藤井道人プロデュース×秋葉恋監督長編デビュー作『東京逃避行』完成披露舞台挨拶レポート 寺本莉緒、池田朱那、綱啓永ら登壇
BABEL LABEL制作、秋葉恋監督の長編デビュー作『東京逃避行』の完成披露舞台挨拶が3月5日、東京・テアトル新宿で開催され、寺本莉緒、池田朱那、綱啓永、高橋侃、さとうほなみ、そして秋葉恋監督が登壇した。
本作は、『正体』(2024)で第48回日本アカデミー賞最優秀監督賞を含む3冠を獲得した藤井道人がプロデュースを務める作品。監督は2001年生まれの新鋭・秋葉恋で、7歳から映画制作を始め、「残されたもの、残せるもの、」で高校生映画甲子園の最優秀監督賞を受賞した経歴を持つ。第2回東京インディペンデント映画祭でグランプリを受賞した企画をもとに長編映画化された。物語の舞台は、東京都の条例によって“トー横”が封鎖された後の新宿・歌舞伎町。家庭や学校に居場所を失った若者たちの想いと運命が交錯する、たった一夜の逃亡サスペンスが描かれる。脚本は、監督自身が新宿・歌舞伎町で過ごした経験をもとに書き上げた完全オリジナルとなっている。
満員の観客を前に、憧れと逃避心を抱えて歌舞伎町に来た高校生・飛鳥役の寺本莉緒は「皆さんにどのように伝わるのか不安も大きいですが、ちゃんと伝わっていたら嬉しいです」と挨拶。ネット小説『東京逃避行』の作者・日和を演じた池田朱那も「チケットが即完したと聞きました。私たちが大切に作り上げた本作を、ここまで期待して待っていただけたのだと思うと嬉しいです」と笑顔を見せた。
役柄との共通点について寺本は「私は歌舞伎町に行ったことがないので、そこは似ていると思います。飛鳥は芯があってブレない女の子で、その部分も似ています。もし私が高校生だったら飛鳥のようになっていたのではないか、という思いを投影しながら撮影しました」とコメント。池田は「莉緒ちゃんは飛鳥そのもので、撮影中もずっと笑顔でいてくれました。それに私は救われました」と振り返った。撮影では、深夜の歌舞伎町を制服姿で全力疾走するシーンもあり、池田は「一般の人に動画を撮られて拡散されなくて良かった」と笑いながら語った。
長編映画監督デビューとなる秋葉監督は「撮影から公開までの1年後に、観客の皆さんにどのように届けられるのかを考えながら制作しました。藤井さんとは時代の変化や未来について話し合いながら脚本を作りました。トー横広場は今では封鎖されて変わりましたが、歌舞伎町に集う人々の寄り添い方は変わらない。本作ではそこを逃さず伝えたいと思いました」と作品への思いを語った。
トー横に流れ着いた若者たちの拠り所となるエド役の綱啓永は「秋葉さんは最高の監督で大好き。年齢は僕よりも下ですが、中身は僕よりも多くのものを抱えている気がします。そんな監督がこの映画を撮ることに意味があると思いました」とコメント。メリオ役の高橋侃は「僕自身、闇の中にいた時期がありました。でも藤井さんや恋と出会って、この映画が僕の居場所をくれたと感じています。こうして皆さんにお披露目できることが感慨深いです」と語った。
児童相談所で働くレイカ役のさとうほなみは「秋葉監督は心を大切にしてくれる監督。段取りやテストを飛ばして、いきなり本番で撮影することもありましたが、こちらの感情を大事にしてくれる現場でした」と撮影を振り返った。
イベントでは、“予測不能な一夜”にちなみ、BOXから引いたお題で即興トークを行うコーナーも実施。「綱が逃避行するならやりたいこと」というお題に綱は「ハワイに行きたい!インタビューでもずっと旅行に行きたいと言っているのですが、まだ行けていない。海外に行きたいです」と語り会場を沸かせた。
「高橋が仕事で悩んだ時に食べたいもの」という質問に高橋は「和食。生姜焼きですね。ホッとするご飯がいい」と回答。さらに「20歳の自分に伝えたいこと」を聞かれたさとうは「舞台でこんなことを言わされるよ、気を付けな!と言いたい」と笑わせつつ、「夢があったので、バイトばかりしていました。そのまま頑張っていれば大丈夫」と過去の自分を肯定し、若者へのエールも送った。
最後に秋葉監督は「これだけ恵まれた長編デビュー作は他にないと思います。撮影当時23歳だった私たちが、大人にも子どもにもなりきれない気持ちを抱えながら駆け抜けて撮った映画です。最後まで楽しんでください」と挨拶。池田は「皆で愛情を込めて作った映画なので、最後まで愛情を持って観ていただけたら」と呼びかけ、寺本も「仲の良いメンバーで完成させた映画です。誰かの心に寄り添う作品になれば嬉しいです」と締めくくった。
『東京逃避行』
2026年3月20日(金)全国公開
家や学校に居場所がない女子高生・飛鳥は、”トー横”で暮らす少女が綴った自伝的ネット小説『東京逃避行』に憧れ、新宿・歌舞伎町へ。偶然、作者の日和と出会いすぐに意気投合。トー横に流れ着いた人々を保護し、面倒を見るエドやメリオを紹介され、”集まり”に参加するも、そこで目にしたのは、衝撃的な現実だった…。飛鳥は「一緒に逃げよ」と手を取り、日和と走り出す。しかし、半グレ組織から怒りを買い、街中から追われる2人。一方、閉鎖の危機に瀕していた保護団体という「居場所」を守ろうと戦うエドと、危うい選択を重ねて2人を追うメリオ。やがて警察をも巻き込み、一夜にして事態は急展開を迎える。4人の想いと運命が交錯し、夜明けに出すそれぞれの答えとはー?闇を切り裂くように、命懸けの逃避行が始まった――!
出演:寺本莉緒、池田朱那、綱啓永、高橋侃、松浦祐也、深水元基、さとうほなみ
監督・脚本:秋葉恋
主題歌:町田ちま『ネオンと残像』(Altonic Records)
エグゼクティブプロデューサー:藤井道人
音楽:堤 裕介
製作幹事:サイバーエージェント
配給:ライツキューブ
制作プロダクション:BABEL LABEL
©2025 映画「東京逃避行」製作委員会
公式サイト:https://tokyotohiko.babel-pro.com/
オフィシャルX:@tokyotohiko2026
オフィシャルInstagram:@tokyotohiko2026 #東京逃避行
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