『Michael/マイケル』公開初日最速アフタートークイベント開催!“日本のマイコー”マイケル富岡も絶賛「マイケルが降りていると思って鳥肌が立った」
“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンの軌跡を描く映画『Michael/マイケル』が、6月12日(金)より全国公開を迎えた。公開初日となるこの日、東京・キノシネマ新宿で「祝公開! We Love『Michael/マイケル』最速アフタートークイベント」が開催され、マイケル富岡、アヤノダガネ、高橋芳朗が登壇。MCは共感シアターの稲生Dとにわみきほが務めた。
本作は、ジャクソン5の一員として才能を見出された幼少期から、ソロアーティストとして世界最高のエンターテイナーへと駆け上がっていくまでのマイケル・ジャクソンの軌跡を描く伝記映画。『ボヘミアン・ラプソディ』の製作を務めたグレアム・キング、『トレーニング デイ』『イコライザー』シリーズのアントワーン・フークア監督、主演にマイケルの実の甥であるジャファー・ジャクソンを迎え、全27曲におよぶマイケルの名曲とともに、その栄光と葛藤をスクリーンに映し出す。
この日のイベントは、上映を終えたばかりの観客と、YouTube生配信の視聴者が一緒に作品の興奮を分かち合う“最速アフタートーク”として実施された。だが、会場に集まったのは、ただ映画を観に来た観客だけではない。グローブ、ハット、赤いジャケット、ゴールドの衣装、白いコーディネート。客席には、それぞれの形でマイケルへの愛を身にまとったファンの姿があった。スクリーンの中でジャファー・ジャクソンがマイケルを蘇らせる一方で、客席にもまた、一人ひとりの中に生き続けるマイケルがいた。
最初に登壇したのは、1980年代にMTVナビゲーターとしてマイケル・ジャクソンのミュージックビデオを紹介してきたマイケル富岡。「日本のマイコーです!」と声を弾ませ、「1980年代にMTVでマイケル・ジャクソンのMVを紹介してまいりました。それ以来なので30、40年以上のマイケルLOVEで御座います」と挨拶すると、会場から大きな拍手が起こった。続いて、ジャパンプレミアでの来日ゲストとの交流でも話題となったインフルエンサーのアヤノダガネは、「この映画を通してさらにマイケルさんのことが大好きになった」とコメント。本作の字幕監修も務めた音楽ジャーナリストの高橋芳朗は、「3人の中で僕が一番地味なファッションかもしれませんが“ブラック&ホワイト”という事で宜しくお願いいたします!」と、マイケルにちなんだ装いで登壇した。
トークは、映画の中で描かれる名曲の再現シーンへ。最初に話題となったのは「今夜はビート・イット」だった。主演のジャファー・ジャクソンについて、マイケル富岡は「ジャファーの第一声を聴いた時にマイケルが降りていると思って鳥肌が立った」と大絶賛。ビジュアルやダンスだけでなく、声を聞いた瞬間に引き込まれたことを明かした。一方、高橋が注目したのは、完成されたMVをただ再現するのではなく、その名場面が作られていく過程が描かれていたことだ。「今夜はビート・イット」のMVシーンについて、高橋は「マイケルが『何かが足りない』と言ってスタッフにジャケットを持って来させて、それを着て踊り始める。マイケルが自分でディレクションしているという事実がちゃんと描かれているのは感動もの」と評価した。観客がよく知る赤いジャケットの姿は、最初からそこにあるものではなく、マイケル自身の判断とこだわりによって生まれていく。映画はその“完成前”の瞬間も描いている。
さらに高橋は、マイケルがMTVの歴史を変えた存在であることにも言及。「MTVの開局は1981年で、『スリラー』のリリースは1982年。当時のMTVは基本的に黒人アーティストのMVは流していなかった。それをマイケルがCBSに直接掛け合って社長がその熱に打たれて『スリラー』が放送された」と解説した。マイケル富岡も、当時ナビゲーターとしてマイケルの情報は数多く届いていたものの、そのような背景までは自身のもとに下りてこなかったと振り返り、「だから映画を観て衝撃を受けました」と語った。マイケル富岡は、ジョン・ランディス監督による「スリラー」MVのフルバージョンが13分42秒におよぶことに触れながら、当時のテレビ番組でそれを流すことの難しさを回想。「番組としては14分なんて到底流せない。でも視聴者からは『いつ放送するんだ!?』という声が上がる。それでフルバージョンを放送する事になりましたが、その時も凄い反響でした」と語った。いまでは“伝説のMV”として語られる映像が、当時どれほど大きな事件だったのか。その空気を知る人の言葉だからこそ、会場にも実感をもって響いていた。アヤノダガネは「マイケルさんのクリエイティブさや、こだわりに凄く感動して、私もクリエイターとして沢山の人を動かしながらも、こだわっていかなきゃいけないんだと思わされた」としみじみ。
続いて話題は、モータウン25周年ライブでの「ビリー・ジーン」へ。ムーンウォークが世界に衝撃を与えた伝説的なパフォーマンスだが、高橋は「ムーンウォークして回転してつま先で立つところは、実際は失敗している。でも映画ではマイケルの理想とする形になっていて、そこは観ていて嬉しかった」と、細部にまで踏み込んで解説した。マイケル富岡は、当時そのムーンウォークを見たくてMTVで「ビリー・ジーン」のMVを観ようとした人が多かったことにも触れた。しかし、実際のMVにはムーンウォークは入っていない。「ムーンウォーク目的で加入した人が『なぜ入っていないの!?』とMTVにクレームを入れる。それがニュースになって結果的に『ビリー・ジーン』が話題になっていった」と、人気がさらに過熱していった当時の状況を振り返った。
後半には、マイケル・コーデに身を包んだ観客によるファッションチェックも実施された。グラミー賞受賞時を思わせる白いコーディネート、「スリラー」の全身レッドコーデ、「ヒストリー・ワールド・ツアー」を彷彿とさせる全身ゴールデンコーデなど、登壇したファンたちはそれぞれの衣装に込めた思いを語った。
中でも印象的だったのは、“ランニングマイケル”として活動している男性のエピソードだ。東日本大震災の後、もしマイケルが生きていたら日本のために何かしてくれたのではないかと考え、自らマイケルの姿で走り、チャリティ活動を続けてきたという。映画の中で描かれるマイケルのパフォーマンスに胸を熱くするだけではなく、その精神を自分の行動に移しているファンがいる。そこに、このイベントのもう一つの核があった。その姿を受け、高橋は「ビジュアルはあの『ビート・イット』なんですけど、心にこう『ウィ・アー・ザ・ワールド』が入ってるところに感動しました」とコメント。マイケル富岡も、会場のファンの熱量を前に「マイケルがこの世にいない事がいまだに信じられない。いまだにマイケルのエネルギーを感じるって…凄い」と語った。マイケル・ジャクソンのレガシーは、記録や映像の中だけではなく、ファン一人ひとりの記憶や行動の中にも息づいている。
終盤には、「もしマイケルが今も生きていたら、どんなパフォーマーになっていたのか」という話題も上がった。高橋は「より成熟した年齢に合った表現に向かっていたと思う。ダンスパフォーマンスもさることながら、より深みのあるバラードも歌っていたのではないか」と想像を巡らせた。いないはずの人の未来を、誰もが自然に思い描いてしまう。それだけマイケル・ジャクソンという存在が、今も現在進行形で語られているということでもある。
最後に登壇者たちは、映画を通してマイケルの魅力が新たな世代へ届いていくことへの期待を語った。高橋は「僕がこの映画の登場に期待しているのは、若い世代にマイケルのレガシーが正確に伝わること。彼を取りまく誤解が少しでも解消されること。彼の生前にあったゴシップやスキャンダルを塗り替えるようなポテンシャルがこの映画にはある。ここから始まる新しいマイケルの歴史があるはずなので、ファンの皆でマイケル・ジャクソンを盛り上げていけたら嬉しい」と期待を寄せた。アヤノダガネは「リアルタイムでマイケルさんを知らない世代だからこそ、この映画を観てマイケルさんの人間性などに新しい気づきもあった。若い世代の方々にも是非とも観て欲しい」とコメント。マイケル富岡も「この映画を作ってくれたことに感謝しかありません。ファンだと映画を観る前の期待値は高いけれど、それを裏切ることは全くございません。一度ならず二度三度と観て欲しいです。劇場のでっかいスクリーンで、爆音で、IMAXで体感してください!」と呼びかけた。
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『Michael/マイケル』大ヒット上映中!
<あらすじ>
圧倒的な歌唱力と革新的なダンスパフォーマンスで、アーティストの枠を超え、全世界的なアイコンとなった“キング・オブ・ポップ”=マイケル・ジャクソン。野心家の父のもと厳しいレッスンを経て、兄弟グループ、ジャクソン5で幼少の頃から大成功を収めた彼は、やがて青年となり、ソロアーティストとして歴史的名曲の数々を生み出し、全世界の寵児となっていく。しかし、その栄光の裏には、早熟の天才ゆえの孤独感、強権的な父親の呪縛、家族への愛と自分の中に溢れるビジョンとの間で葛藤する一人の人間の姿があった―。
出演:ジャファー・ジャクソン、ジュリアーノ・クルー・ヴァルディ、コールマン・ドミンゴ、ニア・ロング、ケンドリック・サンプソン、マイルズ・テラー、ローラ・ハリアー他
監督:アントワーン・フークア(『イコライザー』シリーズ、『トレーニング デイ』)
脚本:ジョン・ローガン(『アビエイター』『グラディエーター』)
製作:グレアム・キング(『ボヘミアン・ラプソディ』)、ジョン・ブランカ、ジョン・マクレイン(マイケル・ジャクソン財団)
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ
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