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【海外エンタメニュース】カンヌ国際映画祭、開催断念もラインナップ発表

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当初は延期にとどめていたものの、今年の開催は断念されたカンヌ国際映画祭。今年はパルム・ドールもなし、レッドカーペットもなしという映画ファンにとっては残念な事態にはなってしまったが、現地時間6月3日、カンヌ国際映画祭は「カンヌレーベル」としてラインナップを発表した。

この「カンヌレーベル」は今年のカンヌ国際映画祭が開催されない代わりに、「この映画はカンヌ国際映画祭のラインナップに選ばれた」ということを示すもので、今年に関してはコンペティション部門というような分け方ではなく、オフィシャルセレクションとして56本の映画が選ばれた。内訳は「常連」14本、「若手」14本、「初監督作品」15本、「コメディ」5本、「ドキュメンタリー」3本、「アニメーション」4本、「オムニバス」1本。

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「常連」のセクションにはウェス・アンダーソン監督の新作『The French Dispach』が入ったほか、日本からは河瀬直美監督の『朝が来る』、深田晃司監督の『本気のしるし 劇場版』が選ばれた。また「アニメーション」のセクションにはスタジオジブリ初の3DCG作品『アーヤと魔女』が選ばれた。

今後、この「カンヌレーベル」に選ばれた作品が他の映画祭にも出品されるのかどうかは分かっていない。

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カンヌ国際映画祭はここ2年は是枝裕和監督の『万引き家族』やポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』といった東アジアの映画がパルム・ドールを受賞。『パラサイト 半地下の家族』はアカデミー賞作品賞を受賞し、アカデミー賞を占う意味でも非常に注目度の高い映画祭だった。

記事元:https://www.indiewire.com/2020/06/cannes-2020-lineup-analysis-wes-anderson-francois-ozon-1202235204/