【海外エンタメニュース】第77回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門作品が発表!黒沢清監督作品がコンペ入り!
9月2日より開催を予定している第77回ヴェネツィア国際映画祭だが、そのコンペティション部門出品作品が発表された。今回コンペティション部門に入った作品は18本だ。今回の審査員長は女優のケイト・ブランシェットが務める。
近年のヴェネツィア国際映画祭は金獅子賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』、『ROMA/ローマ』、『ジョーカー』がアカデミー賞でも多数賞を受賞するなど、アカデミー賞を占う重要な映画祭として、注目が特に高まっている。
そんなヴェネツィア国際映画祭だが、日本映画も1本コンペ部門入りを果たした。黒沢清監督最新作『スパイの妻』が見事にコンペティション部門出品が決定。蒼井優と高橋一生が出演する同作は太平洋戦争前夜の兵庫・神戸を舞台にした本作は、連合国のスパイと疑われる貿易商とその妻の姿を描く物語だ。黒沢清監督は過去にヴェネツィア国際映画祭には『叫』『贖罪』が選出されているが、いずれもコンペ部門ではなかった。
他の注目作はMCU作品『The Eternals』の監督に抜擢されたクロエ・ジャオの新作『Nomadland』で、フランシス・マクドーマンド、デヴィッド・ストラザーンという実力派俳優が共演する。他にも金獅子賞を受賞した『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』を監督したジャンフランコ・ロッシの新作もコンペ入りした。
第77回ヴェネツィア国際映画祭は9月2日~9月12日の期間で開催される。
コンペティション部門出品作品リスト(英題表記)
・『And Tomrrow the Entire World』(ドイツ・フランス)
監督:Julia von Heinz
・『Dear Comrades』(ロシア)
監督:アンドレイ・コンチャロフスキー
・『The Disciple』(インド)
監督:Chaitanya Tamhane
・『In Between Dying』(アゼルバイジャン・アメリカ)
監督:Hilal Baydarov
・『Laila in Haifa』(イスラエル・フランス)
監督:アモス・ギタイ
・『Lovers』(フランス)
監督:ニコール・ガルシア
・『Miss Marx』(イタリア・ベルギー)
監督:Susanna Nicchiarelli
・『Never Gonna Snow Again』(ポーランド・ドイツ)
監督:Malgorzata Szumowska、Michal Englert
・『Nocturnal』(イタリア)
監督:ジャングランコ・ロッシ
・『Nomadland』(アメリカ)
監督:クロエ・ジャオ
・『Nuevo Ordem』(メキシコ・フランス)
監督:ミシェル・フランコ
・『Padrenostro』(イタリア)
監督:Claudio Noce
・『Pieces of a Woman』(カナダ・ハンガリー)
監督:Kornel Mundruczo
・『Quo Vadis, Aida?』(ボスニアヘルツェゴヴィア・ルーマニア・オーストリア・オランダ・フランス・ポーランド・ドイツ)
監督:ヤスミラ・ジュバニッチ
・『Le sorelle Macaluso』(イタリア)
監督:Emma Dante
・『スパイの妻』(日本)
監督:黒沢清
・『Sun Children』(イラン)
監督:マジッド・マジディ
・『The World to Coma』(アメリカ)
監督:Mona Fastvold
記事元:https://deadline.com/2020/07/venice-film-festival-2020-lineup-full-list-1202996720/
映画祭公式HP:https://www.labiennale.org/en/cinema/2020