MCUで盛り上がろう!マーベル・シネマティック・ユニバース公開・配信情報まとめ①
2020年はMCU作品が1本も公開されない年になってしまい、多くの映画ファンは残念な思いをしたことだろう。MCUに限らず、多くの大作映画が公開延期になってしまった。そんな暗い気持ちを少しでも晴れやかにするようなニュースと言えば、その分2021年は多くの大作映画が公開されるという事実だろうか。そこでこの記事では2021年に公開・配信されるMCU作品を一挙にご紹介!これを一つ、大きな楽しみにして信念をウキウキ気分で過ごして頂きたい。
フェーズ4
★『ワンダヴィジョン』(2021年1月15日配信予定)
MCUはフェーズ4と呼ばれる段階に入る。『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』までのいわゆる「インフィニティ・サーガ」がフェーズ1~3になるのだが、ここから物語は新しい展開を迎える。そんなフェーズ4の開幕を告げるのはDisney+のドラマ『ワンダヴィジョン』だ。MCUシリーズ初のドラマ作品である。
物語の舞台は『エンドゲーム』のあとだが、観た感じは1960年代、アメリカのホームドラマのような場所で物語が繰り広げられる。幸せに暮らすワンダとヴィジョン。一見するとホームコメディのようだが、そこには大きな秘密が隠されている。そもそも『インフィニティ・ウォー』で死んだはずのヴィジョンがなぜ登場しているのか。非常に気になるところだ。
ワンダとヴィジョン以外にも『マイティ・ソー』シリーズのダーシーや『アントマン&ワスプ』のジミー・ウー、『キャプテン・マーベル』のモニカ・ランボーなど、MCU作品にゆかりのあるキャラクターも登場する。インフィニティ・ストーンの一つ、マインド・ストーンが大きなカギを握るようだ。
1話ごとに異なる時代設定になる大胆な物語が用意されているとのこと。2021年に再始動するMCUのオープニングを飾るに相応しいスケール感が期待できそうだ。
★『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(2021年3月19日配信予定)
こちらもDisney+配信のドラマ。共にキャプテン・アメリカの友人であるファルコンとウィンター・ソルジャーの戦いが描かれる。物語の舞台は『ワンダヴィジョン』と同じく『エンドゲーム』のその後を描いている。
『ウィンター・ソルジャー』、『シビル・ウォー』に登場したシャロン・カーターも本作で再登場を果たす。また、ダニエル・ブリュールも同じく再登場する予定だが、本作ではバロン・ジモとして登場。彼が『シビル・ウォー』で演じたヘルムート・ジモは原作では初代バロン・ジモの息子となっているが、その辺も気になるところだ。
もはや映画と言われても全く不思議ではないぐらいの圧倒的大迫力映像が目白押しとなっている本作。ファルコンとウィンター・ソルジャーと言えば『シビル・ウォー』の時から相性抜群(?)のバディとなっているので、非常に楽しみになところだ。
★『ブラック・ウィドウ』(2021年5月7日公開予定)
フェーズ4映画作品の第1弾は『ブラック・ウィドウ』である。『シビル・ウォー』直後の世界を舞台に、ブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフが自身の過去と向き合い、そして戦う姿が描かれる。アベンジャーズの初期メンバーである彼女が遂に単独主演作品となって登場するのだ。
ちなみに本作には「ブラック・ウィドウ」という名を持つ人間が3人登場する。スカーレット・ヨハンソン演じるナターシャ・ロマノフの他にフローレンス・ピュー演じるエレーナ・ベロワ、レイチェル・ワイズ演じるメリーナ・ヴォストコフがこの名を持っている。特にフローレンス・ピュー演じるエレーナ・ベロワは、今後の作品で「ブラック・ウィドウ」として登場していくのではないかと噂されている。事実原作でも彼女が2人目の「ブラック・ウィドウ」だ。
予告編で特に目を引くのが「タスクマスター」と呼ばれるヴィランだ。キャプテン・アメリカのような盾、ホークアイのような弓、ブラックパンサーのような爪を持つこのヴィランが何者なのか、非常に気になるところだ。
★『ロキ』(2021年5月配信予定)
『インフィニティ・ウォー』で殺されてしまったロキだが、『エンドゲーム』のタイム泥棒の混乱の中でスペース・ストーンの力を使い、逃げ出したロキのその後が描かれている本作。
謎の組織「TVA」に捉われたロキの新たな戦いが描かれる本作だが、予告編では兄の名はもちろん、アズガルドの門番であるヘイムダイルの名を呼ぶ場面があったりと、どんな物語になっているのか非常に気になるところ。
トム・ヒドルストンがもちろんロキを演じるほか、ググ・バサ=ロー、オーウェン・ウィルソンが出演。物語の詳細がまだ明かされていないが、ロキが主人公だけに波乱と驚きに満ちた物語になっているのは間違いないだろう。
★『シャン・チー・アンド・レジェンド・オブ・テンリングス』(2021年7月9日公開予定)
マスター・オブ・カンフーと呼ばれるヒーロー、シャン・チーの戦いを描いた映画作品が登場する。MCU映画では初の、アジア人ヒーローが主演の映画となる本作タイトルにもあるように『アイアンマン』からその存在が示唆されていたテロ組織「テン・リングス」が登場する。
シャン・チーを演じるのはシム・リウ。他にもオークワフィナ、トニー・レオン、ミシェル・ヨーと言った世界で活躍するアジア系俳優陣が勢ぞろいする。物語の詳細はまだ明かされていないが、アジア系のヒーローである点、これまで謎に包まれていた「テン・リングス」が本格的に登場するという点でも非常に楽しみにな作品だ。
★『ホワット・イフ…?』(2021年夏配信予定)
MCUシリーズ初のアニメ作品が夏に配信される予定だ。「もしあの時、ヒーローが別の選択をしていたら?」をテーマに、映画などでは描かれなかった「もしも」の世界が描かれる。ちなみに各キャラクターの声優は劇場版に準じた俳優陣が演じている。
ペギー・カーターがスーパーソルジャーになっていたり、映画では描かれなかった世界が多く描かれる本作では「ウォッチャー」という謎のガイドが登場する。またカギを握るのはドクター・ストレンジのようでもあるようだ。
ちなみにチャドウィック・ボウズマンの最後の出演作品にもなっている。
★『エターナルズ』(2021年11月5日公開予定)
『エンドゲーム』後の地球を舞台に、古代より地球で暮らしてきた異星人「エターナルズ」が人類最古の宿敵「ディヴィアンツ」と戦う物語が描かれる本作。監督は『ノマドランド』でアカデミー賞有力と言われるクロエ・ジャオだ。シリーズ初のアジア系女性監督による作品となっている。
アンジェリーナ・ジョリー、サルマ・ハエック、マ・ドンソクと言った豪華で国際色の強い俳優陣が、同じく様々なバックボーンを持つエターナルズを演じることでも話題になっている。数万年にわたる壮大な叙事詩とも言われる本作だが、一体どのような物語になっているのか楽しみなところだ。
ちなみに原作ではサノスの父であるアラースはエターナルズの一人。つまりサノスはエターナルズの末裔にあたる。こういった繋がりも描かれるのか、非常に気になるところだ。
★『ホークアイ』(2021年秋配信予定)
ブラック・ウィドウ同様にアベンジャーズ初期メンバーでありながら単独主演作品が無かった「ホークアイ」だが、この度彼を主演にしたドラマ作品がDisney+で配信される。主演はもちろんジェレミー・レナーだ。
本作は「スーパーパワーを持たない人間がいかにしてスーパーヒーローになったか」を伝える物語として描かれるもので、原作では「ホークアイ」の名を継承するケイト・ビショップが登場し、彼女をヘンリー・スタインフェルドが演じる。ちなみに本作では『エンドゲーム』で観られた闇の側面「ローニン」を掘り下げる一面もあるとのことだ。
なお『ブラック・ウィドウ』で登場するエレーナ・ベロワが本作にゲスト出演する。
★『ミズ・マーベル』(2021年後半配信予定)
パキスタン系アメリカ人のティーンエイジャー女性のヒーロー「ミズ・マーベル」のドラマシリーズも2021年配信予定だ。主人公であるカマラ・カーン=ミズ・マーベルをイマン・ヴェラーニが演じる。
物語の大部分が分かっていない状況だが、ヒーローとなったことで友人や家族との関係を見直す物語で誰しもが共感できる物語になっているとのこと。多様性が叫ばれる昨今の世相にピッタリと来る作品かもしれない。
★『スパイダーマン3』(2021年12月17日公開予定)
恐らく多くの人が物語の詳細を待っているのはこの『スパイダーマン3』ではないだろうか。トム・ホランドが引き続き主演を務める本作は、前作『ファー・フロム・ホーム』でJ・K・シモンズ演じる編集長が登場したことで大いに沸いたが、本作ではさらにマルチバース化が進むようだ。
既に発表されている面では『アメイジング・スパイダーマン2』のエレクトロ(演:ジェイミー・フォックス)と『スパイダーマン2』のドクター・オクトパス(演:アルフレッド・モリーナ)の再登場が決定している。さらに過去シリーズで主人公ピーター・パーカーを演じたトビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールドの出演も報道されるなど、まさにリアル「スパイダーバース」が実現しそうだ。
というのも本作にはドクター・ストレンジが登場するのだ。彼が次元の扉を開ける、物語の鍵を握っているに違いない。
2021年はMCUの物語が大きく動く作品が盛りだくさんと、非常に楽しみにな1年になりそうな予感。年間を通してこれだけの作品が投入されるというのは中々珍しいかもしれないが、ファンにとっては嬉しい限り。2020年の鬱憤を晴らすかのような、怒涛の展開を期待したい。
次回は配信時期が決まっていない作品、そして2022年以降に公開が予定されている作品を取り上げたい。
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