クイーンズ・ギャンビット』のアニャ・テイラー=ジョイ、『ジョジョ・ラビット』のトーマシン・マッケンジー、『ドクター・フー』のマット・スミス、ボンドガールとしても知られ去年惜しくもこの世を去ったダイアナ・リグなど。

予告編は、現代のロンドンでファッションデザインに情熱を注いでいるエロイーズ(トーマシン)の視点で始まる。ある日眠りにつくと、夢の中で1960年代のロンドンをさまようことになる。劇場でショーン・コネリーの『007 サンダーボール作戦』が上映中なので、1965年か1966年の設定だろう。カフェに入り鏡を覗くと、そこにはエロイーズではなくなぜかゴ-ジャスな歌手のサンディ(アニャ)の姿が映っている。奇妙な夢を見る度に、現実世界で地味だったエロイーズはサンディのように美しくなっていくが、対照的に夢の内容はおどろおどろしいものに変わっていく。エロイーズの「幽霊を信じる?」というナレーションの後に、壁から出てきた何者かの手に襲われる非現実的なシーンが予告編のクライマックスになっており、一体何が真実なのか気にならずにはいられない。全編を通してイギリス人歌手ペトゥラ・クラークの『Downtown(邦題『恋のダウンタウン』)』がフィーチャーされており、本当は街に繰り出したくなる陽気な楽曲のはずが、魔の都ロンドンが手ぐすねを引いて待っているような不気味な印象に一変している。

本作はPARCO配給で年内の劇場公開が決定している。海外ではすでに新型コロナウイルスの影響で二度公開延期になった作品なので、これ以上延期にならないことを祈るばかりだ。無事劇場公開された際は、何が真実なのか、ぜひあなた自身の目で確かめよう。