S.S.ラージャマウリ監督最新作『VARANASI(原題)』2027年日本公開決定!ハイデラバードで世界最大級の製作発表イベント開催&ファーストルック解禁!
『バーフバリ』シリーズや、『RRR』で世界的な熱狂を巻き起こしたS.S.ラージャマウリ監督の最新作『VARANASI(原題)』が、2027年に日本公開されることが発表された。タイトルとともに、キャラクタービジュアルとなるファーストルック、さらにプロモーションムービーも解禁されている。
2022年に日本公開された『RRR』は、日本で公開されたインド映画として過去最高となる興行収入25億円を突破し、全米興行ランキングでも初登場3位を記録。第95回アカデミー賞歌曲賞の受賞をはじめ世界各国の映画賞を席巻した。熱狂的なファンによる応援上映が各地で行われ、「追いRRR」という言葉が生まれるなど、これまでインド映画に触れてこなかった層をも巻き込んだ社会現象となった。
そのラージャマウリ監督の全世界待望の新作となる本作は、これまで『GLOBETROTTER』という名称でプロモーションが展開されてきたが、インド・ハイデラバードにある世界最大の映画スタジオ、ラモジ・フィルム・シティで行われた製作発表イベントにて正式タイトル『VARANASI(原題)』が解禁。同時に、日本での公開決定も発表された。
11月15日に実施された製作発表イベントには、世界各国のメディアに加え、約50,000人もの観衆が集結。会場に設置されたスクリーンは幅51メートル×高さ30メートルという規模で、日本最大級のIMAX®シアターとして知られるグランドシネマサンシャイン池袋のスクリーン(幅約25.8m×高さ約18.9m)の約2倍にあたる。渋谷109ビルが横に収まるほどの幅、高さはビル10階建てに相当し、ステージ上の一挙手一投足に地鳴りのような歓声が沸き起こる異様な熱気に包まれた。
ステージには、ラージャマウリ監督に加え、本作に出演するインドを代表するスターたちが登場した。主人公・ルドラを演じるのは、インドの国民的スーパースターであるマヘーシュ・バーブ。ヒロイン・マンダキニ役には、『マトリックス レザレクションズ』などでハリウッドでも活躍するプリヤンカー・チョープラー・ジョナス。そして、ヴィランのクンバを『SALAAR/サラール』で日本のインド映画ファンにもおなじみのプリトヴィラージ・スクマーランが務める。
イベントでは、各キャラクターのイメージムービーに合わせてド派手なパフォーマンスが展開され、キャストが次々と登壇。これまで世界中の観客を楽しませてきたラージャマウリ監督ならではの“見せる”演出で、会場のボルテージを一気に引き上げた。
クンバ役のプリトヴィラージ・スクマーランは「数年前にラージャマウリ監督から『次回作のヴィランを演じないか? 会心の出来と言っていい』というメッセージをもらった。脚本を読んで5分で心を奪われた。監督のスケールとビジョン、野心は、インドを代表する映画監督が未踏の世界に挑む姿そのものだ。最初に受けた衝撃がどんなものだったかは、映画を観れば分かる」と語り、この企画に参加する喜びと手応えを明かした。
マンダキニ役のプリヤンカー・チョープラー・ジョナスは「愛するインド映画に再び参加できてうれしい。ラージャマウリ監督には感謝しています。あなたは先見の明を持ち、“誰もできなかった方法”でインド映画を世界に導いた。私をマンダキニ役に選んでくださってありがとうございます」とコメントし、監督への信頼を示した。
ラージャマウリ監督は、新作について「新しい映画の制作に入る時は、どんな映画になるのか語るのが自分の慣例だが、本作に関しては“言葉より映像”で物語らなければならない」と述べ、今回プロモーションムービーを制作した理由を語った。また、「マヘーシュの父であり偉大な映画監督であるクリシュナは、テルグ語映画の技術を刷新した。その息子が主演を務める作品で、私も新たな技術を導入できることを誇らしく思う」とコメント。本作が全編IMAX®カメラで撮影されていることも明かした。
イベントのクライマックスでは、世界初披露となるプロモーションムービーの上映後、ステージ中央から続く花道に主演のマヘーシュ・バーブが“牛”に乗って登場するサプライズ演出も。続いて、夜空を埋め尽くすような花火が打ち上げられ、本作の製作発表を祝福した。マヘーシュ・バーブは「まるで夢のような映画です。一生に一度関われるかどうかの企画だと思う。だからこそ必要な努力は惜しまない。皆の期待に応えたいし、何より監督の期待に応えたい。『Varanasi』の公開はインド全土の誇りになるはずだ。今日のイベントでタイトルが発表され、映像が公開された。この先に続く世界は、皆さんの想像を間違いなく超えていきます」と語り、5万人の観衆から大きな歓声を浴びた。
あわせて解禁されたファーストルックでは、ヒンドゥー教で「神の使い」として神聖視される牛に跨る勇猛果敢なルドラの姿をはじめ、主要キャラクター3名のビジュアルが公開された。どのような物語が展開するのか、観る者の想像をかき立てる仕上がりとなっている。
プロモーションムービーには、紀元前から語り継がれてきたインドの神々を想起させる壮大なイメージが次々と登場し、本作が文字通り“世界規模”のスケールで構想されていることを予感させる。詳細なストーリーはいまだベールに包まれているものの、ラージャマウリ監督が再び映画の枠組みを押し広げる一作になりそうだ。
『VARANASI(原題)』
2027年、日本公開予定
監督:S.S.ラージャマウリ
出演:マヘーシュ・バーブ(ルドラ)、プリヤンカー・チョープラー・ジョナス(マンダキニ)、プリトヴィラージ・スクマーラン(クンバ)
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